7. バージョンアップ方法 ― Windows

PDF Tool API V5.0/V6.0を使用したプログラムをV8.0用にバージョンアップする方法について説明します。

7.1. 開発環境の準備

7.2. ライセンスファイルの準備

V8.0の動作には、V8.0用のライセンスファイルをご使用ください。

V5.0/V6.0用のライセンスファイルでは動作しません。

7.3. C++ APIの場合

  1. PDF Tool API V5.0/V6.0のプログラムのプロジェクトを開きます。
  2. リンクするlibファイルを「PdfTk80.lib」に変更します。
  3. 参照するヘッダファイルの場所をV8.0用に変更します。
  4. ビルドします。

7.4. .NET Framework APIの場合

  1. PDF Tool API V5.0/V6.0のプログラムのプロジェクトを開きます。
  2. 参照するDLLファイルを「PdfTkNet80.dll」に変更します。
  3. プロジェクトのプロパティ「対象のフレームワーク」において、「.NET Framework 4.8」以上を選択します。
  4. ビルドします。

7.5. Java APIの場合

  1. PDF Tool API V5.0/V6.0のプログラムのプロジェクトを開きます。(IDEツール利用の場合)
  2. リンクするjarファイルを「PdfTkJava80.jar」に変更します。
  3. 環境変数「PATH」に依存関係DLL(PdfTk8JNI.dllなど)が存在するパスを追加します。インストール時にオプション「環境変数PATHへ追加する」にチェックを入れて行っている場合は「PATH」は設定されています。
  4. ビルドします。

7.6. コマンドライン

コマンドラインのexeファイル名を「AHPDFToolCmd80.exe」に変更してください。

7.7. ビルドした実行ファイルの配置について

ビルドした実行ファイルの配置場所は、PDF Tool API V5.0/V6.0用の実行ファイルの運用時と同様です。

PDF Tool APIのモジュールファイルをV8.0用のものにしてください。

7.8. 環境変数について

7.8.1. ライセンスファイル

PDF Tool API V5.0/V6.0のプログラムの運用時、ライセンスファイルの配置に環境変数を使用している場合、V8.0用の環境変数を作成し、指定したパスにライセンスファイルを配置してください。

環境変数名:PTL80_LIC_PATH

7.8.2. フォント構築ファイル

PDF Tool API V5.0/V6.0のプログラムの運用時、フォント構築ファイル用の環境変数を設定している場合、V8.0用の環境変数を作成し、フォント構築ファイルの場所を設定してください。

環境変数名:PTL80_FONT_CONFIGFILE