『アウトライナー 3』新機能一覧
『アウトライナー 3』では、よりユーザーが使いやすいように複数の機能追加を実施いたしました。下記に詳細を記載しております。
製品の64bit化
- 64bitアプリケーションになることで、ページ数が大量にあるPDFファイルの処理が可能になりました。電子納品や出版物用PDFへの対応作業をよりスムーズに行えます。なお、32bitのPCではご使用いただけませんのでご注意下さい。
リンク注釈機能
- ページモードで、リンク注釈の作成・編集・削除ができます。ページ上で矩形を指定して、そこにリンク注釈を設定し、アクションを設定するダイヤログを開いて、移動先を指定できます。
- 読み込んだPDFにリンク注釈が設定されているとき、ページの中のリンク注釈の設定範囲を矩形で表示します。リンク注釈が設定されている矩形を選択して、矩形の位置や大きさを変更したり、リンク注釈のアクションを変更したり、リンク注釈を削除することができます。
- PDFに設定されているリンク注釈を外部にCSV、XML、JSON形式でエクスポートしたり、外部のリンク注釈ファイルをインポートできます
- Shift または Ctrl キーを併用して、その矩形内に収まるリンク注釈をマークして、リンク注釈の一括削除ができます
- 外部PDFファイルへ移動するリンク注釈の作成もできます
領域塗りつぶし機能に墨消し機能を追加
- 塗りつぶした箇所の下の文章や図面のデータを合わせて削除できる「墨消し」ができます。「領域塗りつぶし」機能の使用時に、チェックボックスで指定できます
しおりの自動生成時、解析エリア指定機能の追加
- しおりの自動生成を行う際、しおりとして解釈したい箇所を四角形で指定することで、指定箇所のみをしおりとして認識させることができます
- 位置とサイズ、対象ページを指定し、ページ中の柱や本文の特定箇所を認識させて、しおりにすることもできます。
文書構造解析機能の強化
- 目次ページからしおりを自動作成する処理の解析精度が向上しました。適切でない項目が取り出されたり、脱落する項目が減りました
- 目次ページからしおりを自動作成するとき、しおりのツリー生成を目次項目のインデント幅で行えるようなりました。また複数の行を結合する処理を目次専用にしました
- ページ数の多いPDFからしおりを自動生成する時の経過を表示したり、途中でキャンセルする処理を改善しました
- アウトライン自動生成ウィザードの「見出し項目抽出条件」に「明朝体を対象から除外する」設定を追加しました
- アウトライン自動生成実行時の本文からしおりを自動生成する処理で、行結合の条件を見直しました
- アウトライン自動生成ウィザードの「読点が含まれる文字列を見出しとする」未チェック時の除外処理にカンマを追加しました
- アウトライン自動生成ウィザードの「括弧でくくられた文字列を見出しとする」未チェック時の除外処理にハイフンを追加しました
- 余白を適用するかの判定を行単位から文字単位に変更しました
- 見出しか本文かの判定方法を改善しました