Flash 出力

Office Server Document Converter V11.0 では、Adobe Flash Player 10 以降に対応する、拡張子 .swf の Flash ファイルを出力することができます。出力された Flash ファイルは、本文の下に表示されるボタンにより前後のページに切り換える操作ができます。
本製品が出力する Flash ファイルは、Adobe Flash Player 10 以上で対応している機能が含まれることがあるため、Adobe Flash Player 10 より古いバージョンでは正常に再生できないことがありますので注意してください。
現状の Office Server Document Converter V11.0 では、変換元の PDF や Microsoft Office ドキュメントの内容によっては Flash の仕様を逸脱する変換結果となってしまう場合が多々あり、そのときはエラーとして不正な Flash を作成しないようにしています。申し訳ありませんが、この点ご理解のうえご利用いただけますようお願いしたします。

Flash出力は Professional 版でのみ有効です、Flash出力が必要なな場合は、Office Server Document Converter V11.0 Professional 版 をご購入ください。

Flash出力の特徴

Flash はアドビシステムズ社の電子文書フォーマットで、主にベクタ画像で構成されており、スクリプト等による制御が可能でインタラクティブなウェブサイトの作成などに広く利用されています。Office Server Document Converter V11.0 では PDF や Microsoft Office ドキュメントを拡張子が SWF の Adobe Flash 形式に変換することができます。

フォント出力

Frash出力では、以下のフォントが出力可能です。 フォントについては、「フォント」を参照してください。

画像出力

グラフィクスについては、「グラフィクス」を参照してください。

制限事項

エラーメッセージ

Flash出力に関するエラーは、次のエラーとして出力されます。

16410 (401A): Flash output error (##): XXXXX
18179 (4703): Flash output error (##): XXXXX

この (##) の部分がサブコード、XXXXX の部分が付加されるメッセージとなります。 ここでは、付加されるメッセージの詳細を示します。

サブコード メッセージ 備考
(4) SWF specification error. XXXXX SWF仕様の違反
(7) Cannot load image source. XXXXX 画像ソースの読み込みエラー
(9) Cannot convert image. XXXXX 画像形式の変換に失敗
(10) Cannot get pixel data. XXXXX ピクセルデータの取得に失敗
(11) Image has unsupported color space: <Color Space> サポートしていないカラースペースの画像
(12) Image has unsupported compression type: <Compression Type> サポートしていない圧縮形式の画像
(13) Invalid Font data. 利用できないフォント
(19) ZLIB compression failure: <zlib error code> zlib圧縮の失敗
(21) Unsupported font format. サポートしていないフォント形式
(41) Unsupported button image. ボタンの画像がサポートしていない形式
(42) Nests in canvas are too many to output. キャンバスのネスト数が上限を超えた
(43) Objects are too many to output. オブジェクト数が上限を超えた
(44) Objects per page are too many to output. ページあたりのオブジェクト数が上限を超えた
(45) Glyphs per paragraph are too many to output. 段落あたりのグリフ数が上限を超えた
(46) Unsupported radial shading style. サポートしていない放射シェーディングが指定された
(47) Cannot open button image: XXXXX ボタン画像のオープン失敗