世界標準のレイアウト仕様に準拠する XML 自動組版ソフトウェア
『Antenna House Formatter V7.5』リリースのお知らせ

Formatter V7.5 新しい機能

『Formatter V7.5』では、ご要望の多かった機能を中心に以下の対応をいたしました。
　※ リンクはオンラインマニュアル内の該当箇所へ指定してあります。

• CSS組版でも 2パス組版が指定可能になりました。 ☞ 大規模文書の組版
• 垂直（縦書きでは水平）方向のフロートをページや段で分割するかどうかが指定可能になりました。 ☞ axf:float-breaking-y / CSS -ah-float-breaking-y
• PDF の注釈が機能拡張されました。
• keep-together が機能拡張されました。
• axf:text-overflow / CSS (-ah-)text-overflow が機能拡張されました。
• text-indent / CSS (-ah-)text-indentが機能拡張されました。
• axf:text-indent-if-first-on-page / CSS -ah-text-indent-if-first-on-pageが機能拡張されました。
• axf:baseline-block-snap / CSS -ah-baseline-block-snap が機能拡張されました。
• CSS (-ah-)tab-stops、CSS (-ah-)tab-treatment、CSS (-ah-)tab-treatment が指定可能になりました。
• 次の論理的プロパティが指定可能になりました。 ☞ (-ah-)block-size、(-ah-)max-block-size、(-ah-)min-block-size、(-ah-)inline-size、(-ah-)max-inline-size、(-ah-)min-inline-size、(-ah-)margin-block-end、CSS (-ah-)margin-block-start、CSS (-ah-)margin-inline-end、(-ah-)margin-inline-start
• CSS leader() が機能拡張されました。
• コマンドラインでメモリ使用量の上限が設定可能になりました。 ☞ memory-limit-size
• no-disp-warnings が機能拡張されました。
• color-conversion が指定されているとき、セパレーションカラーのときでもその代替色にそれが適用可能になりました。 ☞ color-conversion-separation
• axf:column-fill の機能で段の高さをバランスさせるときに、前段より後段の高さが高くならないように段分割をしないかどうかが指定可能になりました。 ☞ adjust-multi-column-balance
• running-element に対する CSS の適用方法の誤りが修正されましたが、修正前の方法で CSS を適用するかどうかが指定可能になりました。 ☞ fix-css-img-percentage
• タグ付きPDF が機能拡張されました。
• タグ付きPDF を出力するとき Artifact でタグ付けされる文字列にも ActualText が設定可能になりました。 ☞ add-actualtext-to-artifact
• タグ付きPDF を出力するときの代替テキストの長さの上限が設定可能になりました。 ☞ alt-text-length-limit
• PDF の埋め込みで、パスワード不正などで埋め込めないときのエラーレベルが指定可能になりました。 ☞ embed-pdf-fatal-error
• SVG描画でラスタライズ処理が必要な filter・maskプロパティを無視するかどうかが指定可能になりました。 ☞ ignore-rasterize-properties
• scriptAlignMode が機能拡張されました。
• 埋め込まれる PDF のページの指定が機能拡張されました。 ☞ PDFの埋め込み
• 埋め込まれる PDF のページサイズの指定が機能拡張されました。 ☞ PDFの埋め込み
• CGM のグループ構造を SVG出力では <g id="[識別子]" class="[タイプ]"> として出力可能になりました。 ☞ CGM仕様の実装状況
• 利用できる単位が拡張されました。 ☞ alt
• HTML でも文書内からオプション設定ファイルが指定可能になりました。 ☞ オプション設定情報の追加
• テキストとバーコードの間の追加のアキが指定可能になりました。 ☞ 線形バーコード

