第5章 フォントの扱い

5–1 フォント情報の取得

テキスト透かしを挿入したり、PDFページのコンテンツに文字列を描画したりするためには、フォント情報が必要です。

Windows版においては、システムのフォントフォルダ(通常、「{システムドライブ}:\WINDOWS\Fonts」)に存在するフォントを参照します。フォントフォルダとは別の場所にあるフォントを使用する場合は、「フォント構築ファイル」を設定します。

Linux版では、「フォント構築ファイル」の設定が必須です。


5–2 フォント構築ファイルの編集

フォント情報を特定のフォルダから取得する場合、フォント構築ファイルを編集します。

フォント構築ファイルは、以下のファイルです。

 インストールフォルダ\fontconfig\ font-config.xml

フォントファイルが存在するフォルダパスを、「font-folder path」タグに記述します。

※font-config.xml記述例(Windows版)

<font-config>
 <font-folder path=”C:\TestFont”></font-folder>
</ font-config>


5–3 環境変数の作成

コマンドラインの処理にフォント構築ファイルの設定を反映させるためには、環境変数を作成し値を設定します。

 環境変数名: PTL60_FONT_CONFIGFILE

 設定する値: font-config.xmlのフルパス


5–4 サポートしているフォントの種類


5–5 フォントの埋め込み


5–6 フォントの統合