オプション設定ファイル

オプション設定ファイルは、Antenna House Formatter V7.4 の動作上の設定が記述されたXML形式のファイルで、コマンドラインインターフェイスの -i オプションなどによって読み込まれます。 Windows版のグラフィカルユーザインターフェイスでは、アプリケーションデータディレクトリに AHFSettings.xml(Windows x86版ではAHFSettings(x86).xml) というファイルが存在していれば、それをオプション設定ファイルとして自動的に読み込みます。アプリケーションデータディレクトリは、環境変数APPDATAで示され、[APPDATA]\AntennaHouse\Formatter\7.4\ です。

Antenna House Formatter V7.4 動作中にオプション設定ファイルの内容をエディタ等で修正した場合、そのままではその修正は Antenna House Formatter V7.4 に反映されません。いったん Antenna House Formatter V7.4 を終了させるか、GUIでの [組版]-[オプション設定読み込み] を行ってください。

要素位置説明
<formatter-config>ルート要素 名前空間には

http://www.antennahouse.com/names/XSL/Settings

を指定することができます。省略した場合はこの名前空間が仮定されます。
<formatter-settings> <formatter-config> の子要素 組版の設定に関する要素です。
<font-settings> <formatter-config> の子要素 フォントの設定に関する要素です。
<script-font> <font-settings> の子要素 スクリプトごとのゼネリックフォントの設定に関する要素です。
<font-alias> <font-settings> の子要素 フォントの別名定義に関する要素です。
<pdf-settings> <formatter-config> の子要素 PDF出力の設定に関する要素です。
<embed-font> <pdf-settings> の子要素 PDFに埋め込むフォントの設定に関する要素です。
<ps-settings> <formatter-config> の子要素 PostScript出力の設定に関する要素です。
<svg-render-settings> <formatter-config> の子要素 SVG描画の設定に関する要素です。
<svg-settings> <formatter-config> の子要素 SVG出力の設定に関する要素です。
<text-settings> <formatter-config> の子要素 テキスト出力の設定に関する要素です。
<mathml-settings> <formatter-config> の子要素 MathMLの設定に関する要素です。
<cgm-settings> <formatter-config> の子要素 CGMの設定に関する要素です。
<xslt-settings> <formatter-config> の子要素 XSLTの設定に関する要素です。
<param> <xslt-settings> の子要素 xsl:param の設定に関する要素です。
<stylesheet> <xslt-settings> の子要素 デフォルトスタイルシートの設定に関する要素です。
<analyzer-settings> <formatter-config> の子要素 組版結果の自動分析の設定に関する要素です。

なお表中で長さを指定するパラメータ( * 印)については、次のいずれかの単位を指定してください。 ** 印 の付いたパラメータは、これらに加えて em や % などの相対指定ができます。

表記意味
cmセンチメートル
mmミリメートル。 1mm = 0.1cm
inインチ。 1in = 2.54cm
ptポイント。 1pt = 1in/72
pcパイカ。 1pc = 12pt
jpt1jpt = 0.3514mm
q1q = 0.25mm

