第3章 Javaサンプルコードのコンパイルと実行について

3–1 環境変数の設定

環境変数を設定します。変数の内容については、「環境変数のまとめ」を参照してください。

$ export LD_LIBRARY_PATH=[Install directory]/lib:${LD_LIBRARY_PATH}

$ export PTL70_FONT_CONFIGFILE=[Install directory]/fontconfig/font-config.xml

$ export PTL70_ICCPROFILE_PATH=[Install directory]/icc

$ export PTL70_LIC_PATH=[Install directory]/License


3–2 環境変数「CLASSPATH」の設定

「CLASSPATH」には、「PdfTkJava70.jar」のフルパス名を設定します。


(設定例)

$ export CLASSPATH=[Install directory]/bin/PdfTkJava70.jar:${CLASSPATH}


3–3 アプリケーションサーバにおける使用について

Tomcatなどのアプリケーションサーバにおいて本インターフェイスを使用する場合、PdfTkJava70.jarをWEBアプリケーションのWEB-INF/libに置かないようにしてください。

JavaVMの仕様によりJNIのネイティブライブラリは複数のクラスローダから読み込めないようになっているため、各WEBアプリケーションディレクトリにPdfTkJava70.jarを置くと複数のWEBアプリケーションから使用することができなくなります。

これを防ぐにはシステムクラスローダなどロードが一度だけ行われるクラスローダで読み込ませるように設定してください。


3–4 サンプルコードのコンパイルと実行

Java用のサンプルコードのソースファイルは、製品版/評価版パッケージの「SampleCode/java」ディレクトリにあります。

ソースファイルは「UTF-8」を使用しています。


これらのサンプルプログラムをコンパイルして実行する手順は以下の通りです。


** 「AppendPages.java」サンプルの場合 **


 $ cd {任意のディレクトリ}/SampleCode/Java


 $ javac AppendPages.java


 $ mkdir SampleTryWithResources

 $ mv AppendPages.class SampleTryWithResources

 $ java SampleTryWithResources.AppendPages in.pdf out.pdf append.pdf