本製品の主な特長

• XSL 1.1 に対応
  XSL-FO 仕様である XSL 1.1 に対応しています。XSL 1.1 は、JIS X 4179 として制定されました。Formatter は、XSL仕様のほとんどの要素、プロパティを忠実に実装しています。詳しくはオンラインマニュアルの「XSL仕様の実装状況」を参照してください。
• CSS に対応
  Formatter は、CSS 2.1 および CSS3 に対応しています。CSS3 のページモデルにも対応しているため、高品質なページ組版が実現できます。詳しくはオンラインマニュアルの「CSS仕様の実装状況」を参照してください。
• Acid2 に合格
  Formatter は、ウェブスタンダードプロジェクト（WaSP）が作成した、CSS への準拠度を測るテスト、Acid2 に合格しています。
• 大規模な文書を組版
  Formatter の組版エンジンは、大規模文書を組版することが可能です。数万ページに及ぶようなテクニカルマニュアルなどの組版にも最適です。
• 高速に組版
  Formatter は、組版を高速に処理し、PDF を生成します。Web での PDF配信など、Webアプリケーションなどへの応用にも最適です。
• 多言語組版
  Formatter は、80以上の言語に対応しています。Unicode で扱えるほとんどの文字を扱うことができ、サロゲートペアにも対応しています。縦書きや、アラビア語などの右から左への文章も記述でき、これらを混在させた文書も容易に作成することができます。また、ハイフネーション処理や、言語によって異なる約物前後の空白の調整、独自のカウンタスタイルの定義なども自由に行うことができます。Formatter は、 40言語以上のハイフネーション処理を行うことができます。このため、多国語対応の文書の生成などに最適です。
• 美しい欧文組版
  Knuth-Plass の Breaking Paragraphs into Lines (BPIL) の行分割アルゴリズムに従った行分割処理が可能です。BPIL は、ブロック全体のバランスを考慮して分割位置を決定します。
• 多種なファイルフォーマット出力
  PDF出力エンジンは独自開発したものです。接続数無制限のサーバ上で PDF出力が可能です。Acrobat のライセンスは不要です。また、それぞれのオプションをご購入いただくことで、SVG出力、PostScript出力、XPS出力も可能となります。お申し込みいただければ Word(docx)出力も可能となります。
• PDF/X、PDF/A に対応
  Formatter は、PDF/X に対応しています。PDF/X は、印刷用に ISO で規定されているデータ交換を重視した仕様です。また、PDF/A にも対応しています。PDF/A は、電子文書の長期保存用の形式で、これも ISO で規定されています。
• PDF2.0 に対応
  Formatter は、ISO 32000-2:2017 に準拠した PDF2.0 を出力することができます。
• アクセシブルな PDF
  Formatter は、障害者のアクセシビリティ向上のために、タグ付きPDF や PDF/UA を作成することが可能です。これは、2001年6月21日に施行された米国の法律 Section 508 を遵守するためにもなくてはならない機能です。
• プリンタに直接出力
  Windows版では、PDF を経由することなく、プリンタへ直接出力することができます。GUI を使えば、その場で組版結果を確認して、直ちに印刷できます。
• ベクタ画像をネイティブに描画
  SVG、MathML、EMF、WMF、CGM画像は、ベクタのままPDF中に描画します。このため、画質の劣化が一切ありません。CGM のベクタでの描画には、「Formatter CGM オプション」が必要です。
• PDF中に PDF の埋め込みも可能
  PDF中に他の PDF の任意のページを埋め込むことができます。この機能を利用して、EPS を PDF へ変換して PDF 中へ埋め込むことが可能です。Adobe Distiller やGhostscript がインストールされている環境では、それを自動的に行うことができます。
• バーコードの埋め込み
  「バーコードジェネレータオプション」により、文書中にバーコードを画像として埋め込むことができるようになります。
• PANTONE^®カラーに対応
  「Formatter PANTONE^® オプション」により、Pantone社の色名を直接指定できるようになります。
• 豊富な組込みインターフェイス
  Formatter は、組込みインターフェイスとして、コマンドラインインターフェイス、.NETインターフェイス、COMインターフェイス、Javaインターフェイス、C/C++インターフェイスを用意しています。いずれもストリーム処理が可能です。これらを利用して、アプリケーションへの組み込みが簡単に行えます。また、.NET のネイティブパーサの出力（XML、XSLT出力）を、ファイルを経由せずに直接受け取ることもできます。.NETインターフェイスだけでなく COMインターフェイスでも DOM を直接受け取って処理することができます。
• 柔軟なフロート機能
  フロート機能の拡張により、ページ上の任意の場所への配置、段組の段を跨ぐ配置など、高度なフロートの配置が実現できます。

出力形式

組版結果を次のような多種類の形式のファイルに出力できます。

• プリンタへの印刷（Windows版）
• PDF（PDF1.3～1.7、PDF2.0、PDF/X、PDF/A、PDF/UA、タグ付きPDF）
• SVG
• PostScript
• XPS
• Word(docx)
• テキスト

動作環境

ライセンスの種類と価格

アンテナハウスのライセンス体系についてはこちらをご確認ください。

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出荷開始

本製品の出荷開始は 2025年12月4日からです。

お問い合わせ先

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アンテナハウス株式会社