組版の設定

組版に関する設定をします。

要素属性既定値説明
<formatter-settings> <formatter-config> の子要素
abbreviation-character-count3行分割で、略語とみなす文字数を指定します。 拡張プロパティ axf:abbreviation-character-count を参照してください。
append-non-end-of-line-characters追加行末禁則文字を指定します。 空白を指定しても無視されます。 拡張プロパティ axf:append-non-end-of-line-characters を参照してください。
append-non-starter-characters追加行頭禁則文字を指定します。 空白を指定しても無視されます。 拡張プロパティ axf:append-non-starter-characters を参照してください。
apply-default-html-css-to-XMLtrueHTML用デフォルトCSShtml.css)をXML+CSSのときも適用するかどうかを指定します。
html.css は、(X)HTML用に作られています。つまり、XHTMLでは名前空間が http://www.w3.org/1999/xhtml である要素を対象としているので、それ以外のXMLには適用されません。ただし、擬似要素はどの名前空間にも属さないので、XHTML以外のXMLにも適用されてしまいます。 falseを指定すると、XHTML以外のXMLに html.css を適用しなくなります。
auto-break-footnotetrueaxf:footnote-max-height="auto" のとき、自動的な脚注の分割をするかどうかを指定します。
auto-formatter-typehtml組版種別が自動のとき、XHTMLとHTMLがあいまいな場合にどちらを優先するか指定します。次の値を指定できます。
  • html
  • xhtml
組版種別の判定を参照してください。
avoid-orphan-single-wordpol, hun, cesポーランド語、ハンガリー語、チェコ語などでは1文字の単語を行末に置いてはならないことになっています。そのような言語をカンマ区切りで指定します。空または false を指定すればその処理を取り消すことができます。
avoid-widow-words-cjk-punctuationfalse axf:avoid-widow-words-cjk-punctuation="auto" のときの初期値を指定します。falsetrue または任意文字列が指定できます。
axf-formatter-configtrueFO中の <axf:formatter-config> の使用を許可するかどうかを trueまたはfalseで指定します。false を指定すると、<axf:formatter-config> は無視されます。<axf:formatter-config> 内での axf-formatter-config の指定は無視されます。
baseline-mode6Antenna House Formatter V6 では、和欧混植のように異なるスクリプトの混じったテキストでのベースラインの決め方が XSL Formatter V4 と若干変更になっています。次の値を指定できます。
  1. XSL Formatter V4 と同じ動作にします。
  2. Antenna House Formatter V5 で改良された動作にします。
  3. Antenna House Formatter V6 で改良された動作にします。
詳しくは、Antenna House Formatter V6.0 との相違を参照してください。 また、baseline-mode="4" のときは、text-altitudetext-depth プロパティの指定は無効です。
bold-ratio1.0フォントファミリにboldを持たないフォントに対してbold指定をしたときにどの程度太らせて表示するかを指定します。1.0のとき、システムで決められた量だけ太らされます。例えば1.5を指定すると、それの1.5倍太く描かれます。0.0以下を指定したときは1.0とみなされます。 この設定は、PDF出力PostScript®出力で有効です。
border-medium-widthXSL-FO Samples Collectionブロック内、テキスト周りのアキページの各領域と境界線表のボーダーとパディング *3ptデフォルトの medium スタイルのボーダーの幅を実数型数値で指定します。
border-thick-widthXSL-FO Samples Collectionブロック内、テキスト周りのアキページの各領域と境界線表のボーダーとパディング *5ptデフォルトの thick スタイルのボーダーの幅を実数型数値で指定します。
border-thin-widthXSL-FO Samples Collectionブロック内、テキスト周りのアキページの各領域と境界線表のボーダーとパディング *1ptデフォルトの thin スタイルのボーダーの幅を実数型数値で指定します。
boxshadow-resolution-dpi108 box-shadow にてぼかし処理を行うときの画像の解像度をdpi単位で設定します。70~1440の値が有効です。範囲外のときはデフォルト値が採用されます。 V7.4
bpil Latn, Grek, Cyrl, Armn, Geor 行分割アルゴリズムに、Knuth-Plass の Breaking Paragraphs into Lines [BPIL] を適用する言語またはスクリプトをカンマ区切りで指定します。指定できるのは以下のものです。空のときは、どの言語にも適用されません。
  • ISO 639 または ISO 639-2 で規定される言語コード
  • 言語コードと ISO 3166 で規定される国名コードをハイフンで結んだもの
  • ISO 15924 で規定されるスクリプトコード
スクリプトが指定されたときは、それが代表的なスクリプトである言語が指定されたとみなされます。
行分割 を参照してください。
bpil-limit-chars50000[BPIL] を適用する最大文字数を指定します。おおよそでこの文字数を超えるブロックは [BPIL] を適用しません。1000未満の値を指定することはできません。
bpil-minimum-line-width8[BPIL] を適用する最小の行の幅を em単位の値で指定します。1 未満は 1 とみなされます。
bpil-penalty-hyphenation100[BPIL] でのハイフネーションの起こりやすさを0~1000の値で指定します。少ない値ほどハイフネーションが起こりやすくなります。
condensed-text-align-lastjustifyaxf:condensed-text-align-last="auto" のときの初期値を指定します。falsetrue または justify が指定できます。
css-allow-bare-expressionfalseCSSで
font-size: 20pt + 30pt;
のような記述は文法違反です。正しくは、
font-size: calc(20pt + 30pt);
としなければなりません。しかし、Antenna House Formatter V7.1 までは calc() で囲まれていない裸の式をある程度許容していました。true を指定すると裸の式を許容するようになります。
css-child-match-rootfalseCSS3までは、:first-child:only-of-type などの擬似クラスは、ルート要素にはマッチしませんが、CSS4ではマッチするようになります。true を指定するとルート要素にマッチするようになります。
css-debugfalse true を指定するとGUIでのCSSデバグ機能が有効になります。  CSSデバグツリー V7.4
css-float-in-floattrue FOでは、fo:float中のfo:floatは禁止されていますが、CSSではそのような制限はありません。 false を指定するとCSSで入れ子になったfloatプロパティは無視されます。
css-media-typeprintAntenna House Formatter V7.4 では、CSSの @media 指定のうち print を評価します。これを変更したいときに、望みのメディア種別を空白区切りでいくつでも指定できます。例えば、css-media-type="print screen" のようにします。 all または ah-formatter である @media は、この指定によらず常に評価されます。それ以外は指定されたもののみが評価されます。
default-CJKスクリプトがCJKに対してあいまいなときに採用する言語(jpnkorなど)を指定します。既定値は、動作環境から決定されますが、CJK以外の動作環境のときは日本語が仮定されます。GUIでは 標準のCJK言語 で変更することができます。
default-color#000000デフォルトの文字色を #RRGGBB の形式で指定します。 色名や、rgb()rgb-icc() などでの指定も可能です。ただし、rgb-icc() でRGBを省略することはできません。  標準文字色
default-font-size *10ptデフォルトのフォントサイズを実数型数値で指定します。
default-from-page-master-regionfalse XSL 1.1 では、writing-modereference-orientation の評価の方法に XSL 1.0 と互換性がありません。trueを指定すると、fo:page-sequence に以下が指定されているのと同じ動作になります。
writing-mode=​"from-page-master-region()"
reference-orientation=​"from-page-master-region()"
詳しくは、from-page-master-region()を参照してください。
default-html-charsetUTF-8HTMLのデフォルトのエンコーディングを指定します。 ここでの指定は、エンコーディングが不明なHTMLに対して適用されます。 HTML中に指定がある場合やBOMで判定できる場合はそれが採用されます。 <text-settings>encodingを参照してください。 大文字小文字の区別はありません。
default-langデフォルトの言語コードを指定します。言語コードは ISO 639-2 の規定に従います。 default-lang は、言語指定のないFOなどを組版するときの言語となります。この言語情報は、PDFへの言語情報として出力されます。default-lang の既定値は空です。このときFOなどにも言語指定がないならば、PDFへ言語情報は出力されません。 空のときは、default-lang2 に指定された言語が組版時に採用されます。
default-lang2engdefault-lang が空のとき、実際に組版時に採用される言語を指定します。default-lang2 が空のときは、システムのロケールに依存します。
default-page-height *297mmデフォルトのページ高さを実数型数値で指定します。
default-page-margin-bottom *10%デフォルトのページマージンを実数型数値で指定します。パーセント値の指定は、ページ幅またはページ高さに対する割合とみなされます。
default-page-margin-left *10%
default-page-margin-right *10%
default-page-margin-top *10%
default-page-width *210mmデフォルトのページ幅を実数型数値で指定します。
descendant-or-self-filesfalsetrue を指定すると、実際に読み込みを行う外部参照するファイルを、FOやHTMLと同じ位置またはその下位ディレクトリにあるものだけに制限します。 http:https: では制限されません。disable-network を指定すると、それに加えて、http:https: などのネットワークアクセスもすべて制限されます。
display-alttextfalse<fo:external-graphic> やHTMLの <img> で画像が存在しないとき、axf:alttextまたはalt属性による代替テキストが指定されているときにそれを表示するかどうかを指定します。 true のとき代替テキストを表示します。false のとき src属性が指定されているときは代替画像が表示されます。
double-hyphen-translineationpor ポルトガル語のハイフネーションでは、ハイフンの位置で行分割が起こったときに行頭にもハイフンを置くことになっています。double-hyphen-translineation では、そのようなハイフネーションをする言語をカンマ区切りで指定します。空または false を指定すれば、行頭にもハイフンを置く処理を取り消すことができます。 hyphenate="false" のときは無効です。  axf:double-hyphen-translineation V7.4
error-if-overflowfalseoverflow="auto" のとき、error-if-overflow と同じチェックをしてオーバーフローのエラーを報告するかどうかを指定します。
except-non-end-of-line-characters除外行末禁則文字を指定します。 空白を指定しても無視されます。 拡張プロパティ axf:except-non-end-of-line-characters を参照してください。
except-non-starter-characters 除外行頭禁則文字を指定します。 空白を指定しても無視されます。 拡張プロパティ axf:except-non-starter-characters を参照してください。
external-entitytrue 組版対象のXML(FO、XHTML、SVG、MathML など)の <!ENTITY> で、外部参照を許可するかどうかを指定します。 Antenna House Formatter V7.4 から呼ばれる外部XSLTプロセッサには作用しないので注意してください。 XSLTの設定を参照してください。
family-name-syntaxauto font-family の値の構文を厳密にチェックするかどうかを指定します。 strict のときは、Font family: the font-family property のとおりに評価します。 Antenna House Formatter V6.5 までは、かなり緩いチェックしかしていなかったので、厳密にはエラーでもエラーにならないことがありました。例えば、
font-family="Abc 123"
という指定は厳密にはエラーで、次のように指定しなければなりません。
font-family="'Abc 123'"
緩いチェックにしたいときは loose を指定してください。auto のときは、CSSでは strict と、FOでは loose とみなされます。
fix-css-img-percentagetrueCSSでの画像に対するwidth/heightの%指定のときと参照基準の扱いを指定します。true は仕様どおりの解釈をします。詳しくは Antenna House Formatter V7.0 との相違 を参照してください。
fixed-width-space-treatmenttrue 多くのフォントには、EM SPACE(U+2003)などの固定幅空白に対するグリフが含まれていません。そのときは代替グリフが表示されてしまい、正しいアキが取られません。 fixed-width-space-treatment は固定幅空白の扱いを指定します。
  • false : 何もしません。
  • true : フォントにグリフがないときにアキを挿入します。フォントにグリフがあるときはそれが使われます。
  • always : フォントに依存せず常にアキを挿入します。フォントにグリフがあっても使われません。
対象となる文字とその文字幅は以下のとおりです。(em単位)
U+2000EN QUAD1/2
U+2001EM QUAD1
U+2002EN SPACE1/2
U+2003EM SPACE1
U+2004THREE-PER-EM SPACE1/3
U+2005FOUR-PER-EM SPACE1/4
U+2006SIX-PER-EM SPACE1/6
U+2007FIGURE SPACE数字 '0' と同じ文字幅
U+2008PUNCTUATION SPACEピリオド '.' と同じ文字幅
U+2009THIN SPACEthin-space-width の設定による
U+200AHAIR SPACEhair-space-width の設定による
U+205FMEDIUM MATHEMATICAL SPACE4/18
hair-space-width0.1 fixed-width-space-treatment="true" のときの HAIR SPACE(U+200A)の文字幅を em単位で指定します。
falseHTMLはFOと違いidの値がNCNameでないため、"123"のようなidも許されます。したがって、<a href="#123"> としたときは"123"というidがターゲットとなります。href-page-link​="true" とすると、これをページ番号とみなし、HTMLで簡単に指定ページに移動することができるようになります。
hyphen-minfalseハイフネーション例外辞書<hyphen-min> を有効にするかどうかを指定します。
  • false : <hyphen-min> は無視されます。
  • true : <hyphen-min> の値は、XSLの hyphenation-remain-character-count="auto"hyphenation-push-character-count="auto" のときの値となります。これらのプロパティに auto 以外が指定されているときは無効です。
  • without-exceptions : true と同じですが、例外辞書中の <exceptions> に指定されている単語については適用を除外します。
hyphenation-keep-modewordhyphenation-keep="page" などで、ページ(段)末の単語がハイフネーションされているときの処理方法を指定します。word は、その単語を次のページ(段)に追い出します。line は、その行を次のページ(段)に追い出します。word のときの動作には注意が必要です。ハイフネーションを参照してください。ただし、axf:float-xの値がnone以外でaxf:float-yの値がnoneである<fo:float>内では常にlineとみなされます。
hyphenation-TeX HyphenationOption="true" のとき、TeX辞書によるハイフネーションをしたい言語をカンマ区切りで hyphenation-TeX="ces,deu" のように列挙します。
HyphenationOptiontrue ハイフネーション処理を、40言語以上に対応した独自処理で行うか、TeX辞書を用いた方法で行うかを指定します。 false を指定すると、TeXの辞書によるハイフネーションを行います。このときは、用意されているハイフネーション辞書に対応した言語だけのハイフネーションを行うことができます。
ignore-certificate-errorfalsehttps: で、自己署名証明書などの不正な証明書のエラーを無視します。安全上 true にすることは勧めません。
intrusion-displace-mode6intrusion-displace プロパティの動作が Antenna House Formatter V6 で修正されています。V5と同じ動作にしたいときに指定してください。
  1. Antenna House Formatter V5 と同じ動作にします。
  2. Antenna House Formatter V6 で修正された動作にします。
詳しくは、Antenna House Formatter V5 との相違を参照してください。
issue-scale-to-fitfalsescale-to-fit/scale-down-to-fit/scale-up-to-fit によって、画像が変倍されたときに変倍率を報告するかどうかを truefalse で指定します。true のとき、レベル1の報告をします。
jamo-ligaturetrue ハングル字母(U+1100~U+11FF)をリガチャするかどうかを truefalse で指定します。true のときはハングル字母をリガチャします。false のときはしません。この設定は、拡張プロパティ axf:ligature-mode="auto" の値に影響します。このリガチャは、OpenTypeフォントのGSUB機能の jamoを利用します。
justify-leaderfalseリーダは justify された行で機能しますが、リーダ自身は justify されません。leader-alignment="none" のとき、leader-pattern="dots" または leader-pattern="use-content" で内容がテキストだけのときにリーダ自身を justify するかどうかを指定します。true を指定すると、リーダの文字間にアキができる、他のリーダと不揃いになる、などの影響がありますが、リーダの端のアキはなくなります。
justify-rowspan-heightXSL-FO Samples Collectionセルの高さを揃えるfalserowspanされたセルがあり、そのセルの高さが高いとき、そのセルが占める各行の高さをなるべく均等にするかどうかを指定します。 高さが指定されている行やセルがあるとき、文字方向が回転しているセルがあるときは、その行より後ろだけが均等になるように処理されます。
keep-footnote-anchortrue 脚注のアンカーを含むブロックがページに収まらないとき、アンカーの後の分割可能な位置までを前のページに収めるようにします。 Antenna House Formatter V6.2 との相違を参照してください。
latin-ligaturetrue欧文リガチャをするかどうかを truefalse で指定します。true のときは欧文リガチャをします。false のときはしません。 この設定は、拡張プロパティ axf:ligature-mode="auto" の値に影響します。
no-disp-warningsGUIやコマンドラインで、出力されるエラーメッセージを抑制します。指定は no-disp-warnings="10754 0x320D" のようにエラーコードを10進数または16進数で列挙します。指定されたエラーコードに対応するエラーメッセージは出力されません。処理が中断されるエラーに対しては無効です。
non-starter-ideographic-spacetrue全角空白を行頭禁則するかどうかを指定します。全角空白の扱いも参照してください。
normal-line-height1.2デフォルトの行の高さを実数型数値で指定します。単位は指定しません。値はフォントサイズに対する比を意味します。既定値は 1.2 です。したがって、フォントサイズ 10pt の場合、行の高さは 12pt になります。
