3–7 オブジェクトの選択とテキストの選択

本製品の操作では、編集している対象に応じて、次の二つの選択モードの切り替えが必要です。

これら二つの選択モードは、リボン「ホーム」タブの「モード」グループにある「選択」コマンドと「テキスト選択」コマンドにより切り替えます。

選択モードの切り替え

図3・20 選択モードの切り替え

上の図は「選択」(オブジェクト選択)モード状態、下の図は「テキスト選択」モード状態です。

3–7–1 オブジェクト選択モード

リボン「ホーム」タブの「モード」グループにある「選択」をクリックすると、オブジェクト選択モードになります。オブジェクト選択モードではメインビューに表示されているオブジェクトを選択できます。また、テキストボックスの中のテキストの選択も、オブジェクト選択モードで行います。オブジェクト選択モードでの操作の詳細は3–8–2 オブジェクトの選択を参照してください。

オブジェクト選択モードでは、用紙PDF上の領域や用紙PDFのテキストの選択はできません。

3–7–2 テキスト選択モード

「ホーム」タブの「モード」グループにある「テキスト選択」をクリックすると、テキスト選択モードになります。テキスト選択モードにすると、用紙PDFに含まれるテキストを選択できます。

テキスト選択モードではオブジェクトに含まれるテキストの選択はできません。

テキスト選択

図3・21 テキスト選択

テキストの選択

テキスト選択モードで用紙PDF上の文字の上にマウスポインタを置くと、ポインタがI字形(テキスト選択モード) になります。この状態で用紙PDF上の文字列をなぞるようにドラッグすれば、テキストが選択されて薄灰青色マーカーをひいたような表示になります。複数行の選択もできます。

この状態で次の操作ができます。

テキスト修飾オブジェクトの指定については3–17 ハイライト、アンダーライン、取消線の操作を参照してください。墨消しと修正テープについては3–19 墨消し、修正テープの操作を参照してください。

テキストのコピー

テキストを選択しているとき、次のいずれかの操作で、選択したテキストをクリップボードにコピーできます。

Mspng テキスト選択についての注意

  • 画像や線画で描かれた文字はテキストとして選択できません。
  • 選択した文字をコピーしても、PDF内の文字列についての情報が不足していたり正しくない場合、正確な文字情報を取得できず、ワープロやテキストエディタにペーストした文字が用紙PDFで表示されている文字と同じにならないことがあります。