2009年6月22日
AH Formatter V5.0 改訂2版では、下記の機能強化および改修をしました。
改訂情報
強化内容
- PDFの文書のプロパティの「読み込みオプション」-「言語」情報を出力するようにしました。(PDF1.4以降のみ)
- axf:footnote-positionに次の値を追加し、脚注の段組内への配置指定ができるようになりました。
- start-column
- end-column
- inside-column
- outside-column
- GUIで、SVG::patternの表示が可能になりました。
- スタンドアロンライセンスで、各種インターフェイス機能が利用できるようになりました。
- 組版スピードが向上しました。
改修内容
- CSS関連
- 全角約物詰め「あり」のとき、約物だけのテキストエリアに分割する処理が、不正になることがあった。
- 大きさが指定されているブロックで、margin-collapseが正しく処理されないことがあった。
- word-wrap: break-word 指定が、floatの回り込みのテキストには反映されていなかった。
- 親要素と子要素の間で、マージンの相殺が正しくならない場合があった。
- XSL-FO関連
- テーブルの段バランスが不正になることがあった。
- fo:basic-linkの外部リンクの名前が数字の場合に、該当ページが開かれなかった。
- float横にリストを配置したとき、改ページが伴うとリストが乱れることがあった。
- tableの丸め指定が、table-rowの背景に反映されなかった。
- fo:floatの親のfo:blockにborder指定が無いとき、fo:blockに指定したspace-beforeが正しく確保されなかった。
- 全角約物詰めありのとき、箇条書きの文字が重なることがあった。
- テーブルを回転させた時に、セル幅や出力位置が不正になることがあった。
- 脚注を出力するページが、正しくないことがあった。
- 複数のfo:block-containerが同一ページにあるときに、max-heightが有効にならないことがあった。
- 複数のfo:table-rowの場合に、 table-markerが重なって出力されることがあった。
- table, table-row, table-cellに高さ指定があるとき、ページオーバーフローやページに大きなアキを残して改ページされたりすることがあった。
- table-markerのborderが正しくないことがあった。
- ページめにまたがっているtableのtable-headerの脚注の出力位置が不正になることがあった。
- block-container の中に table と block があり、keep 条件によりtable と block の間では分割できないという場合、table 内で改ページされず、block-container がまるごと次のページに移動してしまうことがあった。
- master-name、master-referenceに、"default"を使用するとエラーが発生していた。
- 約物がセルからはみ出してしまうことがあった。
- axf:footnote-number-reset="page"を指定したときに、脚注番号が正しくならない場合があった。
- axf:line-number-reset="page"が指定されているとき、tableの分割やセルが追い出されると番号がリセットされなかった。
- アンカーが参照エリアを生成するFO内にある場合に、傍注の位置が正しく出力されていなかった。
- fo:table-rowの子供に、fo:retrieve-table-markerが存在するときに例外エラーが発生することがあった。
- 組版共通
- COMインターフェイスで、XMLDOMDocument プロパティが正しく機能していなかった。
- clearで指定した、leftもしくはright指定と、実際に回り込み解除する対象となるfloatが一致しないことがあった。
- PDF埋め込みでセキュリティ設定を行ったとき、オープンできないファイルが作成されることがあった。
- PDF埋め込みで特定のPDFを埋め込んだとき、出力後のPDFのオープン時にとエラーになることがあった。
- FormフィールドがあるデータをPDFに出力したとき、フィールド内のテキストが表示されないことがあった。
- オプション設定で missing-glyph="0" の時、グリフが無いことが検出されないことがあった。
- sizeプロパティに、px単位やem単位を指定するとエラーになることがあった。
- sizeプロパティの値が1つの length だけのときに、指定が無視されることがあった。
- その他
- 入力データにPDFが埋め込まれているとき、GUIで不要なテキストが表示されることがあった。
2009年4月28日
AH Formatter V5.0 改訂1版では、下記の機能強化および改修をしました。
改訂情報
強化内容
- 以下のCSSプロパティを実装、改訂しました。
- (-ah-)page-break-before, (-ah-)page-break-after, (-ah-)page-break-inside に avoid-page を追加
- (-ah-)margin-break 追加
- (-ah-)border-break 追加
- (-ah-)vertical-align に central 追加
- 「Web Interface V3.0 for Formatter」に対応しました。
- Windows 32bit版で、Java1.4 向けのjavaライブラリを提供するようにしました。
改修内容
- CSS関連
- ,+空白+ラテン文字のようなデータのとき、空白の箇所で改行せずに、文字がコンテンツ領域をはみ出してしまうことがあった。
- インラインで、position: absolute;が指定されていると、途中で改行してしまうことがあった。
- CSSのコメントがエラーになることがあった。
- CSS中に書かれている、相対URIで参照しているターゲットのベースURIがそのCSSになっていなかった。
- リダイレクトされたHTML内の相対指定が正しく解釈されていなかった。
- ページブロックのボーダーがあるとき、GUIで用紙の境界にボーダーが影響してしまうことがあった。
- content: none が content: normal と同じ処理になっていた。
- 改行すべきところで改行されず、文字が領域からはみ出してしまう場合があった。
- Captionの大きさ、マージンの取りかたが正しくないことがあった。
- 認識できない要素が存在しているとき、組版が終了しないことがあった。
- table-captionのマージンが無効になっていた。
- 段組内の、リストのマーカーやinline-blockが正しく組版されない場合があった。
- XSL-FO関連
- fo:index-key-reference page-number-treatment="link" を使用してリンクをしたとき、正しくリンクされていないことがあった。
- XSL-FOデータの組版速度が極端に遅くなる場合があった。
- 出力したPDFのindexのリンクが機能しないことがあった。
- 回転したテーブルセルの幅が正しくならないことがあった。
- テーブル分割のバランスが適当でなかった。
- 組版共通
- データ中で相対パスを指定してファイルを参照しているとき、正しく解釈されないことがあった。
- INX出力したとき、boxの配置がずれたり、ラジオボタンが重なることがあった。
- INX出力で、tableが出力されない場合があった。
- CGMデータの塗りつぶし部分が正しく出力されない場合があった。
- SVGオプションの設定で「外部ファイルをリンク」の指定が有効になっていなかった。
- 特定のデータで、組版に時間がかかることがあった。
- その他
- HTMLでIDで指定しているURLを指定すると、GUIでオープンできなかった。
- htmlデータをGUIで組版したとき、PDF出力のダイアログの「ページ指定」が「分冊指定」になっていた。