normalizenfc axf:normalize="auto" のときに採用する正規化の方法を指定します。以下の値が指定できます。大文字小文字の区別はありません。
  • none : 正規化を行いません。
  • nfc : NFCを行います。
  • nfd : NFDを行います。
  • nfkc : NFKCを行います。
  • nfkd : NFKDを行います。
詳しくは、Antenna House Formatter V6.0 との相違を参照してください。
oblique-skew0font-style="oblique" または "backslant" のときの傾きの量を度で指定します。0以下を指定したときは、システム既定値とみなされます。 font-style="italic" のときにそのフォントにitalicがないときは、常にシステム既定値で傾けられます。 以下の出力で有効です。
osdc-cmd axf:image-preproc でOSDCが指定されたとき、採用されるコマンドラインをフルパスで指定しておくことができます。例えばosdc-cmd="/usr/OfficeServerDocumentConverterV90/bin/SBCCmd" とします。これにより、Office Server Document Converter へPATHが通っていなくても、Office Server Document Converter を起動することができるようになります。Windows版では SBCCmd.exeを指定します。 V7.4
osdc-param axf:image-preproc で OSDC が指定されたとき、Office Server Document Converter のコマンドライン起動時のパラメータを指定しておくことができます。パラメータ名とその値の間には半角空白を入れてください。同名のパラメータが指定された場合、後から指定したものが有効です。パラメータ名と値の組み合わせはaxf:image-preproc の OSDC[params] と同等です。また、axf:image-preproc="OSDC [params]" で指定された同名パラメータがある場合、axf:image-preproc で指定されたパラメータが優先されます。指定例は以下です。
osdc-param="-pdfver PDF1.6"
V7.4
overflow-limit-block **0ptaxf:overflow-limit-block の初期値を指定します。
overflow-limit-inline **0ptaxf:overflow-limit-inline の初期値を指定します。
printer-marks-line-length *10mm トンボの長さを指定します。
printer-marks-line-width *0.24pt トンボの幅を指定します。
printer-marks-zero-margin *3mm bleedが0のときの、版面とトンボの間のマージンを指定します。
PrinterOrientationauto PSプリンタで、用紙を横置きにしているとき、プリンタによっては情報取得ができないために、罫線やEPSの出力が回転してしまうことがあります。 次のいずれかの値(数値は反時計回りの角度)を指定することによって、それを矯正することができます。
  • auto
  • 0
  • 90
  • 270
この設定は、Windows版のみで有効です。
PscriptPassThroughtrue PSプリンタへの出力で、Pass Through 出力を無効にすることができます。 true を指定すると Pass Through 出力を行います。 false を指定すると Pass Through 出力を行わず、GDI命令だけで出力します。 この設定は、Windows版のみで有効です。
pair-kerningtrueペアカーニングをするかどうかを truefalse で指定します。true のときはペアカーニングをします。false のときはしません。 この設定は、拡張プロパティ axf:kerning-mode="auto" の値に影響します。
punctuation-spacing50%日本語で、隣接する全角約物の詰めの間隔を%付きの値で指定します。値はフォントサイズに対する比を意味します。 この設定は、拡張プロパティ axf:punctuation-spacing="auto" の値に影響します。
punctuation-trimCSSページ組版入門punctuation-trimtrue日本語の全角の約物(句読点、括弧類)が連続した場合や行頭にあった場合、文字組みを詰めるのか、他の文字と同じ幅とするのかを truefalse で指定します。true のときは文字組みを詰めます。false のときは他の文字と同じ幅とします。 この設定は、拡張プロパティ axf:punctuation-trim="auto"axf:text-justify-trim="auto" の値に影響します。
pxpi96XSLやCSSでは長さの単位としてpx(ピクセル)を指定することができます。pxpiは、組版時にピクセル指定の値を換算する係数を「インチあたりのピクセル数」として指定します。実数型数値で指定します。
ruby-alignaxf:ruby-align="auto" のときの配置を指定します。何も指定されていないときや auto のときは、space-around center とみなされます。
SeparatePrinterDuplexJobtrueプリンタへの印刷で、axf:printer-duplexによる両面/片面印刷指定の切り替えがあるとき、印刷ジョブを分割するかどうかを指定します。trueのとき、ジョブを分割して出力します。falseのとき、ひとつのジョブとして出力します。
small-caps-emulation-alwaysfalsesmall-caps を常にエミュレートするかどうかを指定します。true のときは常にエミュレートし、フォントの情報は使いません。
small-caps-emulation-size70%font-variant="small-caps" で、フォントが small-caps を持っていないときの縮小比率を指定します。
small-caps-emulation-x-heighttruesmall-caps のエミュレートの倍率を、フォントが x-height と cap-height を持っているときは x-height/cap-height とします。持っていないときは、small-caps-emulation-size となります。
splitting-blocks-spacefalse CSSで、高さが auto のブロックを分割したとき、前のページ(段)でのブロックの高さをページ(段)末までの高さに調整するか、調整せずにアキのままにするかを指定します。true のときアキのままにしますが、それはCSS仕様には反しています。 ブロックの分割を参照してください。
tab-overlap-treatmentignore-tab タブ揃えで文字が重なるときの扱いを ignore-tab または next-tab で指定します。 axf:tab-overlap-treatment を参照してください。
table-auto-layout-limit100table-layout="auto" のとき、columnの幅決定のために、テーブルを先読みする必要があります。あまり巨大なテーブルでは、全rowを読んだのでは非常に時間がかかるため、先読みするrow数を制限することができます。ここで指定したrow数まで先読みしてcolumn幅が決定されます。0を指定すると、全rowを読んでからcolumn幅を決定します。 詳しくは、表の自動レイアウトを参照してください。
table-is-reference-areafalse XSL 1.1 では、fo:table を参照領域とするかどうかについて、XSL 1.0 と互換性がありません。trueを指定すると、fo:table を参照領域とし、XSL 1.0 と同じ動作になります。 詳しくは、fo:table の非互換性を参照してください。
text-autospacetrue和文と欧文が混在していた場合、両者の間にスペースを入れて体裁を整えるか否かを、truefalse で指定します。true のときはスペースを入れて体裁を整えます。false のときは行いません。 この設定は、拡張プロパティ axf:text-autospace="auto" の値に影響します。
text-autospace-mode7 次のように <fo:inline> 前後で axf:text-autospace の指定が異なるとき、
<fo:block axf:text-autospace="ideograph-alpha"><fo:inline axf:text-autospace="none">AろB</fo:inline></fo:block>
和欧文間のアキが <fo:inline> の片側にしか適用されない問題がありました。 text-autospace-mode によって両側に適用するかどうかを指定できます。
6.今までどおり片側にだけ和欧文間のアキが適用されます。
7.両側に和欧文間のアキを適用します。
text-autospace-width25%和文欧文間のアキの量を%付きの値で指定します。値はフォントサイズに対する比を意味します。 この設定は、拡張プロパティ axf:text-autospace-width="auto" の値に影響します。
text-decoration-mode1下線、取消し線、上線の末端を、文字間にどうはみ出させるのかを指定します。
0.文字間にはみ出しません。
1.文字間の半分まではみ出します。
2.先頭ははみ出さず、末尾は文字間全部にはみ出します。
text-justify-mode5Antenna House Formatter V5 以降では、行の追い込み処理の方法が XSL Formatter V4 から改良されています。そのため、1行に入る文字数に違いが生じることがあります。 V4と同じ動作にしたいときに指定してください。 これは、axf:text-justify-trim="auto" のときの初期値を調整します。次の値を指定できます。
  1. XSL Formatter V4 と同じ動作にします。すなわち、ideographinter-word が指定されているとみなされます。
  2. Antenna House Formatter V5 で改良された動作にします。
詳しくは、XSL Formatter V4 との相違を参照してください。
text-kashida-space100%アラビア語の均等割り付けでの Kashida の割合を 0%~100% の値で指定します。値は、空白とKashidaの割合を表します。0% なら Kashida拡張はなく、通常の均等割り付けと同じように空白のみが拡張されます。100%なら可能な限り Kashidaが挿入されます。 この設定は、拡張プロパティ axf:text-kashida-space="auto" の値に影響します。
text-orientation-mode6縦書きで、英数字などを正立させるとき、axf:text-orientation の値によって UAX#50: Unicode Vertical Text Layout を考慮するかどうかを、次の値で指定します。
5.UAX#50を考慮しません。
6.SVOとMVOを考慮します。
7. 6. に加えて、axf:text-orientation="auto""mixed" として扱います。
以下に注意してください。
  • SVO/MVO は、UAX#50 にあるものと一致しません。縦書きでの文字を参照してください。
  • SVOが適用されるのは、FOでの axf:text-orientation="upright"、またはCSSでの text-orientation:upright; が指定された文字列です。
  • MVOが適用されるのは、FOでの axf:text-orientation="mixed"、またはCSSでの text-orientation:mixed; が指定された文字列です。
text-replace-Dutch-IJXSL-FO Samples Collectionオランダ語のレイアウトtrueオランダ語で、次の文字列の置換を行います。
  • "IJ" → U+0132
  • "ij" → U+0133
textshadow-resolution-minimum-dpi108text-shadow にてぼかし処理を行うときの画像の解像度の最小値をdpi単位で設定します。 70~1440の整数値が有効です。範囲外のときはデフォルト値が採用されます。
textshadow-resolution-pixel-per-em100text-shadow にてぼかし処理を行うときの画像の解像度を設定します。解像度をフォントサイズ1辺あたりの画素数で設定します。 逆算されたdpiがtextshadow-resolution-minimum-dpiより小さくなる場合はtextshadow-resolution-minimum-dpiの値が採用されます。1440より大きくなる場合は1440が採用されます。
textshadow-blur-cannot-embed-fontfalsetext-shadow にて埋込不可なフォントに対してぼかし処理を行うかどうかを truefalse で選択します。true のときはぼかし処理を行います。
text-underline-mode6下線、上線の位置について、Antenna House Formatter V6 でいくらか改良のための修正がされています。V5と同じ動作にしたいときに指定してください。
  1. Antenna House Formatter V5 と同じ動作にします。
  2. Antenna House Formatter V6 で改良された動作にします。
詳しくは、Antenna House Formatter V5 との相違を参照してください。
thin-space-width0.2 fixed-width-space-treatment="true" のときの THIN SPACE(U+2009)の文字幅を em単位で指定します。
two-pass-formattingfalse解決しない<fo:page-number-citation>を大量に持つ巨大な文書の組版では、ページ情報の破棄が不可能なためメモリを大量に消費します。そのため、組版できるページ数に限界が生じてしまいます。 このパラメータは、組版を2パスにすることでその問題を解決します。組版に要する時間は増えますが、消費するメモリは解決すべきページ番号情報だけとなり、ごくわずかとなります。 CSS組版では無効です。 GUIでは無効です。  大規模文書の組版
use-default-page-margin-CSStrueCSSの@pageでマージン指定のなかったときに、default-page-margin-* を採用するかどうかを指定します。
use-default-page-margin-XSLfalseXSLの fo:simple-page-master でマージン指定のなかったときに、default-page-margin-* を採用するかどうかを指定します。
unicode-bidi-revAntenna House Formatter V7.4 が従う UAX#9: Unicode Bidirectional Algorithm のリビジョンを指定します。37以上の値は41とみなされます。37未満の値のときはV6.6と互換性のあるアルゴリズムに従います(リビジョン27くらい)。そのとき、以下の制御文字を正しく扱うことはできません。 U+2066 は U+202D と、U+2067 は U+202E と、U+2069 は U+202C とそれぞれみなされます。値が設定されていないときは、Antenna House Formatter V7.4 が対応している最新のリビジョンに従います。V6.6互換ではないときの実装上の制限は、BIDIアルゴリズムの実装上の制限を参照してください。
  • U+2066 : LEFT-TO-RIGHT ISOLATE
  • U+2067 : RIGHT-TO-LEFT ISOLATE
  • U+2068 : FIRST STRONG ISOLATE
  • U+2069 : POP DIRECTIONAL ISOLATE
unresolved-internal-destination1 未解決のinternal-destinationに対するエラーレベルを指定します。
0.エラーを報告しません。
1. エラーレベル1のエラーを報告します。
2. エラーレベル2のエラーを報告します。
3. エラーレベル3のエラーを報告します。
4. エラーレベル4のエラーを報告します。
vertical-block-width-mode6横書きの中の縦書きのブロックの幅(あるいは縦書きの中の横書きのブロックの高さ)の auto値の扱いが Antenna House Formatter V6 で修正されました。V5と同じ動作にしたいときに指定してください。
  1. Antenna House Formatter V5 と同じ動作にします。縦書きブロックの幅は外側のエリアの幅からとられます。
  2. Antenna House Formatter V6 で改良された動作にします。縦書きブロックの幅は内容に合わせて小さくなります。
詳しくは、Antenna House Formatter V5 との相違を参照してください。
vertical-underline-sideauto XSL仕様では縦書きのときの下線については言及されていません。 vertical-underline-side は、縦書きのときの下線を左側配置にするのか右側配置にするのかを指定するオプションです。 leftright を指定すると、それぞれ左側、右側に配置します。 auto を指定すると、languageプロパティでの言語が日本語(jpn)または韓国語(kor)のときは右側に、その他の言語では左側に配置されます。languageプロパティの指定がないときは、default-CJK の設定によります。 この設定は、拡張プロパティ axf:vertical-underline-side="auto" の値に影響します。
viewport-length-units-mode6単位 vw、vh の解釈をCSS3に合わせるかどうかを指定します。
  1. vw、vh の基準をページのサイズとします。
  2. vw、vh の基準をページ余白を除いた領域のサイズとします。
詳しくは、Antenna House Formatter V6.0 との相違を参照してください。
watermark-fill-colorrgb-icc(#Registration,0.02) watermark-text で指定した文字列の色を指定します。 評価版では無効です。
watermark-font-familysans-serifwatermark-text で指定した文字列に対するフォントファミリを指定します。 評価版では無効です。
watermark-font-stylenormalwatermark-text で指定した文字列に対するフォントスタイルを指定します。normal または italic が指定できます。 評価版では無効です。
watermark-font-weightnormalwatermark-text で指定した文字列に対するフォントの太さを指定します。normalbold または 1~1000 の数値が指定できます。 評価版では無効です。
watermark-opacity0watermark-text で指定した文字列の不透明度を指定します。 評価版では無効です。
watermark-stroke-colorrgb-icc(#Registration,0.04) watermark-text で指定した文字列の縁取りの色を指定します。 評価版では無効です。
watermark-stroke-width0.0125watermark-text で指定した文字列の縁取りの幅を指定します。値はフォントサイズに対する割合です。0超1以下の値が有効です。0以下または1超の値を指定したときは縁取りは描かれません。 評価版では無効です。
watermark-rotatewatermark-text で指定した文字列の回転角を度で指定します。 回転後に文字サイズがページに収まるように調整されます。 指定されていないときは、適切な回転が行われます。 評価版では無効です。
watermark-scale1watermark-text で指定した文字列の表示倍率を指定します。 watermark-rotate で調整された文字サイズに対する変倍率となります。 評価版では無効です。
watermark-textXSL-FO Samples Collectionページにすかし文字列を表示各ページに、指定したすかし文字列を表示します。改行“&#10;”で区切ることによって複数行にすることができます。 評価版のときは無効です。指定する文字列に合わせて、適切な watermark-font-family の指定が必要かも知れません。PDF出力などで確認してください。 また、タイ語やアラビア語などの複雑なスクリプトは指定できません。単一のフォントで出力できない文字列も指定できません。
watermark2-font-familywatermark2-text で指定した文字列に対するフォントファミリを指定します。指定しなかったときの既定値は watermark-font-family と同じです。 評価版では無効です。
watermark2-font-stylenormalwatermark2-text で指定した文字列に対するフォントスタイルを指定します。normal または italic が指定できます。 評価版では無効です。
watermark2-font-weightnormalwatermark2-text で指定した文字列に対するフォントの太さを指定します。normalbold または 1~1000 の数値が指定できます。 評価版では無効です。
watermark2-text各ページ下部に、指定した文字列を表示します。評価版のときは無効です。指定する文字列に合わせて、適切な watermark2-font-family の指定が必要かも知れません。PDF出力などで確認してください。また、タイ語やアラビア語などの複雑なスクリプトは指定できません。単一のフォントで出力できない文字列も指定できません。複数行に渡る文字列も指定できません。
white-space-collapse-mode7 white-space-collapse の動作が Antenna House Formatter V7 で修正されています。V6の動作にしたいときに指定してください。
  1. Antenna House Formatter V6 と同じ動作にします。
  2. Antenna House Formatter V7 で修正された動作にします。
詳しくは、Antenna House Formatter V6.6 との相違を参照してください。
xml-catalog XML Catalogs ファイルを指定します。これにより、文書中の外部参照に対して、URIの変換をします。 ただし、次のURIエントリにのみ対応しています。
  • <uri name="..." uri="...">

