Javaインターフェイス

本インターフェイスは、Antenna House Formatter V7.4 をJavaから利用するインターフェイスを提供します。 Java VM について を参照してください。

JavaインターフェイスはJNI(Java Native Interface)を使用して作られています。

ライブラリファイル

以下のライブラリファイルが [Install directory] または [Install directory]/​lib に含まれています。

ライブラリファイル内容場所
XfoJavaCtl.jarJavaアーカイブ[Install directory]/​lib
XfoJavaCtl74.dllWindows用 Javaインターフェイス[Install directory]
libXfoJavaCtl74.soLinux用 Javaインターフェイス[Install directory]/​lib
libXfoJavaCtl74.jnilibMacintosh用 Javaインターフェイス[Install directory]/​lib

Javaインターフェイスを実行するには、Javaを実行するディレクトリと[Install directory]/​lib/​XfoJavaCtl.jar が環境変数 CLASSPATH に含まれていなければなりません。 また、JNI(Java Native Interface)を使用していることからWindows版では [Install directory] が環境変数 PATH に含まれていなければなりません。非Windowsの環境では[Install directory]/​libが Linux版では環境変数 LD_LIBRARY_PATH に 、Macintosh版(64ビット版)では java.library.path に 含まれていなければなりません。 必要な環境変数については、環境変数を参照してください。

Windows版の場合。

> set CLASSPATH=[Install directory]/lib/XfoJavaCtl.jar;%CLASSPATH%
> set PATH=[Install directory];%PATH%

Linux版の場合。

$ CLASSPATH=[Install directory]/lib/XfoJavaCtl.jar:${CLASSPATH}
$ export CLASSPATH
$ LD_LIBRARY_PATH=[Install directory]/lib:${LD_LIBRARY_PATH}
$ export LD_LIBRARY_PATH

Java VM について

Antenna House Formatter V7.4 の Javaインターフェイスは、 Windows版では J2SE5.0、 Linux版(64ビット版)では Java SE 8、Amazon Linux 2 Graviton2版では OpenJDK 8、Macintosh版(64ビット版)では Java SE 6 を使ってビルドされています。

アプリケーションサーバでの使用

Tomcatなどのアプリケーションサーバにおいて本インターフェイスを使用する場合、XfoJavaCtl.jarをウェブアプリケーションのWEB-INF/libに置かないようにしてください。
JavaVMの仕様によりJNIのネイティブライブラリは複数のクラスローダから読み込めないようになっているため、各ウェブアプリケーションディレクトリにXfoJavaCtl.jarを置くと複数のウェブアプリケーションから使用することができなくなります。これを防ぐにはシステムクラスローダなどロードが一度だけ行われるクラスローダで読み込ませるように設定してください。

Mavenでの使用

MavenプロジェクトでAntenna House Formatter V7.4 Java Interface jarを使用するには、その依存関係スコープをsystemに設定し、systemPathを指定して、jarをローカル依存関係に含めます。

<dependency>
  <groupId>jp.co.antenna</groupId>
  <artifactId>XfoJavaCtl</artifactId>
  <version>7.4</version>
  <scope>system</scope>
  <systemPath>[Install directory]/lib/XfoJavaCtl.jar</systemPath>
</dependency>

または、Mavenのインストールプラグインを使用してjarをローカルにインストールします。

mvn install:install-file -Dfile=[Install directory]/lib/XfoJavaCtl.jar -DgroupId=jp.co.antenna -DartifactId=XfoJavaCtl -Dversion=7.4 -Dpackaging=jar

あるいは、独自のリポジトリを作成し、そこにjarを配置します。

サンプルプログラムの実行

簡単なサンプルプログラムが、弊社ウェブサイトからダウンロードできます。

これらのサンプルプログラムを実行するには、次のようにします。このとき、解凍したjavaディレクトリのパスを CLASSPATH に含めておきます。

以下の例のカレントディレクトリはサンプルを解凍したjavaディレクトリのあるディレクトリとします。

> cd java
> javac sample.java
> java sample sample.fo sample.pdf

なお、Macintosh版(64ビット版)では、以下のように java コマンドに対して java.library.path の設定を追加する必要があります。

> java -Djava.library.path="[Install directory]/lib" sample sample.fo sample.pdf

API仕様

API仕様は、Javadocによるドキュメントを参照してください。