    URIがnameで指定されたものと一致するとき、URIをuriで指定されたものにします。

  • <rewriteURI uriStartString="..." rewritePrefix="...">

    URIがuriStartStringで指定されたもので始まるとき、その部分をrewritePrefixで指定されたものに置換します。

  • <uriSuffix uriSuffix="..." uri="...">

    URIがuriSuffixで指定されたもので終わるとき、URIをuriで指定されたものにします。

XML Catalogs の名前空間は urn:oasis:names:tc:entity:xmlns:xml:catalog です。
例えば、次のような catalog.xml を用意します。

<?xml version="1.0"?>
<catalog xmlns="urn:oasis:names:tc:entity:xmlns:xml:catalog">
<rewriteURI
  uriStartString="urn:img:"
  rewritePrefix="file://.../dir/images/"/>
</catalog>

このファイルを xml-catalog=".../catalog.xml" のように指定することによって、FO中で

<fo:external-graphic src="url('urn:img:picture.jpg')"/>

のように指定することができます。

XMLの内容は、記述されている順にチェックされて、最初にマッチしたものだけが適用されます。

V7.4
zwsp-mode6 ZERO WIDTH SPACE(U+200B)の動作が Antenna House Formatter V6 で修正されています。デフォルトはV6互換に動作します。V5の動作にしたいときに指定してください。
  1. Antenna House Formatter V5 と同じ動作にします。
  2. Antenna House Formatter V6 で修正された動作にします。
詳しくは、Antenna House Formatter V5 との相違を参照してください。
<list-style-type> <formatter-settings> の子要素 (この要素はいくつでも指定できます)
boxU+25ABlist-style-type="box" で使用する文字を指定します。
checkU+2713list-style-type="check" で使用する文字を指定します。
circleU+25E6list-style-type="circle" で使用する文字を指定します。
diamondU+2666list-style-type="diamond" で使用する文字を指定します。
discU+2022list-style-type="disc" で使用する文字を指定します。
hyphenU+2043list-style-type="hyphen" で使用する文字を指定します。
squareU+25AAlist-style-type="square" で使用する文字を指定します。
<quotationmark> <formatter-settings> の子要素 (この要素はいくつでも指定できます)
language 引用符の扱いを変更します。 languageに言語コード、codeに引用符の文字コード、quotetypeQU/OP/CL のいずれかを指定します。言語コードには欧米系の言語のみが指定できます。CJKなどは指定できません。
code
quotetype
<script-chars> <formatter-settings> の子要素 (この要素はいくつでも指定できます)
script codeに指定されたすべての文字をscriptで指定されたスクリプトとして評価します。 例えば、
<script-chars script="Jpan" code="&#x5C;"/>
とすることで、&#x5C; の文字を ¥ として表示させることができます(ただし、これは font-familyJpan に対応したフォントが指定されているときに限ります)。 codeを指定しなかったときは、scriptに指定されたすべての文字を取消します。scriptを指定しなかったときは、codeに指定されたすべての文字を取消します。
code
<script-language-in-CJK> <formatter-settings> の子要素 (この要素はいくつでも指定できます)
script scriptで指定されたスクリプトが、言語がCJKの文中に現れたとき、そのスクリプトの文字列をlanguageで指定された言語とみなします。 例えば、
<script-language-in-CJK script="Latn" language="eng"/>
とすることで、日本語や中国語の文中に現れたLatn文字列を英語とみなすことができます。hyphenate="true" が指定してあれば、その部分を英語としてハイフネーション処理できます。languageにCJKの言語は指定できません。languageを指定しなかったときは、scriptに指定された言語指定を取消します。
language
<space-end-punctuation> <formatter-settings> の子要素 (この要素はいくつでも指定できます)
language languageに指定された言語のときに、codeに指定された文字の後にspaceで指定されたアキを空けます。codeを指定しなかったときは、languageに指定されたすべての文字に対してアキの指定を取消します。 アキの量は実数型数値で指定します。値はフォントサイズに対する比を意味します。  <axf:space-end-punctuation>
code
space
<space-start-punctuation> <formatter-settings> の子要素 (この要素はいくつでも指定できます)
language languageに指定された言語のときに、codeに指定された文字の前にspaceで指定されたアキを空けます。codeを指定しなかったときは、languageに指定されたすべての文字に対してアキの指定を取消します。 アキの量は実数型数値で指定します。値はフォントサイズに対する比を意味します。  <axf:space-start-punctuation>
code
space
<space-between-digit-and-punctuation> <formatter-settings> の子要素 (この要素はいくつでも指定できます)
language languageに指定された言語のときに、数字とcodeに指定された文字の間にspaceで指定されたアキを空けます。codeを指定しなかったときは、languageに指定されたすべての文字に対してアキの指定を取消します。 アキの量は実数型数値で指定します。値はフォントサイズに対する比を意味します。  <axf:space-between-digit-and-punctuation>
code
space
<space-between-punctuation-and-digit> <formatter-settings> の子要素 (この要素はいくつでも指定できます)
language languageに指定された言語のときに、codeに指定された文字と数字の間にspaceで指定されたアキを空けます。codeを指定しなかったときは、languageに指定されたすべての文字に対してアキの指定を取消します。 アキの量は実数型数値で指定します。値はフォントサイズに対する比を意味します。  <axf:space-between-punctuation-and-digit>
code
space
<usercss> <formatter-settings> の子要素 (この要素はいくつでも指定できます)
追加するCSSユーザスタイルシートを <css> で指定します。 相対パスのときは対象ドキュメント相対とみなされます。 CSSの適用順序を参照してください。
<css> <usercss> の子要素 (この要素はいくつでも指定できます)
pathCSSユーザスタイルシートのパスを指定します。
<multimedia> <formatter-settings> の子要素 (この要素はいくつでも指定できます)
audioグラフィクスとしてのビデオやオーディオなどのマルチメディアの指定では、content-typeの指定が必須です。Antenna House Formatter V7.4 では、audio/* または video/* 以外の形式のcontent-typeがマルチメディアを示しているかどうかを自動的に判定できないことがあります。そのようなcontent-typeは、次のように audio または video または flash を明示してください。
<multimedia flash="application/x-shockwave-flash"/>
デフォルトでは、audio/* をオーディオと、video/* をビデオと、application/x-shockwave-flash をFlashとみなします。
video
flash
<GS1-128> <formatter-settings> の子要素 (この要素はいくつでも指定できます)
AI GS1-128のアプリケーション識別子(AI)の書式を登録します。AIの書式はいくつかは登録済みですが、未登録であったり、既登録の書式を変更したいときに指定します。 AIは、2~4桁の数字です。0から始まるAIは、2桁でなければなりません。3桁または4桁のAIは、最後の桁を * とすることができます。例えば、AI="380*" は、3800~3809を表します。 formatで次のように書式を指定します。
  • n3 : 3桁の数字
  • x3 : 3桁の任意文字
  • n-10 : 1桁以上10桁以下の数字
  • x3-10 : 3桁以上10桁以下の任意文字
例えば、次のように指定します。
<GS1-128 AI="380*" format="n-15"/>
formatXSL-FO Samples Collectionページ番号の形式と初期ページ番号
<UAX50> <formatter-settings> の子要素 (この要素はいくつでも指定できます)
code codeに、変更するコードポイントを指定します。コードポイントは、次のように指定できます。U+10000 以上の文字は指定できません。
  • 1文字 : &#x201C; など
  • 4桁16進数 : 201C
  • 4桁16進数の組 : 202A-202E
SVO または MVO には、U または R または V を指定できます。U は正立、R は 90°時計回りに回転させることを意味します。 V は、U と同じですが、縦書きグリフがもともと90°反時計回りにデザインされているときに、90°時計回りに表示します。 text-orientation-mode を参照してください。
SVO
MVO
<unbreakable-words> <formatter-settings> の子要素 (この要素はいくつでも指定できます)
内容に、改行区切りで分割禁止語を列挙します。各行の文字列が分割禁止となります。例えば、
<unbreakable-words>
こんにちは
Hello World
</unbreakable-words>
のようにすると、ふたつの語句が分割禁止となります。 先行後行する空白(U+0009、U+0020)は捨てられます。空白(U+0009、U+0020)の連続はひとつにまとめられ、改行を含む空白(U+0009、U+000A、U+000D、U+0020)の連続とマッチします。つまり、上の例では、
Hello World
Hello    World
Hello
World
のいずれも分割禁止となります。
文字列先頭から最初に見つかった語句が対象となるので、
ABCD
CDEF
と指定してあると、ABCDEFG という文字列に対しては ABCD が分割禁止となります。大文字小文字は区別されるので、Abcd などは分割禁止にはなりません。
また、なるべく長い語句を採用しようとするので、
ABCD
ABCDEF
と指定してあると、ABCDEFG という文字列に対しては ABCDEF が分割禁止となります。
cafe
という指定に対して、cafécafe&#x301; は分割禁止にはなりません。これらすべてを分割禁止にするには
cafe
café
cafe&#x301;
とする必要があります。
以下に注意してください。
  • この処理は、入力XMLの文字列に対して行われます。つまり、axf:normalizeaxf:text-replace などの加工よりも前に行われます。したがって、分割禁止にされた文字列がそれらによって加工されることがあります。
  • リガチャの起こる文字列、例えば ffi という文字列に対して、ff までが分割禁止に指定されていると、ffi としてのリガチャは起こりません。
srcsrc には、外部のXMLを指定することができます。そのXMLは、この要素と同じ格好ですが、src は指定できません。

フォントの設定

フォントに関する設定をします。

要素属性既定値説明
<font-settings> <formatter-config> の子要素
auto-fallback-fonttrueあるテキストに対して、FOやCSSで指定されたフォントファミリ中に、グリフを持つものが見つからなかったときに自動的にフォールバックフォントを探すかどうかを指定します。 フォールバックの方法については、フォントの選択を参照してください。
barcode-text-fontOCRB, monospaceバーコードジェネレータオプションで生成する線形バーコードに元コードのテキストを付加するときに利用するフォントを指定します。
default-font-familyserif デフォルトのフォントファミリを指定します。通常はゼネリックフォントファミリ serifsans-serifcursivefantasymonospace のいずれかを指定します。 フォントの選択を参照してください。
emulated-italic0選択されたフォントで italic がエミュレートされたときにそれを報告するかどうか指定します。 次のいずれかを指定します。
0.エラーを報告しません。
1.エラーレベル1のエラーを報告します。
2.エラーレベル2のエラーを報告します。
3.エラーレベル3のエラーを報告します。
4.エラーレベル4のエラーを報告します。
emulated-small-caps0選択されたフォントで small-caps がエミュレートされたときにそれを報告するかどうか指定します。 次のいずれかを指定します。
0.エラーを報告しません。
1.エラーレベル1のエラーを報告します。
2.エラーレベル2のエラーを報告します。
3.エラーレベル3のエラーを報告します。
4.エラーレベル4のエラーを報告します。
small-caps-emulation-always="true" が指定されているときは報告されません。
fallback-glyph1指定されたフォントファミリ中に、指定された文字に対するグリフが見つからなかったとき、auto-fallback-font が指定されているとフォールバックフォントを探します。そのとき、フォールバックフォントにグリフが見つかったときにそれを報告するかどうか指定します。 次のいずれかを指定します。
0.エラーを報告しません。
1.エラーレベル1のエラーを報告します。
2.エラーレベル2のエラーを報告します。
3.エラーレベル3のエラーを報告します。
4.エラーレベル4のエラーを報告します。
font-selection-mode6フォントの選択方法を指定します。次の値を指定できます。
  1. font-selection-strategy の指定は無視され、常に auto とみなされます。
  2. グリフを持つ最初のフォントが採用されます。
詳しくは、フォントの選択を参照してください。
font-stretch-mode6フォント選択で、font-stretchの情報を使うかどうかを指定します。次の値を指定できます。
  1. font-stretchの情報を使いません。Antenna House Formatter V5 と同じ動作です。
  2. font-stretchの情報を使います。
詳しくは、Antenna House Formatter V6.0 との相違を参照してください。
missing-font1 指定されたフォントファミリからフォントが、見つからなかったときに警告するかどうか指定します。 次のいずれかを指定します。
0.エラーを報告しません。
1.エラーレベル1のエラーを報告します。
2.エラーレベル2のエラーを報告します。
3.エラーレベル3のエラーを報告します。
4.エラーレベル4のエラーを報告します。
missing-glyph1指定されたフォントファミリまたはフォールバックフォント中に、指定された文字に対するグリフが見つからなかったときに警告するかどうか指定します。 次のいずれかを指定します。
0.エラーを報告しません。
1.エラーレベル1のエラーを報告します。
2.エラーレベル2のエラーを報告します。
3.エラーレベル3のエラーを報告します。
4.エラーレベル4のエラーを報告します。
missing-glyph-allfalse通常missing-glyphの報告は、同じ文字に対して1度しか行われませんが、missing-glyph-all="true" と指定することで、すべてに対して報告することができます。 この指定を不用意に行うと、極めて大量のエラーが出力されることがあります。注意してください。 この設定は、fallback-glyph についても同様に適用されます。
<script-font> <font-settings> の子要素 (この要素はいくつでも指定できます)フォントの選択を参照してください
scriptスクリプトコードを指定します。 指定できるスクリプトは、ISO 15924 に従いますが、Antenna House Formatter V7.4 はすべてのスクリプトをサポートしているわけではありません。 ここで指定できるスクリプトは、対応スクリプトと言語に示されているスクリプトのうち、Hira、Kana、Hani を除くスクリプト、または Zsye、Zsymです。 ゼネリックフォントに対しては、スクリプト指定を省略するか、script="" と指定します。
serifscript で指定されたスクリプトの serif に対するゼネリックフォントを指定します。
sans-serifscript で指定されたスクリプトの sans-serif に対するゼネリックフォントを指定します。
monospaceXSL-FO Samples Collectionホワイトスペースの保持script で指定されたスクリプトの monospace に対するゼネリックフォントを指定します。
cursivescript で指定されたスクリプトの cursive に対するゼネリックフォントを指定します。
fantasyscript で指定されたスクリプトの fantasy に対するゼネリックフォントを指定します。
fallbackCSSページ組版入門fallbackscript で指定されたスクリプトのフォールバックフォントを指定します。 フォントはカンマ区切りで複数列挙できます。
<font-alias> <font-settings> の子要素 (この要素はいくつでも指定できます)
src srcdst に、任意のフォント名を指定することで、FO(またはHTMLなど)中に現れたフォント名 srcdst に置き換えて組版します。これは、異なる環境で作られた文書にある未知のフォントを、文書を修正することなく代替することを可能にします。ただし、
<font-alias src="A" dst="B">
<font-alias src="B" dst="C">
のような場合、"A" が "C" に置き換わるようなことはありません。また、<font-alias> の指定は、この設定ファイル中のフォント名には作用しません。
dst

PDF出力の設定

PDF出力に関する設定をします。

要素属性既定値説明
<pdf-settings> <formatter-config> の子要素
allow-deprecated-annotationfalse PDF2.0では、非推奨になった注釈(Movie、Sound)があり、これらを出力することはできません。 true を指定すると、PDF2.0でこれらを出力することができるようになります。 V7.4
allow-embedding-lower-versionsfalse PDF2.0では、PDF1.Xを埋め込むことは推奨されていません。 true を指定すると、PDF2.0にPDF1.Xを埋め込むことができるようになります。 V7.4
allow-javascripttruefalse を指定すると、openactionaxf:action-type で JavaScript を指定しても無視されます。
allow-nest-alt-texttrueタグ付きPDFを出力するとき、アクセシビリティの観点から代替テキストが設定されたタグの子孫のタグに代替テキストを設定したくないとき false を指定してください。代替テキストが指定されたタグの子供には代替テキストが設定されなくなります。その場合、複雑なスクリプトを使用しグリフと Unicode が一対一の対応にない文字は検索やコピーができなくなる可能性があります。
check-tag-relationshipfalse true を指定すると、タグ付きPDF2.0を出力するとき、タグの親子関係の妥当性を検証し不正な構造に対して警告を出します。
color-compressionauto PDFに直接格納できないカラー画像形式のとき、その画像はPDFと互換性のあるビットマップ形式に変換されてから格納されます。そのとき、PDFファイル内に格納するデータの圧縮方法を次のいずれかで指定します。
  • auto
  • zlib
  • jpeg
  • jpeg2000
  • keeplzw
  • auto2k
  • keeplzw2k
auto が指定された場合、color-jpeg-quality の指定に従って画像データを作成し、JPEG、ZLIB圧縮のサイズの小さい方を選択します。 keeplzw が指定された場合、元の画像がLZW圧縮されている場合はLZW圧縮で、そうでない場合は auto と同じです。 auto2kkeeplzw2k は、autokeeplzw と同じですが、JPEGの代わりにJPEG 2000を利用します。PDF1.4以下のときは autokeeplzw と同じです。
PDFに直接格納できる画像形式については、画像出力 を参照してください。 この設定は、カラー画像に対するものです。 グレイスケール画像に対しては grayscale-compression、白黒画像に対しては monochrome-compression を指定してください。 また、JPEG 2000は、PDF1.5以降のときのみ有効です。GUIでは 圧縮 で変更することができます。
color-compression-defaultautoGUIの PDFオプション設定ダイアログ圧縮ページ で、[デフォルト設定に戻す] ボタン、[高圧縮設定] ボタンを押したときのカラー画像の圧縮形式の採用値を指定します。
color-compression-minimumauto2k
color-conversionnoneRGB または CMYK のカラースペースを DeviceGray または DeviceCMYK に変換する方法を指定します。
  • none
    何もしません。
  • black
    RGBの黒を DeviceGray で出力します。
  • gray
    RGBのグレイ調(モノトーン)を DeviceGray で出力します。
  • all-gray
    すべての RGB または CMYK を DeviceGray に変換して出力します。この変換は gray = 0.3×red + 0.59×green + 0.11×blue で行われます (0.0 ≤ red,green,blue ≤ 1.0)。CMYKのときは、CMYKをRGBに変換してからグレイに変換します。
  • all-cmyk
    すべての RGB を CMYK に変換して出力します。CMYK のときは何もしません。
GUI の色変換で変更することができます。 独自描画エンジンを使って描かれる SVG、CGM、MathML、EMF、WMF については、同様に変換処理されます。それ以外の画像については次のように処理されます。
  • all-grayall-cmyk のときは、変換処理を行います。
  • all-grayall-cmyk 以外のときは、何も変換しません。
出力するPDFがPDF/X-1aのときは、all-gray または all-cmyk とみなされます。PDF/X での RGB の扱いは、PDF/X を参照してください。
color-conversion-k100false color-conversion="all-cmyk" のとき、ICCプロファイルによっては、RGBの黒(rgb(0,0,0))が必ずしもK100(cmyk(0,0,0,1))になりません。 color-conversion-k100="true" を指定すると、黒を常にK100に変換します。 V7.4
color-downsamplingnone PDFに格納するラスタのカラー画像のダウンサンプリングの方法を次のいずれかで指定します。
  • none
  • average(バイリニア法)
  • bicubic(バイキュービック法)
  • subsampling(ニアレストネイバー法)
none 以外を指定したときは、color-downsampling-above-dpi で指定された解像度を超える画像を color-downsampling-target-dpi で指定された解像度にダウンサンプリングします。 この設定は、カラー画像に対するものです。グレイスケール画像に対しては grayscale-downsampling、白黒画像に対しては monochrome-downsampling を指定してください。GUIでは ダウンサンプリング で変更することができます。
color-downsampling-above-dpi450
color-downsampling-target-dpi300
color-downsampling-defaultnoneGUIの PDFオプション設定ダイアログ圧縮ページ で、[デフォルト設定に戻す] ボタン、[高圧縮設定] ボタンを押したときのカラー画像のダウンサンプリングの採用値を指定します。
color-downsampling-above-dpi-default450
color-downsampling-target-dpi-default300
color-downsampling-minimumbicubic
color-downsampling-above-dpi-minimum225
color-downsampling-target-dpi-minimum150
color-jpeg-quality80 PDFに直接格納できないカラー画像形式のとき、color-compressionjpeg が指定されたときの画質を 1~100 の範囲の数値で指定します。 数字が大きいほど画質はよくなりますが、ファイルサイズは大きくなります。jpeg2000 のときは、この値を圧縮率に換算して使用します。 この設定は、カラー画像に対するものです。 グレイスケール画像に対しては grayscale-jpeg-quality を指定してください。GUIでは JPEG画質 で変更することができます。
color-jpeg-quality-default80GUIの PDFオプション設定ダイアログ圧縮ページ で、[デフォルト設定に戻す] ボタン、[高圧縮設定] ボタンを押したときのカラー画像のJPEG画質の採用値を指定します。
color-jpeg-quality-minimum40
decimal-part-digits5PDF中に出力する実数値の小数点以下桁数を 1~6 で指定します。
decimal-part-digits-default5GUIの PDFオプション設定ダイアログ圧縮ページ で、[デフォルト設定に戻す] ボタン、[高圧縮設定] ボタンを押したときの小数点以下桁数の採用値を指定します。
decimal-part-digits-minimum3
default-output-intentPDF/Xの出力で、FO中に出力インテントが指定されていないときに採用する既定値を設定します。 指定できるのは fo:color-profilesrc プロパティに指定できるものと同じ値です。指定しなかったときは次が指定されているとみなされます。
#OutputConditionIdentifier=CGATS TR 001
PDF/Xを参照してください。
embed-all-fontstrue 組版結果内で使用されているすべてのフォントをPDFに埋め込むか否かを次のいずれかで指定します。
  • false : <embed-font> に指定されているフォントのみを埋め込みます。
  • true : 欧文基本14フォントを除くすべてのフォントを埋め込みます。
  • base14 : 欧文基本14フォントを含むすべてのフォントを埋め込みます。
GUIでは すべてのフォントを埋め込む で変更することができます。
embed-font-encoding TrueTypeフォントを埋め込むときのエンコーディングを指定します。未指定時は、Identity-H/Vとなります。
  • WinAnsiEncoding
    エンコーディングに、WinAnsiEncodingを指定します。WinAnsiEncodingにエンコーディングできないものは、Identity-H/Vになります。
embed-std-output-intentfalse 標準出力インテントに指定されているICCプロファイルを、PDF/X 出力に埋め込むかどうかを指定します。埋め込む場合は、ICCプロファイルの実ファイルを指定する必要があります。false のときは埋め込みません。PDF/A および PDF/X-4 出力ではICCプロファイルの埋め込みは必須のため、この指定は無効となります。
embed-subset-font-percentage100PDFにフォントを埋め込むとき、そのPDF中で使っているそのフォントの文字が、そのフォントの持っている全文字に対して、何パーセントかを求めます。それがここで指定したパーセンテージ以上のとき、そのフォントを(使っていない文字も含めて)すべて埋め込みます。そうでないときは、実際に使用している文字のみが埋め込まれます。GUIでは フォントをサブセットにする割合 で変更することができます。
encrypt-metadatatruePDFを暗号化するとき、メタデータも暗号化するかどうかを指定します。(PDF1.5以降で有効)
encryption-level128rc4 作成するPDFの暗号化時のキー長を次のいずれかで指定します。
  • 40rc4(PDF1.3~1.7で有効)
  • 128rc4(PDF1.4~1.7で有効)
  • 128aes(PDF1.6~1.7で有効)
  • 256aes(PDF1.7以降で有効)
EPS-processornone EPSをPDFへ出力するとき、外部プロセッサを使ってPDFへ変換してから出力するかどうかを次のいずれかで指定します。値の大文字小文字は区別されません。
  • none
  • distiller
  • ghostscript
これらの意味は以下のとおりです。
  • none : 何も使用しません。従来どおりです。
  • distiller : Adobe Distillerがインストールされている環境で、それを利用します。 利用するのは acrodist.exe です。Windows版のみで有効です。 このときのEPSには少し制限があります。
    • PS-Adobe-2.0 以上であること
    • %%BeginProlog%%EndProlog が含まれていること
     joboptions
  • ghostscript : Ghostscriptがインストールされている環境で、それを利用します。 利用するのは、Windows版では gswin64c.exe(x86版では gswin32c.exe) 、それ以外では gs です。 プログラムを fork() などで起動して利用するので、GPLライセンス的には問題ありません。
     ghostscript
それぞれのプロセッサがインストールされていない環境では無効です。 また、利用されるプログラムへはPATHなどが通っている必要があります。
error-on-embed-faultfalse フォントの埋め込みでエラーが発生した場合に、エラーとして処理を打ち切るかどうかを、truefalse で指定します。 true のときはエラーとして処理を終了します。false のときは埋め込まずに続行します。 GUIでは 埋め込みできないときの処理 で変更することができます。
error-on-missing-glyphfalse 指定された文字のグリフがフォントに欠落しているとき、エラーとして処理を打ち切るか、処理を続行するかを、truefalse で指定します。 true のときはエラーとして処理を終了します。false のときはPDF出力を行いますが、そのときPDF中では空白になったり□になって表示されます。GUIでは グリフがないとき処理を打ち切る で変更することができます。
error-on-pdfx-faulttruePDF/XやPDF/A、PDF/UAを作成するとき、回避不可能な不適合な内容、例えば埋め込めないフォントが指定されているようなとき、処理を続行するかどうかを指定します。false のときは処理を続行しますが、生成されたPDFは、PDF/XやPDF/A、PDF/UAとしては不適合のことがあります。trueのときは、エラーとしてPDFは生成されません。回避可能な不適合な内容は、それを回避して処理が続行されます。例えば、PDF/Xでの注釈は捨てられます。 GUIでは PDF/X・PDF/A・PDF/UAでエラーのとき処理を打ち切る で変更することができます。
fallback-alttext空白文字axf:alttextが求められるが、この属性が設定されていない場合にフォールバックする文字列を設定します。デフォルトでは空白文字が設定されます。
ghostscriptGhostscriptを使ってEPSをPDFへ変換するとき、Ghostscriptへのフルパスを指定しておくことができます。例えば、ghostscript="/usr/local/bin/gs" とします。これにより、GhostscriptへPATHが通っていなくても、Ghostscriptを起動することができるようになります。Windows版では gswin64c.exe(x86版では gswin32c.exe)を指定します。
grayscale-compressionauto PDFに直接格納できないグレイスケール画像形式のとき、その画像はPDFと互換性のあるビットマップ形式に変換されてから格納されます。そのとき、PDFファイル内に格納するデータの圧縮方法を次のいずれかで指定します。
  • auto
  • zlib
  • jpeg
  • jpeg2000
  • keeplzw
  • auto2k
  • keeplzw2k
auto が指定された場合、grayscale-jpeg-quality の指定に従って画像データを作成し、JPEG、ZLIB圧縮のサイズの小さい方を選択します。 keeplzw が指定された場合、元の画像がLZW圧縮されている場合はLZW圧縮で、そうでない場合は auto と同じです。 auto2kkeeplzw2k は、autokeeplzw と同じですが、JPEGの代わりにJPEG 2000を利用します。PDF1.4以下のときは autokeeplzw と同じです。
PDFに直接格納できる画像形式については、画像出力 を参照してください。 この設定は、グレイスケール画像に対するものです。 カラー画像に対しては color-compression、白黒画像に対しては monochrome-compression を指定してください。 また、JPEG 2000は、PDF1.5以降のときのみ有効です。GUIでは 圧縮 で変更することができます。
grayscale-compression-defaultautoGUIの PDFオプション設定ダイアログ圧縮ページ で、[デフォルト設定に戻す] ボタン、[高圧縮設定] ボタンを押したときのグレイスケール画像の圧縮形式の採用値を指定します。
grayscale-compression-minimumauto2k
grayscale-downsamplingnone PDFに格納するラスタのグレイスケール画像のダウンサンプリングの方法を次のいずれかで指定します。
  • none
  • average(バイリニア法)
  • bicubic(バイキュービック法)
  • subsampling(ニアレストネイバー法)
none 以外を指定したときは、grayscale-downsampling-above-dpi で指定された解像度を超える画像を grayscale-downsampling-target-dpi で指定された解像度にダウンサンプリングします。 この設定は、グレイスケール画像に対するものです。 カラー画像に対しては color-downsampling、白黒画像に対しては monochrome-downsampling を指定してください。GUIでは ダウンサンプリング で変更することができます。
grayscale-downsampling-above-dpi450
grayscale-downsampling-target-dpi300
grayscale-downsampling-defaultnoneGUIの PDFオプション設定ダイアログ圧縮ページ で、[デフォルト設定に戻す] ボタン、[高圧縮設定] ボタンを押したときのグレイスケール画像のダウンサンプリングの採用値を指定します。
grayscale-downsampling-above-dpi-default450
grayscale-downsampling-target-dpi-default300
grayscale-downsampling-minimumbicubic
grayscale-downsampling-above-dpi-minimum225
grayscale-downsampling-target-dpi-minimum150
grayscale-jpeg-quality80 PDFに直接格納できないグレイスケール画像形式のとき、grayscale-compressionjpeg が指定されたときの画質を 1~100 の範囲の数値で指定します。数字が大きいほど画質はよくなりますが、ファイルサイズは大きくなります。 jpeg2000 のときは、この値を圧縮率に換算して使用します。 この設定は、グレイスケール画像に対するものです。 カラー画像に対しては color-jpeg-quality を指定してください。GUIでは JPEG画質 で変更することができます。
grayscale-jpeg-quality-default80GUIの PDFオプション設定ダイアログ圧縮ページ で、[デフォルト設定に戻す] ボタン、[高圧縮設定] ボタンを押したときのグレイスケール画像のJPEG画質の採用値を指定します。
grayscale-jpeg-quality-minimum40
gs-optionsGhostscriptを使ってEPSをPDFへ変換するとき、Antenna House Formatter V7.4 は、デフォルトでは次のようなパラメータを指定してGhostscriptを起動します。
-dPDFSETTINGS=/printer
-dNOPAUSE
-dBATCH
-dSAFER
-sDEVICE=pdfwrite
-dDEVICEWIDTHPOINTS=%width
-dDEVICEHEIGHTPOINTS=%height
-dEPSFitPage
-dCompatibilityLevel=1.3
-dAutoRotatePages=/None
-q
-sOutputFile=%temp
-c
-f
%eps
%で始まる次の4つは、Antenna House Formatter V7.4によってそれぞれの値に置換されます。
  • %width : EPSの幅
  • %height : EPSの高さ
  • %eps : 入力EPS
  • %temp : 出力一時ファイル
gs-options で任意のパラメータを指定することができます。複数のパラメータは、U+000A で区切って指定します。gs-options の指定は上記の設定を完全に置き換えてGhostscriptを起動します。 -sOutputFile の指定は常に -sOutputFile=%temp とみなされます。%temp が含まれていないときはそれが追加されます。 %eps が含まれていないときは、それを最後に追加します。 不正なパラメータを指定したときの動作は保証されません。
image-color-profiletrue PDFに埋め込むカラー画像中のICCプロファイルをPDFに埋め込むかどうかを指定します。 trueなら埋め込み、falseなら埋め込みません。GUIでは 画像のICCプロファイルを出力 で変更することができます。 出力するPDFがPDF/X-1aのときは、常に false とみなされます。
import-annotation-typesXSL-FO Samples Collection埋め込んだPDFの注釈を保持埋め込まれるPDFにある注釈を保持したまま埋め込むことができます。以下の文字列を空白区切りで列挙して指定します。大文字小文字の区別はありません。
  • All
  • Text
  • Link
  • FreeText
  • Line
  • Square
  • Circle
  • Polygon
  • PolyLine
  • Highlight
  • Underline
  • Squiggly
  • StrikeOut
  • Stamp
  • Caret
  • Ink
  • Popup
  • FileAttachment
  • Sound
  • Movie
  • Screen
  • 3D
  • RichMedia
  • Other
Other は記載にない種類の注釈を埋め込む場合に指定します。All が指定された場合はすべての注釈が埋め込まれます。GUIでは すべての注釈をインポートする で変更することができます。埋め込みについての詳細は、PDFの埋め込み を参照してください。
import-tagged-pdffalseタグ付きPDFにタグ付きPDFを埋め込むことを許可するかどうかを指定します。true を指定すると、エラーとせずにそのまま埋め込みます。GUIでは タグ付きPDFの埋め込みを許可 で変更することができます。埋め込みについての詳細は、PDFの埋め込み を参照してください。
joboptionsDistillerを使ってEPSをPDFへ変換するとき、Distillerへ渡す Adobe PDF Settings File を指定します。ローカルファイルのみを指定できます。相対パス指定のときは、対象となっているEPSファイル相対とみなされますが、EPS自身が相対パスのときは不定です。なるべく絶対パスで指定するようにしてください。 Adobe PDF Settings File については、Acrobat のマニュアルなどを参照してください。不正なファイルを指定したときの動作などに関しては保証しません。このファイルが指定されなかったときは、ほとんど何も指定されていない次の内容のものが仮定されます。
<<
  /CompatibilityLevel 1.3
  /AutoRotatePages /None
>> setdistillerparams
<<
>> setpagedevice
Windows版のみで有効です。
linearizedfalse リニアライズドPDFを生成するかどうかを指定します。 true ならWeb表示用に最適化されたリニアライズドPDFを生成します。false のときは通常のPDFを生成します。GUIでは Web表示用に最適化 で変更することができます。
mediabox-origin-zerofalse 一部のPDFを扱うソフトフェアは、/MediaBox の原点が (0,0) であることを仮定しています。PDF仕様上は原点はどこにあっても問題ありません。Antenna House Formatter V7.4 は /TrimBox の原点が (0,0) になるように PDFを生成します。 true を指定すると、/MediaBox の原点を (0,0) に調整します。
monochrome-compressionccitt4 PDFに直接格納できない白黒画像形式のとき、その画像はPDFと互換性のあるビットマップ形式に変換されてから格納されます。そのとき、PDFファイル内に格納するデータの圧縮方法を次のいずれかで指定します。
  • ccitt4
  • ccitt3
  • runlength
  • zlib
  • none
PDFに直接格納できる画像形式については、画像出力 を参照してください。 この設定は、白黒画像に対するものです。 カラー画像に対しては color-compression、グレイスケール画像に対しては grayscale-compression を指定してください。GUIでは 圧縮 で変更することができます。
monochrome-compression-defaultccitt4GUIの PDFオプション設定ダイアログ圧縮ページ で、[デフォルト設定に戻す] ボタン、[高圧縮設定] ボタンを押したときの白黒画像の圧縮形式の採用値を指定します。
monochrome-compression-minimumzlib
monochrome-downsamplingnone PDFに格納するラスタの白黒画像のダウンサンプリングの方法を次のいずれかで指定します。
  • none
  • average(バイリニア法)
  • bicubic(バイキュービック法)
  • subsampling(ニアレストネイバー法)
none 以外を指定したときは、monochrome-downsampling-above-dpi で指定された解像度を超える画像を monochrome-downsampling-target-dpi で指定された解像度にダウンサンプリングします。 この設定は、白黒画像に対するものです。 カラー画像に対しては color-downsampling、グレイスケール画像に対しては grayscale-downsampling を指定してください。GUIでは ダウンサンプリング で変更することができます。
monochrome-downsampling-above-dpi1800
monochrome-downsampling-target-dpi1200
monochrome-downsampling-defaultnoneGUIの PDFオプション設定ダイアログ圧縮ページ で、[デフォルト設定に戻す] ボタン、[高圧縮設定] ボタンを押したときの白黒画像のダウンサンプリングの採用値を指定します。
monochrome-downsampling-above-dpi-default1800
monochrome-downsampling-target-dpi-default1200
monochrome-downsampling-minimumbicubic
monochrome-downsampling-above-dpi-minimum450
monochrome-downsampling-target-dpi-minimum300
multimedia-treatmentembed axf:multimedia-treatment="auto" のとき、マルチメディアをPDFに埋め込むかどうかを以下のいずれかで指定します。
  • embed
  • absolute-link
  • relative-link
  • richmedia
  • richmedia-windowed
new-tagging-modefalsetrue の場合、axf:pdftag="''" のように明示的に空文字列を指定したときにその要素はタグを作成せず、親のエリアが属するタグに属するようになります。また、Role Map も有効になり、非標準タグ名から標準タグ名へのマップが有効になります。 また、ルート要素は明示的に空文字列を指定した場合は効果がなく、タグが作成されます。
no-accessibilityfalse作成するPDFファイルのスクリーンリーダデバイスのテキストアクセスを許可するか否かを、truefalse で指定します。false のときは許可します。true のときは許可しません。 この属性は、PDF1.4 以降のとき有効です。スクリーンリーダデバイスのテキストアクセスを制限するには、owner-password を指定する必要があります。
no-adding-or-changing-commentsfalse 作成するPDFファイルへの注釈とフォームフィールドの追加や変更を許可するか否かを、truefalse で指定します。false のときは追加や変更を許可します。true のときは追加や変更を許可しません。注釈とフォームフィールドの追加や変更を制限するには、owner-password を指定する必要があります。
no-assemble-docfalse作成するPDFファイルのページの挿入、削除、回転を許可するか否かを、truefalse で指定します。false のときは許可します。true のときは許可しません。 この属性は、PDF1.4 以降のとき有効です。ページの挿入、削除、回転を制限するには、owner-password を指定する必要があります。
no-changingfalse 作成するPDFファイルへのフォームフィールドの作成や、その他の変更を許可するか否かを、truefalse で指定します。false のときは変更を許可します。true のときは変更を許可しません。フォームフィールドの作成や、その他の変更を制限するには、owner-password を指定する必要があります。
no-content-copyingfalse 作成するPDFファイルのテキストとグラフィックファイルのコピーを許可するか否かを、truefalse で指定します。false のときはコピーを許可します。true のときはコピーを許可しません。テキストとグラフィックファイルのコピーを制限するには、owner-password を指定する必要があります。
no-fill-formfalse作成するPDFファイルのフォームフィールドの入力と署名を許可するか否かを、truefalse で指定します。false のときは許可します。true のときは許可しません。 この属性は、PDF1.4 以降のとき有効です。フォームフィールドの入力と署名を制限するには、owner-password を指定する必要があります。
object-compressiontruePDF中のオブジェクトを圧縮します。PDF1.5以降で、text-and-lineart-compression="true" のときに有効です。true のときは圧縮し、false のときは圧縮しません。GUIでは オブジェクトの圧縮 で変更することができます。
object-compression-defaulttrueGUIの PDFオプション設定ダイアログ圧縮ページ で、[デフォルト設定に戻す] ボタン、[高圧縮設定] ボタンを押したときの オブジェクトの圧縮 の採用値を指定します。
object-compression-minimumtrue
overprintオーバープリントを指定します。指定できるのは、axf:overprintauto 以外です。
owner-password オーナパスワードとして指定する文字列を設定します。PDF1.3~1.7では32文字までの、PDF2.0以降では127文字までのASCII文字を指定してください。これ以外の文字が含まれていた場合、無効となり、パスワード指定がないものとみなされます。既定値はパスワードなしです。
page-labelstrueページ番号にページラベルを付けるかどうかを、truefalse で指定します。 true のときは付け、false のときは付けません。GUIでは ページラベルを出力 で変更することができます。
pages-max-kids10 PDF の /Pages 辞書の /Kids 配列の要素の最大数を指定します。負または 1 は指定できません。0 を指定すると、ツリー構造にならず、すべてのページが /Kids 配列にフラットに並びます。
pass-throughallPDFへ画像を埋め込むとき、そのまま埋め込めるものはそのまま埋め込もうとします(それをパススルーと言います)。パススルーとダウンサンプリングが同時に指定されているときは、ダウンサンプリングの指定が優先されます。 pass-through で、パススルーしたい画像の種類を指定しておくことができます。ただし、パススルーする指定がしてあっても、それができない事情があるときはパススルーしません。 以下の文字列を空白区切りで列挙して指定します。大文字小文字の区別はありません。
  • all
  • gif
  • tiff
  • png
  • jpeg
  • jpeg2000
  • jbig2
  • none
画像種別の前に - を前置すると、その画像種別の除外を示します。例えば、pass-through="all -gif" とすると、GIFだけを除外することができます。
pass-through-defaultallGUIの PDFオプション設定ダイアログ圧縮ページ で、[デフォルト設定に戻す] ボタン、[高圧縮設定] ボタンを押したときのパススルーしたい画像の種類を指定します。
pass-through-minimumnone
pdf-versionPDF1.5作成するPDFのバージョンを次のいずれかで指定します。
  • PDF1.3
  • PDF1.4
  • PDF1.5
  • PDF1.6
  • PDF1.7
  • PDF2.0
  • PDF/X-1a:2001
  • PDF/X-3:2002
  • PDF/X-1a:2003
  • PDF/X-2:2003
  • PDF/X-3:2003
  • PDF/X-4:2010
  • PDF/X-4p:2010
  • PDF/A-1a:2005
  • PDF/A-1b:2005
  • PDF1.4/A-2a:2011
  • PDF1.5/A-2a:2011
  • PDF1.6/A-2a:2011
  • PDF1.7/A-2a:2011
  • PDF1.4/A-2b:2011
  • PDF1.5/A-2b:2011
  • PDF1.6/A-2b:2011
  • PDF1.7/A-2b:2011
  • PDF1.4/A-2u:2011
  • PDF1.5/A-2u:2011
  • PDF1.6/A-2u:2011
  • PDF1.7/A-2u:2011
  • PDF1.4/A-3a:2012
  • PDF1.5/A-3a:2012
  • PDF1.6/A-3a:2012
  • PDF1.7/A-3a:2012
  • PDF1.4/A-3b:2012
  • PDF1.5/A-3b:2012
  • PDF1.6/A-3b:2012
  • PDF1.7/A-3b:2012
  • PDF1.4/A-3u:2012
  • PDF1.5/A-3u:2012
  • PDF1.6/A-3u:2012
  • PDF1.7/A-3u:2012
  • PDF1.5/UA-1:2014
  • PDF1.6/UA-1:2014
  • PDF1.7/UA-1:2014
GUIでは PDFバージョン で変更することができます。
printing-allowedhigh-resolution 作成するPDFファイルの印刷を許可するか否か指定します。high-resolution を指定したときは、高解像度での印刷を許可します。low-resolution は、PDF1.4 以降のとき有効で、低解像度での印刷のみを許可します。PDF1.3 のときは high-resolution とみなされます。none のときは印刷を許可しません。印刷を制限するには、owner-password を指定する必要があります。
rasterize-resolution108一部のベクタ画像は、ラスタ画像に変換されてPDFに格納されます。ここではこの変換時に作成するラスタ画像の解像度の値を 70~500(dpi)の範囲の数値で指定します。 範囲外の値のときはデフォルト値が採用されます。 この設定は、Windows版のみで有効です。 非Windows版では、PDFに直接格納できないベクタ形式の画像を扱うことはできません。 PDFに直接格納できる画像形式については、画像出力 を参照してください。
real-value-limit2PDF中に記述される実数値の限界値は、PDF1.4以下では ±32767以内、PDF1.5以降では ±3.403×1038以内ということになっています。しかし、一部のビューアは、PDF1.5以降であっても ±32767を超えるとエラーとなることがあります。そのため、PDF1.5以降のときに、出力される実数値のチェックをして、限界値を超えないようにすることができます。以下の値を指定できます。
0.限界値のチェックをしません。
1.±32767以内かどうかチェックします。
2.約±2.14748×109以内かどうかチェックします。
3.約±9.22337×1018以内かどうかチェックします。
PDF1.4以下では、2 以上の指定は 1 とみなされます。
real-value-limit-modifyfalsereal-value-limit で指定された限界値を超えたとき、値をその値に補正するかどうかを指定します。real-value-limit-modify="false" のときは、チェックだけして値の補正は行われません。
reverse-pagefalsetrueを指定すると、PDF出力で、ページを逆順に出力します。
tagged-pdffalse生成するPDFをタグ付きにするかどうかを指定します。PDFのバージョンによってはタグ付きにできないことがあります。そのとき、この指定は無視されます。GUIでは タグ付きPDF で変更することができます。
text-and-lineart-compressiontrue PDF中のテキストとラインアートを圧縮して、PDFのサイズを小さくするかどうかを指定します。 true のときは圧縮し、false のときは圧縮しません。GUIでは テキストとラインアートの圧縮 で変更することができます。
text-and-lineart-compression-defaulttrueGUIの PDFオプション設定ダイアログ圧縮ページ で、[デフォルト設定に戻す] ボタン、[高圧縮設定] ボタンを押したときの テキストとラインアートの圧縮 の採用値を指定します。
text-and-lineart-compression-minimumtrue
transparencytrue PDFへ出力する透明を非透明に変換するかどうかを指定します。trueなら透明を透明のまま出力します。falseなら非透明に変換します。GUIでは 透明を非透明に変換する で変更することができます。
transparency-color-spaceDeviceRGBPDFでの透過処理のときのカラースペースを指定します。以下のいずれかを指定します。
  • None
  • DeviceRGB
  • DeviceCMYK
use-launch-for-local-filetrue ローカルファイルで指定された外部へのリンク(external-destination プロパティ)を、PDFのリンクプロパティの動作種別「ファイルを開く」、「World Wide Web リンク」のどちらに変換するかを true または false で指定します。 true のときは「ファイルを開く」に変換し、false のときは「World Wide Web リンク」に変換します。GUIでは ローカルファイル指定外部リンクの処理 で変更することができます。
user-password ユーザパスワードとして指定する文字列を設定します。PDF1.3~1.7では32文字までの、PDF2.0以降では127文字までのASCII文字を指定してください。これ以外の文字が含まれていた場合、無効となり、パスワード指定がないものとみなされます。既定値はパスワードなしです。
xmp-padding2000 <axf:document-info name="xmp"> で指定したXMPや、自動的に生成されるXMPをPDFに埋め込むとき、インプレースでのXMP編集を補助するためのパディングサイズを指定します。 0 以下のときはパディングは付きません。 また、<?xpacket end="r"?> であるXMPにはパディングは付きません。
<embed-font> <pdf-settings> の子要素 (この要素はいくつでも指定できます)
fontCSSページ組版入門font PDF内に埋め込みを行うフォントを指定します。embed-all-fonts="false" の場合のみ有効です。embed-all-fonts="false" で、この要素が指定されていない場合、PDF出力上で必要となる文字のグリフのみを埋め込みます。この要素が指定されており、ここに記載されたフォントが組版結果内で使用されていれば、使用されている文字のグリフを埋め込みます。記載されていないフォントについては、PDF出力上で必要となる文字のグリフのみ埋め込みが行われます。
<tag-role-map> <pdf-settings> の子要素
<tag-element> をまとめるための要素です。new-tagging-mode="true" の場合のみ子要素を評価します。
<tag-element> <tag-role-map> の子要素 (この要素はいくつでも指定できます)
tag-base-name タグ付きPDFを出力するとき、tag-derived-name の値から tag-base-name の値へとタグの要素名をマップします。
<tag-element
 tag-derived-name="p2"
 tag-base-name="p1"/>
<tag-element
 tag-derived-name="p1"
 tag-base-name="P"/>
以上のように書かれたとき axf:pdftag の値が p1 または p2 のFOから作成されるエリアのタグは、P要素にマップされるようにタグ付けされます。
tag-derived-name

PostScript出力の設定

PostScript®出力に関する設定をします。

要素属性既定値説明
<ps-settings> <formatter-config> の子要素
noembed-fontfalse出力されるPostScriptにフォントを埋め込むかどうかを指定します。true を指定すると、フォント情報は一切埋め込まれず、PostScript名のみでフォントが参照されます。以下の制約があります。
  • 日本語など多バイトコードを含むフォントの場合、PostScriptインタプリタが正しく処理できない場合があります。Distillerだと
    MS-Mincho not found, using Courier.
    のようなエラーが出力されることがあります。
  • 255より大きな文字コードは出力できません。
フォントの非埋め込みは、Type 1フォント以外を使っているときは、指定しない方がよいでしょう。
transparencyfalse true を指定すると、PostScript の拡張機能である pdfmark の出力時に透明を処理します。そのとき、利用する joboptions をテキストエディタで開き、"/AllowTransparency false" を "/AllowTransparency true" に書き換えてください。joboptions の格納先は、プリセットかカスタム設定かで格納先が異なります。詳しくは Adobe Acrobat のマニュアルを参照してください。この指定は、Distiller への印刷時も有効です。
use-launch-for-local-file ローカルファイルで指定された外部へのリンク(external-destination プロパティ)を、PDFのリンクプロパティの動作種別「ファイルを開く」、「World Wide Web リンク」のどちらに変換するかを true または false で指定します。 true のときは「ファイルを開く」に変換し、false のときは「World Wide Web リンク」に変換します。指定されなかったときは、PDF出力の設定use-launch-for-local-file の指定に従います。

SVG描画の設定

SVG描画に関する設定をします。

要素属性既定値説明
<svg-render-settings> <formatter-config> の子要素
current-color-eval-at-paintingtrue currentColor の評価タイミングを指定します。 true のとき、fillstroke が実行される要素が持つ colorプロパティを採用します。false のとき、currentColor が設定された要素が持つ colorプロパティを採用します。
image-element-eval-as-svg20true <image> を SVG 2.0 の仕様で評価するかどうかを指定します。SVG 2.0 の仕様では widthheightauto値が有効になり、参照先が外部ファイルを開くことを禁止します。 true のとき、 SVG 2.0 の仕様で評価します。 false のとき、 SVG 1.1 の仕様で評価します。
inherit-svg-fill-colorfalseルート要素の fill が省略されたとき、上位の XML で指定されている color の値を引き継ぎます。
marker-evaluation-elementsline path polygon polyline 図形要素のうちmarkerを描画する図形要素を空白区切りで指定します。仕様上はすべての図形要素に対してmarkerは描画されますがブラウザでは限られた要素のみ評価しているものが多く、それに合わせたデフォルト値になっています。
outermost-svg-eval-as-isolatetrue 最外縁の <svg> を隔離要素として処理するかどうかを指定します。 true のとき、隔離の必要がない場合でも隔離要素として処理をするので、最外縁の <svg> の子孫要素が後景と組成されません。
radial-gradient-eval-as-svg20true <radialGradient> を SVG 2.0 の仕様で評価するかどうかを指定します。 true のとき、SVG 2.0 の仕様で評価します。false のとき、SVG 1.1 の仕様のように焦点が終端円内に収まるように切り詰め焦点半径を無視します。
rasterize-dpi108 フィルタ等でラスタライズ処理が必要になったときの dpi を指定します。出力媒体に SVG画像が描画されるときの大きさに対する指定ではなく、 SVG画像自体の大きさに対する指定となります。
rasterize-size-lower-limit100 フィルタ等でラスタライズ処理が必要になったとき、画像の縦もしくは横の画素数がこの値を下回らないように制限します。
rasterize-size-upper-limit4000 フィルタ等でラスタライズ処理が必要になったとき、画像の縦もしくは横の画素数がこの値を超えないように制限します。
responsive-svg-sizereference ルート要素の widthheight が省略されたとき、viewBox の指定に合わせるかどうかを指定します。以下の値が指定できます。
  • reference : SVG仕様どおりに width="100%" height="100%" とみなされます。
  • viewBox : ルート要素に viewBox が指定されていればそのサイズとみなされます。
use-element-eval-as-shadow-elementfalse <use> を SVG 2.0 の仕様で評価するかどうかを指定します。SVG 2.0 の仕様では、参照先の要素は shadow element として評価され、 CSSセレクタもそのように評価されます。 true のとき、 SVG 2.0 の仕様で評価します。 false のとき、SVG 1.1 の仕様で評価します。
width-height-as-presentation-attributefalse <svg> 以外の要素の widthheight を呈示属性として評価するかどうかを指定します。 true のとき、呈示属性として評価します。false のとき、属性として評価します。

SVG出力の設定

SVG出力に関する設定をします。

要素属性既定値説明
<svg-settings> <formatter-config> の子要素
copy-image-path image-processingcopy-all または copy のときの画像の複写先ディレクトリを指定します。
copy-image-prefix 画像を copy-image-path で指定したディレクトリに複写して処理するとき、そのファイル名のプレフィクスを指定します。ファイル名は、プレフィクス+連番 となります。既定値は空文字列で、そのときは連番のみとなります。
create-copy-image-pathfalse 画像を copy-image-path で指定したディレクトリに複写して処理するとき、指定した画像の複写先ディレクトリが存在しない場合、そのディレクトリを作成するかどうかをtrueまたはfalseで指定します。false のときは、作成せずエラーとなります。true のときは、作成します。 V7.4
formatXSL-FO Samples Collectionページ番号の形式と初期ページ番号1 singlefile="false" によって、組版結果を複数のSVGに出力するように指示されているときの出力ファイル名への付加文字列の書式を指定します。この文字列は、FOのformatプロパティと同様な文字列を採ります。各ファイル名は、出力ファイル名をベースにして自動的に決定されます。これは、formatに指定された値によって書式化された文字列が、出力ファイルの拡張子の直前に挿入されることによって行われます。例えば、ファイル名に document.svg が与えられているとき、format="-1" ならば、document-1.svgdocument-2.svg、… となります。
gzip-compressionfalse trueのときgzip圧縮したSVGを生成します。falseのときは圧縮しません。
image-conversionauto 埋め込みを行おうとしている画像形式がJPEGまたはPNG以外のラスタ画像のとき、その画像はJPEGまたはPNGに変換されてから埋め込まれます。 次のいずれかを指定します。
  • auto
  • jpeg
  • png
autoが指定されたときは、元画像がモノクロ、グレイスケール、または256色以下のときPNGに変換し、それ以外のときJPEGに変換します。
image-processingembed-all 参照している画像をどのように処理するのかを指定します。
  • embed-all
    すべての画像をSVGに埋め込みます。
  • link
    リンクされている画像はリンクし、埋め込まれている画像は埋め込みます。 ただし、JPEG、PNG以外のラスタ画像は常に埋め込まれます。
  • copy-all
    すべての画像をcopy-image-pathで指定された複写先に複写してリンクします。
  • copy
    リンクされている画像をcopy-image-pathで指定された複写先に複写してリンクします。 埋め込まれている画像は埋め込みます。
動作の詳細については、SVG出力画像出力を参照してください。
jpeg-quality80 image-conversionjpeg または auto が指定されているとき、SVGに直接埋め込めない画像をJPEGに変換するときの画質を 1~100 の範囲の数値で指定します。数字が大きいほど画質はよくなりますが、ファイルサイズは大きくなります。
rename-copy-imagefalse 画像を copy-image-path などで指定したディレクトリに複写して処理するとき、そのファイル名をすべて copy-image-prefix で指定したプレフィクスで命名し直すか、元のファイル名を利用するかを指定します。ファイル名が重複するときは、連番が補われます。 true を指定すると、すべて命名し直します。
singlefilefalse 組版結果が複数ページに渡るとき、それらを複数のSVGに分割して出力するか、ひとつのSVGとして出力するかを指定します。 trueのときひとつのSVGを出力し、falseのとき複数のSVGを出力します。 複数のSVGを出力するときは、ファイル名がformatの指定によって修飾されます。 ファイルへの出力のときのみ有効です。ストリームなどファイル名を持たない出力では無効です。
singlefile-numbertrue singlefile="false" のとき、出力されるSVGが1ページしかないときに連番を付けるかどうかを指定します。falseなら付けません。
rasterize-resolution108一部のベクタ画像は、ラスタ画像に変換されてSVGに格納されます。ここではこの変換時に作成するラスタ画像の解像度の値を 70~500(dpi)の範囲の数値で指定します。 この設定は、Windows版のみで有効です。 非Windows版では、SVGに直接格納できないベクタ形式の画像を扱うことはできません。
svg-version2.0作成するSVGのバージョンを次のいずれかで指定します。
  • 2.0
  • 1.1
  • Basic
  • Tiny

テキスト出力の設定

テキスト出力に関する設定をします。

要素属性既定値説明
<text-settings> <formatter-config> の子要素
encodingUTF-8出力するテキストのエンコーディングを指定します。指定できるのは以下のとおりです。大文字小文字の区別はありません。
  • UTF-8
  • UTF-16
  • UTF-16BE
  • UTF-16LE
  • UTF-32
  • UTF-32BE
  • UTF-32LE
  • ISO-10646-UCS-2
  • ISO-10646-UCS-4
  • ANSI_X3.4
  • ISO_646.irv
  • ISO646-US
  • US-ASCII
  • ISO_8859-1
  • latin1
  • Windows-31J
  • Shift_JIS
  • EUC-JP
  • ISO-2022-JP
UTF-16、UTF-32などのエンディアンは、実行環境のプロセッサに依存します。
eol-markerCRLF または LF出力するテキストの改行コードを指定します。指定できるのは以下のとおりです。大文字小文字の区別はありません。
  • CRLF
  • LF
  • CR
既定値は、Windows版では CRLF、その他では LF です。

MathMLの設定

MathMLに関する設定をします。

要素属性既定値説明
<mathml-settings> <formatter-config> の子要素
mathDisplayinlineMathML仕様では <math>display の初期値は inline に規定されていますが、それを変更することができます。次のいずれかを指定できます。
  • inline
  • block
  • context
context は、<math> が含まれる文脈がブロックならばその初期値を block とし、そうでないときは inline とします。次のときブロック文脈とみなされます。
  • (X)HTMLである
  • MathMLが直接記述されている(外部参照でない)
  • <math> の親要素がブロック要素である
  • <math> が単独の子である
scriptsizemultiplier0.71 MathML仕様では scriptsizemultiplier の初期値は規定されていますが、その値を単位なし数値(>0)で指定して変更することができます。  OpenType の MATHフィーチャ
scriptsizemultiplierMscarries0.6 MathML仕様では <mscarries>scriptsizemultiplier の初期値は規定されていますが、その値を単位なし数値(>0)で指定して変更することができます。
scriptminsize *8pt MathML仕様では scriptminsize の初期値は規定されていますが、その値を単位付き絶対値(≥0)で指定して変更することができます。
scriptmaxsize *0pt MathML仕様では scriptmaxsize という制限値の規定はありませんが、その値を単位付き絶対値(≥0)で指定して設定することができます。scriptminsize以下の指定は無制限とみなされます。
largeopmultiplier1.414 largeop の変倍率を単位なし数値(≥1)で指定します。  OpenType の MATHフィーチャ
largeopmultiplierInt2.0 インテグラルに対する largeop の変倍率を単位なし数値(≥1)で指定します。インテグラルは、U+222B~U+2233 と U+2A0B~U+2A1C の27文字です。  OpenType の MATHフィーチャ
mathsizeSmall0.83 mathsize="small" に対する変倍率を単位なし数値(>0)で指定します。
mathsizeBig1.17 mathsize="big" に対する変倍率を単位なし数値(>0)で指定します。
enQuad1/2 EN QUAD U+2000 のアキを単位なし数値(>0)または名前付き長さで指定します。数値は em 値です。
emQuad1 EM QUAD U+2001 のアキを単位なし数値(>0)または名前付き長さで指定します。数値は em 値です。
enSpace1/2 EN SPACE U+2002 のアキを単位なし数値(>0)または名前付き長さで指定します。数値は em 値です。
emSpace1 EM SPACE U+2003 のアキを単位なし数値(>0)または名前付き長さで指定します。数値は em 値です。
thinSpace2/10 THIN SPACE U+2009 のアキを単位なし数値(>0)または名前付き長さで指定します。数値は em 値です。
hairSpace1/10 HAIR SPACE U+200A のアキを単位なし数値(>0)または名前付き長さで指定します。数値は em 値です。
veryverythinmathspace1/18 veryverythinmathspace のアキを単位なし数値(>0)で指定します。数値は em 値です。
verythinmathspace2/18 verythinmathspace のアキを単位なし数値(>0)で指定します。数値は em 値です。
thinmathspace3/18 thinmathspace のアキを単位なし数値(>0)で指定します。数値は em 値です。
mediummathspace4/18 mediummathspace のアキを単位なし数値(>0)で指定します。数値は em 値です。
thickmathspace5/18 thickmathspace のアキを単位なし数値(>0)で指定します。数値は em 値です。
verythickmathspace6/18 verythickmathspace のアキを単位なし数値(>0)で指定します。数値は em 値です。
veryverythickmathspace7/18 veryverythickmathspace のアキを単位なし数値(>0)で指定します。数値は em 値です。
underOverOffset0.15 上下スクリプトと親文字の間のアキを単位なし数値または名前付き長さで指定します。数値は em 値です。  OpenType の MATHフィーチャ
defaultLSpacethickmathspace 演算子辞書に登録されていない演算子の lspace の値を単位なし数値(≥0)または名前付き長さで指定します。数値は em 値です。ただし、空の演算子や固定幅空白の演算子のときは常に 0 です。
defaultRSpacethickmathspace 演算子辞書に登録されていない演算子の rspace の値を単位なし数値(≥0)または名前付き長さで指定します。数値は em 値です。ただし、空の演算子や固定幅空白の演算子のときは常に 0 です。
defaultMinsize **100% MathML仕様では <mo>minsize の初期値は 100% に規定されていますが、その値を単位付き数値(≥0)で指定して変更することができます。
defaultLineleading **0pt<mo>lineleading の初期値を単位付き数値(≥0)で指定します。この値は行間を意味します。
mathLeading *0pt行分割が起こったときの行間を制御するのは、<mo>lineleading で行うしかありません。しかし、行分割は <mspace> でも指定できますが、そのとき行間を指定する方法はありません。 mathLeading は、行分割によるすべての行間を単位付き絶対値(≥0)で指定します。<mo>lineleading の指定は加算されます。  OpenType の MATHフィーチャ
linebreakingHeightAdjusttrue行分割が起こったとき、それぞれの行の高さがどうなるべきかは既定がありません。 false を指定すると、各行の高さは行分割される前の全体の行の高さになります。つまり、各行の高さはすべて同一です。 true を指定すると、各行の高さはそれぞれの高さになります。
indentingnewline **0pt<mspace linebreak="indentingnewline"> という値は、MathML 3.0 で廃止されましたが、インデント量を単位付き数値(≥0)で指定して機能させることができます。
applyFunctionSpacethinmathspace FUNCTION APPLICATION U+2061 でアキが必要なときのアキを単位なし数値(≥0)または名前付き長さで指定します。数値は em 値です。
invisibleTimesSpacethinmathspace INVISIBLE TIMES U+2062 でアキが必要なときのアキを単位なし数値(≥0)または名前付き長さで指定します。数値は em 値です。
scriptAlignMode1下付き文字/上付き文字の上下方向の配置方法を指定します。
0.下付き文字の境界矩形の上端を親文字のセンターラインに合わせます。上付き文字の境界矩形の下端を親文字のセンターラインに合わせます。 (V6.3互換)
1.下付き文字のセンターラインを親文字のベースラインに合わせます。 上付き文字のベースラインを親文字のセンターラインより上のグリフの中心に合わせます。 <msubsup> などで、下付き文字と上付き文字が重なってしまうときは適当に調整されます。
添え字の大きさが小さいときは、下付き文字は下に、上付き文字は上に移動して調整されます。
italicSubscriptShift-0.04親文字が斜体のとき、<msub><msubsup><mmultiscripts> での右下付き文字と左上付き文字のシフト量を単位なし数値で指定します。数値は em 値です。 largeop のインテグラルには適用されません。  OpenType の MATHフィーチャ
integralSubscriptShift-0.3 -0.2 largeop のインテグラルの右下付き文字(<msub>)のシフト量を単位なし数値または名前付き長さで指定します。左上は -integralSubscriptShift だけシフトします。 数値は2つ指定でき、最初の数値が displaystyle="true" のときの値、次の数値が displaystyle="false" のときの値となります。 数値は em 値です。  OpenType の MATHフィーチャ
integralSuperscriptShift0.02 0 largeop のインテグラルの右上付き文字(<msup>)のシフト量を単位なし数値または名前付き長さで指定します。左下は -integralSuperscriptShift だけシフトします。 数値は2つ指定でき、最初の数値が displaystyle="true" のときの値、次の数値が displaystyle="false" のときの値となります。 数値は em 値です。  OpenType の MATHフィーチャ
integralUnderOverShift0.2 0.12 largeop のインテグラルの上下スクリプト(<mover><munder><munderover>)のシフト量を単位なし数値または名前付き長さで指定します。 数値は2つ指定でき、最初の数値が displaystyle="true" のときの値、次の数値が displaystyle="false" のときの値となります。 数値は em 値です。このシフトは、align="center" のときのみ有効です。 上スクリプトは右方向に、下スクリプトは左方向にシフトします。 MathML仕様では、<munderover>での上スクリプトと下スクリプトの配置を独立に指定できないため、次の図のように組むのは割りと面倒です。
integralUnderOverShift は、このような組み方を簡単に実現します。  OpenType の MATHフィーチャ
thinLine0.5/18 linethickness="thin" mslinethickness="thin" の太さを単位なし数値(>0)または名前付き長さで指定します。数値は em 値です。
mediumLine1/18 linethickness="medium" mslinethickness="medium" の太さを単位なし数値(>0)または名前付き長さで指定します。数値は em 値です。
thickLine2/18 linethickness="thick" mslinethickness="thick" の太さを単位なし数値(>0)または名前付き長さで指定します。数値は em 値です。
fracLineExtend1/18 <mfrac> での分数線の左右へのはみ出し量を単位なし数値(≥0)または名前付き長さで指定します。数値は em 値です。
fracLineSpace1/18 <mfrac> での分数線の左右のアキを単位なし数値(≥0)または名前付き長さで指定します。数値は em 値です。
fracLineOverGap1/18 <mfrac> での分数線の上のアキを単位なし数値(≥0)または名前付き長さで指定します。数値は em 値です。  OpenType の MATHフィーチャ
fracLineUnderGap1/18 <mfrac> での分数線の下のアキを単位なし数値(≥0)または名前付き長さで指定します。数値は em 値です。  OpenType の MATHフィーチャ
bevelledAngle70 傾斜体分数線の角度を単位なし数値(≥10、<90)で指定します。値は度です。あまり小さい値は指定しない方がよいでしょう。
bevelledHeight1.5 傾斜体分数線の高さを単位なし数値(>0)で指定します。値は、分子分母の高さの大きい方に対する変倍率です。
rootPosition1x-0.6 根号の形状を単位なし数値または名前付き長さで指定します。 数値は em 値です。
rootPosition1y0.4
rootPosition2x-0.5
rootPosition2y0.5
rootPosition3x-0.3
rootPosition3y0.05
rootPosition4x0
rootPosition4y20/18
rootThickness10.5/18
rootThickness21.3/18
rootThickness31/18
rootThickness41/18
rootRoundRadius1/18根号の左のひげ部分に丸めを入れます。丸め半径を単位なし数値(≥0)または名前付き長さで指定します。数値は em 値です。 0 のときは丸めは行われません。
encloseLineThickness1/18 <menclose> で描く線の太さを単位なし数値(>0)または名前付き長さで指定します。数値は em 値です。
encloseCircleXSL-FO Samples CollectionMathML の menclose の楕円、擬似スクリプトinscribed<menclose notation="circle"> で描く楕円を境界矩形に内接させるか外接させるかを指定します。 inscribed で内接、circumscribed で外接します。外接楕円は内接楕円の相似形となります。
roundedboxRadius0.25 <menclose notation="roundedbox"> での丸め半径を単位なし数値(>0)または名前付き長さで指定します。数値は em 値です。
columnspacing **0.4emMathML仕様では columnspacing の初期値は規定されていますが、その値を単位付き数値で指定して変更することができます。指定できるのはひとつの数値だけです。(MathML仕様の初期値は 0.8em ですが、変更しています)
rowspacing **1.0exMathML仕様では rowspacing の初期値は規定されていますが、その値を単位付き数値で指定して変更することができます。指定できるのはひとつの数値だけです。
framespacing **0.2em 0.5ex 0emMathML仕様では framespacing の初期値は規定されていますが、その値を単位付き数値で指定して変更することができます。最初のふたつはMathML仕様で規定されていて、frame="none" でないときの左右のアキ、上下のアキを示します。3つ目は拡張仕様で、frame="none" のときの左右のアキを示します。(MatnML仕様の初期値は 0.4em 0.5ex ですが、変更しています)
columnlineThickness1/18 <mtable> での列の罫線の太さを単位なし数値(>0)または名前付き長さで指定します。数値は em 値です。
rowlineThickness1/18 <mtable> での行の罫線の太さを単位なし数値(>0)または名前付き長さで指定します。数値は em 値です。
framelineThickness1/18 <mtable> での枠の罫線の太さを単位なし数値(>0)または名前付き長さで指定します。数値は em 値です。
charspacingTight0 <mstack charspacing="tight"> のアキを単位なし数値(≥0)または名前付き長さで指定します。数値は em 値です。
charspacingMedium0.2 <mstack charspacing="medium"> のアキを単位なし数値(≥0)または名前付き長さで指定します。数値は em 値です。
charspacingLoose0.4 <mstack charspacing="loose"> のアキを単位なし数値(≥0)または名前付き長さで指定します。数値は em 値です。
overlapMslinetrue<msline> を上の <msrow> に重ねて描くかどうかを指定します。 mslinethickness が極端に太いとき、<msline> が上の <msrow> の文字に重なってしまいます。そのようなとき、false を指定してください。
mslineOverGap0<msline> の上のアキを単位なし数値(≥0)または名前付き長さで指定します。数値は em 値です。 overlapMsline="true" のときは無効です。
mslineUnderGap0<msline> の下のアキを単位なし数値(≥0)または名前付き長さで指定します。数値は em 値です。 overlapMsline="true" のときは無効です。
crossoutThickness1/18<mscarry>crossout の線の太さを単位なし数値(>0)または名前付き長さで指定します。数値は em 値です。
errorColorred<merror> での色を指定します。
errorBackgroundtransparent<merror> での背景色を指定します。
escapingMs\<ms> でのエスケープ文字を指定します。空を指定するとエスケープ処理は行われません。
italicizeMi U+0041-005A,
U+0061-007A,
U+00C0-01BF,
U+01C4-02AF,
U+0386-0481,
U+048A-052F,
U+1E00-1FBC,
U+1FC2-1FCC,
U+1FD0-1FDC,
U+1FE0-1FEC,
U+1FF0-1FFC,
U+2C60-2C7F
<mi> で斜体にする文字の Unicode の範囲を指定します。書式については Unicode範囲 を参照してください。 MathML 仕様では、<mi> では単一文字のとき斜体にするとしか書かれていませんが、多くの処理系で数字や ∞ などを斜体にしていません。 初期値は LatnGrekCyrl の文字のみを含んでいます。
stylisticMi<mi> で指定された単一文字に対して、OpenTypeフォントの ss02 の GSUB を適用するUnicodeの範囲を指定します。書式については、Unicode範囲 を参照してください。例えば、STIX Two Math では次の5文字に対して字形が用意されています。
  • U+1D454 g
  • U+1D462 u
  • U+1D463 v
  • U+1D464 w
  • U+1D467 z
これらのUnicodeを指定するか、代わりに U+0067 などを指定することもできます。すべてを指定するには stylisticMi="'guvwz'" とするのがよいでしょう。
substKeyboardCharacterstrue MathML仕様書 7.7.1 Keyboard Characters にある文字の置換を有効にするかどうかを指定します。 文字の置換 を参照してください。
pseudoScriptsXSL-FO Samples CollectionMathML の menclose の楕円、擬似スクリプトtrueMathML仕様書 7.7.2 Pseudo-scripts 処理を有効にするかどうかを指定します。 true を指定すると、<msup> などの上付き文字に対してその文字列がすべて上付き擬似スクリプト文字のときに、スクリプトレベルを変化させずベースラインも変化させません。<msub> などの下付き文字に対しても同様です。
inheritFontweightfalsefontweight のデフォルトを上位の環境から引き継ぐかどうかを true または false で指定します。
enableOpenTypeMATHtrueOpenType の MATHフィーチャを有効にするかどうかを指定します。 true を指定すると、すべての処理が有効となります。 false を指定すると、すべての処理が無効となります。 特定の処理だけを有効にしたいときは、次のように、機能名キーワードを空白区切りで列挙します。
enableOpenTypeMATH=​"scriptsizemultiplier upperlowerlimit"
特定の処理だけを無効にしたいときは、次のように、機能名キーワードに "-" を先行させてください。
enableOpenTypeMATH=​"-‍largeopmultiplier -‍italicscorrection"
機能名キーワードと、それらに対応して起こることについては、OpenType の MATHフィーチャを参照してください。 MATHフィーチャの含まれていないフォントでは無効です。
exceptOpenTypeMATHVariantsenableOpenTypeMATHlargeopmultipliervertstretchy で、一部の文字に OpenType の機能を適用したくないとき、除外したい文字を列挙します。書式については Unicode範囲 を参照してください。 例えば、STIXバージョン2.0では、U+22C0 などに対して、largeop用のグリフが用意されているのですが、ベースラインの位置が下寄りで、U+2211 などと揃っていません。このような文字を "U‍+‍22C0‍-‍22C3" のように指定するとよいでしょう。
mathmlSettingsMode7.4MathML関係の設定内容で、初期値が変更になったものや追加されたものがいくつかあります。 mathmlSettingsMode="6.3" のように以前のバージョンを指定すると、初期値をその当時のものに変更することができます。
<variant-font> <mathml-settings> の子要素 (この要素はいくつでも指定できます)
mathvariant に対応したフォントを指定します。 数式用フォントについてを参照してください。
mathvariant次のいずれかを指定します。
  • 空文字列
  • normal
  • bold
  • italic
  • bold-italic
  • double-struck
  • bold-fraktur
  • script
  • bold-script
  • fraktur
  • sans-serif
  • bold-sans-serif
  • sans-serif-italic
  • sans-serif-bold-italic
  • monospace
空文字列 の指定が、MathML で用いられる標準的なフォントとなります。
fontfamily使用するフォントを指定します。mathvariant="" の初期値は、Windows版では
fontfamily="'STIX Two Math', 'STIX Two Text', 'STIX', 'STIXGeneral', 'Cambria Math'"
非Windows版では
fontfamily="'STIX Two Math', 'STIX Two Text', 'STIX', 'STIXGeneral'"
です。mathvariant="" 以外は、mathvariant="" のフォントが初期値となります。 <font-entry> も参照してください。
mtextfalse true のとき、<mtext>で使用するフォントの指定であることを示します。 mathvariant="" mtext="true" のときの fontfamily の初期値は、Windows版では
fontfamily="'STIX Two Text', 'STIX', 'STIXGeneral', 'Cambria Math'"
非Windows版では
fontfamily="'STIX Two Text', 'STIX', 'STIXGeneral'"
です。 V7.4MR5
center-shift0文字の中心の位置を調整することができます。マイナス記号などが著しく中心からずれているときに単位なし数値で指定してください。数値は em 値です。 数式用フォントについてを参照してください。
<font-entry> <variant-font> の子要素 (この要素はいくつでも指定できます)
スクリプトまたは Unicode Range に対応したフォントを指定します。これは、<variant-font>fontfamily で指定されたフォントの一部を変更できます。 例えば次のように指定します。
<variant-font mathvariant="normal" fontfamily="'Cambria Math'">
 <font-entry script="Latn" fontfamily="'Times New Roman'"/>
</variant-font>
script または unicode-range のいずれかの指定が必要です。 両方指定したときの効果は保証されません。
fontfamily使用するフォントを指定します。
scriptLatnGrek などのスクリプトを指定します。指定できるスクリプトは、ISO 15924 に従います。ただし、Zyyy などは指定できません。
unicode-range適用するUnicodeの範囲を指定します。書式については、Unicode範囲 を参照してください。
mathvariant フォントには、イタリックにデザインされているのにレギュラフォントとして振る舞うものがあります。そのようなフォントでは、mathvariant="italic" とすると二重に傾いてしまいます。そのようなときは、ここに mathvariant="normal" と指定してください。 数式用フォントについてを参照してください。
center-shift文字の中心の位置を調整することができます。マイナス記号などが著しく中心からずれているときに単位なし数値で指定してください。数値は em 値です。初期値は <variant-font> の値です。 数式用フォントについてを参照してください。
<operator-dictionary> <mathml-settings> の子要素 (この要素はいくつでも指定できます)
<operator-dictionary> は、デフォルトの演算子辞書の内容を変更するために指定します。 演算子辞書については、MathML仕様の実装状況 を参照してください。
src src には演算子辞書の URI を指定することができます。相対指定のときは、この設定ファイルからの相対とみなされます。内容は、<operator-dictionary> をルートとするこの要素と同じ内容の XML です。ただし src は指定できません。
<entry> <operator-dictionary> の子要素 (この要素はいくつでも指定できます)
同じ指定は後から指定したものが優先されます。 既定値は、登録されていない新しい演算子を指定したときのものです。すでに登録されている演算子のとき、省略された属性の値は変更されません。<operator-dictionary>src を指定したときは、<entry> は無視されます。
operator 演算子を指定します。この指定は必須です。
form 以下のいずれかを指定します。
  • prefix
  • infix
  • postfix
この指定は必須です。
priority0 整数値を指定します。
lspace5 0 ~ 7 の値を指定します。これらの値の意味は以下のとおりです。
0. アキを空けません
1. veryverythinmathspace のアキを空けます
2. verythinmathspace のアキを空けます
3. thinmathspace のアキを空けます
4. mediummathspace のアキを空けます
5. thickmathspace のアキを空けます
6. verythickmathspace のアキを空けます
7. veryverythickmathspace のアキを空けます
rspace5
minsize 単位付き絶対値または、em などの相対値を指定します。相対値は使用されるときに絶対値に変換されます。指定がないときは <mo> の指定によります。
maxsize
accentfalse true false のいずれかを指定します。
fencefalse true false のいずれかを指定します。
separatorfalse true false のいずれかを指定します。
stretchyfalse true false のいずれかを指定します。
symmetricfalse true false のいずれかを指定します。
largeopfalse true false のいずれかを指定します。
movablelimitsfalse true false のいずれかを指定します。
linebreakstylebefore 以下のいずれかを指定します。
  • before
  • after
  • duplicate

名前付き長さは以下のいずれかです。

  • veryverythinmathspace
  • verythinmathspace
  • thinmathspace
  • mediummathspace
  • thickmathspace
  • verythickmathspace
  • veryverythickmathspace
  • negativeveryverythinmathspace
  • negativeverythinmathspace
  • negativethinmathspace
  • negativemediummathspace
  • negativethickmathspace
  • negativeverythickmathspace
  • negativeveryverythickmathspace

negative* は負の長さです。正の値が求められる場面では negative* は利用できません。

OpenType の MATHフィーチャ

数式用のOpenTypeフォントには、MATHフィーチャが含まれていることがあります。MATHフィーチャには、数式をレイアウトするための多くの情報が含まれています。 Antenna House Formatter V7.4 では、enableOpenTypeMATH を設定することにより、さまざまな MATHフィーチャの機能を利用することができます。 enableOpenTypeMATH に指定できる機能名キーワードは以下のとおりです。

  • true

    すべての処理を有効にします。

  • false

    すべての処理を無効にします。

  • scriptsizemultiplier

    scriptsizemultiplier が指定されていないとき scriptlevel=1 に

    MathConstants.​ScriptPercentScaleDown

    を適用します。scriptlevel=2 に

    MathConstants.​ScriptScriptPercentScaleDown

    を適用します。scriptlevel=3 以上は

    ScriptScriptPercentScaleDown*​(ScriptScriptPercentScaleDown/​ScriptPercentScaleDown)L

    を適用します。(ここに L=scriptlevel-2)

  • mathleading

    行分割が起こったときの行間に

    MathConstants.​MathLeading

    を適用します。このとき、mathLeading は無視されます。

  • largeopmultiplier

    largeop<mo> に対して MathVariants に定義があればそのグリフを採用します。そのとき、

    MathConstants.​DisplayOperatorMinHeight

    以上のグリフがあればその中の最小グリフを、なければ最大グリフを採用します。 このとき、以下の値が 1.0 を超えるときはそれが無視されます。

  • vertstretchy

    縦伸張する <mo> に対して、MathVariants に定義があればそのグリフを利用します。 ただし、複数のグリフを組み合わせる伸張には対応していません。

  • italicscorrection

    ItalicsCorrectionが定義されている文字に対して、以下が無視されます。

    下付き文字はItalicsCorrectionを考慮した位置に、上付き文字は無調整になります。(左側添え字はその逆)

  • fractiongap

    <mfrac> で、分数線と分子分母の間隔を

    MathConstants.​FractionNumeratorGapMin
    MathConstants.​FractionNumDisplayStyleGapMin
    MathConstants.​FractionDenominatorGapMin
    MathConstants.​FractionDenomDisplayStyleGapMin

    を用いて調整します。このとき、以下が無視されます。

  • fractionthickness

    <mfrac>linethickness の指定がないときのデフォルトの分数線の太さを

    MathConstants.​FractionRuleThickness

    の値とします。

  • upperlowerlimit

    <munder><mover><munderover> で、上下スクリプトと親文字の最小間隔を

    MathConstants.​LowerLimitGapMin
    MathConstants.​UpperLimitGapMin

    を用いて調整します。

  • radicalgap

    根号の屋根と内容の間隔を

    MathConstants.​RadicalVerticalGap
    MathConstants.​RadicalDisplayStyleVerticalGap

    を用いて調整します。このとき、rootPosition4y は無視されます。

  • radicalthickness

    根号の線の太さに

    MathConstants.​RadicalRuleThickness

    を適用します。この値は、rootThickness4 の値となります。rootThickness1rootThickness2rootThickness3 の値は、オプション設定ファイルで指定されている値の比率で rootThickness4 から計算されます。

数式用フォントについて

数式をきれいに組むためには、数式用のフォントを用意する必要があります。ここでは、いくつかの数式用フォントを紹介します。

STIXフォント

Antenna House Formatter V7.4 は、デフォルトでSTIXフォントを仮定しています。STIXフォントは次からダウンロードできます。

STIXフォントを使う場合は、オプション設定ファイルで特に何かを指定する必要はありませんが、他のフォントを使う場合は、<variant-font> で適切な設定をしておく必要があります。

Cambria Mathフォント

Windows には、Cambria Math という数式用フォントが同梱されています。Antenna House Formatter V7.4 Windows版では、STIX フォントがインストールされていないときにはこのフォントがデフォルトとなります。STIXフォントを無効にして常にこのフォントを使うには、次のように指定します。

<variant-font fontfamily="'Cambria Math'"/>

BaKoMaフォント

BaKoMaフォントは TeX でよく使われているフォントで、次からダウンロードできます。

ここの ttf または otf を利用するとよいでしょう。
このフォントは古いフォントで、フォントファミリとしての関連性がそれぞれにまったくありませんので、すべてを利用するには大量の指定が必要となります。ここでは、STIXフォントにおける斜体の x y z を、数式特有の丸い字形に変更する方法を示します。次のように指定するとよいでしょう。

<variant-font mathvariant="italic">
 <font-entry unicode-range="U+0061-007A" fontfamily="cmmi10" mathvariant="normal"/>
</variant-font>
<variant-font mathvariant="bold-italic">
 <font-entry unicode-range="U+0061-007A" fontfamily="cmmib10" mathvariant="normal"/>
</variant-font>

BaKoMaフォントは、イタリックにデザインされていてもフォント内にそれを示す情報がありません。そのため、二重に文字が傾くのを避けるために、mathvariant="normal" の指定が必要となります。ボールドなども同様です。

CGMの設定

CGMに関する設定をします。

要素属性既定値説明
<cgm-settings> <formatter-config> の子要素
issue-unknown-element10不明の要素が出現したときに警告を発行するかどうかを指定します。 -1 のときはすべての不明要素に対して警告を発行してその要素を無視します。 0 のときは警告を発行せずその要素を無視します。 1 以上のときはその数までは警告を発行してその要素を無視し、その数に達したらCGMの評価を中断します。
issue-unsupported-element1未サポートの要素に対する警告を発行するかどうかを指定します。 -1 のときはすべての警告を発行します。 0 のときは警告を発行しません。 1 以上のときは各要素に対してその数までは警告を発行します。
default-line-caproundLINE CAP / EDGE CAP のデフォルトを次のいずれかで指定します(左の数字で指定してもよい)。
  1. butt
  2. round
  3. square
default-edge-capround
default-line-joinroundLINE JOIN / EDGE JOIN のデフォルトを次のいずれかで指定します(左の数字で指定してもよい)。
  1. miter
  2. round
  3. bevel
default-edge-joinround
default-mitre-limit-1MITRE LIMIT のデフォルトを指定します。 負の値のときはリミットの出力をしません(環境依存になります)。
default-restricted-text-typeboxed-capRESTRICTED TEXT TYPE のデフォルト値を次のいずれかで指定します(左の数字で指定してもよい)。
  1. basic
  2. boxed-cap
  3. boxed-all
  4. isotropic-cap
  5. isotropic-all
  6. justified
ISO仕様上のデフォルトは basic です。
fallback-font CGM中のフォント指定が不足しているときのためのフォールバックフォントを指定します。
aciApplication Configurable Items ファイルを指定します。 Application Configurable Items を参照してください。

XSLTの設定

XSLTプロセッサに関する設定をします。

要素属性既定値説明
<xslt-settings> <formatter-config> の子要素
msxmltrueMSXMLを利用するかどうかを指定します。 trueを指定すると、XSLTプロセッサとしてMSXMLを利用します。このとき、commandの指定は無視されます。falseを指定すると、commandに指定された外部XSLTプロセッサを使用しますが、commandが指定されていないときは、trueが指定されたとみなして、MSXMLを利用します。 実際に利用されるMSXMLのバージョンは、組版オプション設定ダイアログXSLTページで確認することができます。 非Windows版では無視されます。
msxmlver0msxml="true" のときの内部的に利用するMSXMLの最大バージョンを指定します。6~3 のいずれかを指定できます。 例えば、5 を指定すると、MSXML5→MSXML4→MSXML3 と探して、最初に見つかったMSXMLを採用します。 指定がないときや 0 などの不正な値のときは、6 とみなされます。 Windows版のみで有効です。
command 外部XSLTプロセッサのコマンドラインを指定します。コマンドライン文字列は最低でも %1%2%3 の3つの識別子を含んでいなければなりません。これらは次の意味を持ちます。
  • %1 : XMLドキュメント
  • %2 : XSLスタイルシート
  • %3 : XSLTプロセッサの出力ファイル
  • %param : xsl:param のパラメータ
指定しなかったとき、または "@MSXML" を指定したときは、外部XSLTプロセッサを使わず、内部的にMSXMLを利用します。 ただし、これはWindows版でのみ有効です。 ここでの指定は、各種インターフェイスでのデフォルトのXSLTプロセッサの指定となります。非Windows版では、指定しなかった場合には、XSLT変換は行えません。
param-option 外部XSLTプロセッサに与える xsl:param のパラメータ形式を指定します。この文字列は最低でも %p%v のふたつの識別子を含んでいなければなりません。これらの意味は次のとおりです。
  • %p : <param>name の値
  • %v : <param>value の値
これは、command の文字列中の %param 部分に反映されます。 <param> が複数指定されている場合は、空白で区切って繰り返されます。
<param> <xslt-settings> の子要素
name XSLTプロセッサに与える xsl:param のパラメータ名を指定します。
value XSLTプロセッサに与える xsl:param のパラメータ値を指定します。 このとき、引用符処理等一切行われないので、空白を含むようなときは要に引用符処理をするなどして指定してください。
<stylesheet> <xslt-settings> の子要素
ns あるXML文書に適用するスタイルシートを指定しておくことができます。 ns でXML文書の名前空間を指定し、href でスタイルシートのURIを指定します。 例えば、次のようにします。これは、XHTMLとWordMLの例です。
<stylesheet ns="http://www.w3.org/​1999/​xhtml" href=​"xhtml2fo.xsl"/>
<stylesheet ns="http://schemas.microsoft.com/​office/​word/​2003/​wordml" href=​"[WordMLToFO install directory]/WordMLToFO.xsl"/>
ここで指定されている名前空間を持つXML文書は、スタイルシートの指定をしなくても単独で組版することができます。組版時に、スタイルシートを指定したり、XML文書中にスタイルシートの指定があるときは、それらが採用され、ここでの指定は無視されます。
href
<msxml> <xslt-settings> の子要素
name msxml="true" のときの MSXML のプロパティを指定します。name でプロパティ名を、value で値を指定します。今のところ value には、true または false のみが指定できます。すなわち、それ以外の値を必要とするプロパティは指定できません。 指定できるプロパティには2種類あります。
  • setProperty("AllowXsltScript", true); のようにsetProperty()メソッドで指定するもの。
  • resolveExternals = true; のように値を直接指定するもの。
後者に解釈される name は以下のとおりです。
  • preserveWhiteSpace
  • validateOnParse
  • resolveExternals
これら以外は、setProperty()メソッド経由で値がセットされます。name がどういう文字列かはチェックされません。 既定値は、以下の指定がされているものとみなされます。
<msxml name="preserveWhiteSpace" value="true"/>
<msxml name="validateOnParse" value="false"/>
<msxml name="resolveExternals" value="true"/>
<msxml name="ServerHTTPRequest" value="true"/>
<msxml name="ProhibitDTD" value="false"/>
<msxml name="AllowDocumentFunction" value="true"/>
<msxml name="AllowXsltScript" value="false"/>
MSXML6.0 からは resolveExternalsResolveExternals となっています(Antenna House Formatter V7.4 はどちらでも受け付けます)。 また、これの既定値は、external-entity="false" のときは、false となります。
MSXML Security Overview を参照してください。 非Windows版では無視されます。
value

例えば、次のように設定されているとします。

<xslt-settings command="xslt -o &#34;%3&#34; &#34;%1&#34; &#34;%2&#34; %param" param-option="%p=%v">
  <param name="foo" value="123"/>
  <param name="bar" value="&#34;Hello, World&#34;"/>
</xslt-settings>

このとき、file.xmlfile.xsl を与えて file.fo に変換するには、XSLTプロセッサは次のように起動されるでしょう。

xslt -o "file.fo" "file.xml" "file.xsl" foo=123 bar="Hello, World"

この例にあるように、%1%2 などに与えられる実際のファイル名が空白を含むようなことがあるならば、それらを引用符 &#34; で囲むなどの工夫が必要です。

組版結果の自動分析の設定

エリアツリーの自動分析に関する設定をします。

要素属性既定値説明
<analyzer-settings> <formatter-config> の子要素
analyzetrue

分析を実行するかどうかを指定します。

end-blank-pagestrue文書の最後の空白ページ数を分析するかどうかを指定します。
end-blank-pages-limit2文書の最後の空白ページの許容数を指定します。
hyphentrueハイフンで終わる連続する行の数を分析するかどうかを指定します。
hyphen-limit3ハイフンで終わる連続する行の許容数を指定します。
line-start-endtrue同じ単語で始まる、または終わる連続する行を分析するかどうかを指定します。
line-start-limit8行頭で比較する最大文字数を指定します。
line-start-repeat-limit2同じ単語で始まる許容行数を指定します。
line-end-limit8行末で比較する最大文字数を指定します。
line-end-repeat-limit2同じ単語で終わる許容行数を指定します。
lines-aftertrueブロック後の行数を分析するかどうかを指定します。
lines-beforetrueブロック前の行数を分析するかどうかを指定します。
page-widowtrueページレベルのウィドウ(widow)で始まるページを分析するかどうかを指定します。
page-widow-limit-em2.5ページの先頭にあるウィドウ(widow)の行の最小幅を、現在のブロックに対してem単位で指定します。値が0の場合、設定は無視されます。負の値は0とみなされます。
page-widow-limit-percent15ページの先頭にあるウィドウ(widow)の行の最小幅を、現在のブロック幅に対してパーセントで指定します。値が0の場合、設定は無視されます。負の値は0とみなされます。
paragraph-widowtrue段落レベルのウィドウ(widow)で終わる段落を分析するかどうかを指定します。
paragraph-widow-limit-em2.5段落の先頭にあるウィドウ(widow)の行の最小幅を、現在のブロックに対してem単位で指定します。値が0の場合、設定は無視されます。負の値は0とみなされます。
paragraph-widow-limit-percent15段落の先頭にあるウィドウ(widow)の行の最小幅を、現在のブロック幅に対してパーセントで指定します。値が0の場合、設定は無視されます。負の値は0とみなされます。
river1emem単位または絶対長でブロック内の空白のリバー(川)の最大許容累積幅を指定するか、または none 値でリバー(川)の分析を無効にするか、いずれかを指定します。
river-zone0連続する行にあるふたつの重なり合わない空白が同じリバー(川)の一部であるとみなされる最大許容幅を指定します。rivernone の場合、この設定は無視されます。
unbalanced-spreadtrue不均衡な見開きページを分析するかどうかを指定します。
unbalanced-spread-limit0不均衡な見開きページに対して、高さの差の許容範囲をpt単位の値で指定します。負の値は0とみなされます。
white-spaceXSL-FO Samples Collectionホワイトスペースの保持0.40em行内の連続する単語間の空白に対して、em単位または絶対長で最大幅を指定するか、または none 値で空白の分析を無効にするか、いずれかを指定します。

<?xml version="1.0"?>
<formatter-config>
  <formatter-settings
      default-page-width="210mm"
      default-page-height="297mm"
      default-font-size="10pt"
      normal-line-height="1.2"
      default-color="#000000"
      border-thin-width="1pt"
      border-medium-width="3pt"
      border-thick-width="5pt"
      pxpi="96"
      default-lang=""
      default-CJK="ja"
      punctuation-trim="true"
      text-autospace="true"
      vertical-underline-side="auto"
      punctuation-spacing="0.5"
      text-autospace-width="0.25"/>
  <pdf-settings
      embed-all-fonts="false"
      error-on-embed-fault="false"
      user-password=""
      master-password=""
      no-printing="false"
      no-changing="false"
      no-content-copying="false"
      no-adding-or-changing-comments="false"
      color-compression="auto"
      color-jpeg-quality="80"
      text-and-lineart-compression="true"
      use-launch-for-local-file="true"
      rasterize-resolution="108">
    <embed-font font="Arial"/>
    <embed-font font="Courier New"/>
  </pdf-settings>
  <font-settings default-font-family="serif">
    <script-font
      serif="Times New Roman"
      sans-serif="Arial"
      monospace="Courier New"
      cursive="Times New Roman"
      fantasy="Times New Roman"/>
    <script-font
      script="Jpan"
      serif="IPA明朝"
      sans-serif="IPAゴシック"
      monospace="IPA明朝"/>
    <script-font
      script="Hang"
      serif="Batang"
      sans-serif="Gulim"
      monospace="BatangChe"/>
    <script-font
      script="Hans"
      serif="SimSun"
      sans-serif="SimHei"
      monospace="SimSun"/>
    <script-font
      script="Hant"
      serif="MingLiU"
      sans-serif="MingLiU"
      monospace="MingLiU"/>
    <font-alias src="MS 明朝" dst="IPA明朝"/>
    <font-alias src="MS ゴシック" dst="IPAゴシック"/>
  </font-settings>
  <xslt-settings command="xslt -o &#34;%3&#34; &#34;%1&#34; &#34;%2&#34; %param"
                 param-option="%p=%v">
    <param name="foo" value="123"/>
    <param name="bar" value="XYZ"/>
  </xslt-settings>
</formatter-config>