サイレントインストールについて
サイレントインストールと利用手順についてご案内します。
サイレントインストールとは
サイレントインストールはセットアッププログラムの画面を表示せずにインストールを行うもので、利用者の操作入力をほぼ必要としないため同じ設定で多数のコンピュータに導入したい場合にとても便利です。
メリット
- ユーザーの手間を省ける
- サイレントインストールでは、インストール中にユーザーが設定や確認を行う必要がないため、ユーザーの手間が省けます。
- インストールの一貫性が保てる
- 手動でインストールすると、設定の選択肢や入力ミスによってインストール内容が異なることがあります。サイレントインストールでは、あらかじめ設定された通りにインストールが行われるため、どの環境でも一貫したインストールが実現できます。
- 効率的な大規模展開
- 企業などで複数の端末にソフトウェアをインストールする場合、サイレントインストールを使うことで、複数のPCに対して一括でソフトウェアをインストールできます。これにより、インストール作業を効率的に行うことができ、時間と手間を大幅に削減できます。
- エラーの低減
- インストール中にユーザーが選択するオプションや確認作業が少ないため、人為的なミスやエラーのリスクが減ります。インストールが自動化されていることで、設定ミスが発生しにくく、より安定したインストールが可能です。
対象製品
弊社の瞬簡PDFファミリー5製品はすべてサイレントインストールに対応しています。
利用条件
サイレントインストールは複数ライセンスユーザー限定の機能です。
実行には弊社より提供されるライセンスファイルが必要になります。
利用手順
※本手順は「瞬簡PDF 統合版 2024」の場合のものになります。詳しくは製品個々の「インストールガイド」より「サイレントインストール」の項をご覧ください。
※ サイレントインストールを行うためには、以下のプログラムがあらかじめインストールされている必要があります。
A) B)両方をインストールしてください。
- A) Microsoft Visual C++ 2015-2022 再頒布可能パッケージ(x64)
- https://learn.microsoft.com/ja-jp/cpp/windows/latest-supported-vc-redist?view=msvc-170
- B) Microsoft Windows Desktop Runtime – 3.1.x(x64)
- https://dotnet.microsoft.com/ja-jp/download/dotnet/3.1
- DVD-ROM 版をご購入の場合はインストーラをデスクトップなど適当なフォルダに保存してください。ダウンロード版はダウンロードした自己解凍形式の圧縮ファイル(拡張子 exe)を実行して展開してください。インストーラファイルは「setup.exe」となります。
- 弊社より提供されるライセンスファイル「pdsE0.lic」をインストールするパソコンのデスクトップや「setup.exe」と同じフォルダ内など、適当なフォルダに保存してください。
- コマンドプロンプトを管理者権限で実行し、下記のコマンドラインを実行します。「setup.exe」のあるディレクトリに移動して実行する
サイレントインストールか、フルパスで「setup.exe」を指定してください。
また、このとき必ずこのライセンスファイルの場所をコマンドラインオプション「LIC」で指定してください。
※引数の詳細は「コマンドラインオプション」を参照してください。> setup.exe /s LIC"c:\work\pdsE0.lic" /f2"c:\work\log.txt" /rep"c:\work\rep.txt"
- 実行するとサイレントインストールが行われます。完了するまでお待ちください。
完了すると"/rep"で指定したレポートファイルが作成されます。このファイルを表示して SystemError=0 と記載されていることを確認してください。 SystemError の値が 0 以外の場合はエラー終了しています。
※再起動が必要な場合は自動的にシステムを再起動します。オプション "/rs" を追加すると、再起動が必要な場合でも再起動は行われません。コマンドラインオプション オプション 必須 説明 /s ○ サイレントインストールとして実行することを意味します。 /f2[出力先 PATH] インストールログの出力先をフルパスで指定します。省略時は setup.exe と同じディレクトリに"setup.log"の名前で作成します。
例)/f2"c:\work\log.txt"/rep[出力先 PATH] インストール終了時に出力される結果レポートの出力先をフルパスで指定します。
インストールが終了したかどうかの確認に使用できます。
例)/rep"c:\work\rep.txt"/rs 再起動が必要な場合でも再起動をキャンセルします。このオプションを指定しない場合は、再起動が必要な場合に自動で再起動を行います。 LIC[ファイル PATH] ○ ライセンスファイルの場所をフルパスで指定します。
例)LIC"c:\work\pdsE0.lic"FCPDSIN[インストール先フォルダ PATH] インストール先のフォルダを指定します。指定しない場合はデフォルトのインストール先に インストールされます。
例)FCPDSIN"c:\Program Files\Antenna House"SCALLOFF デスクトップにショートカットを作成しません。 FCKPPOFF 「瞬簡 PDF 書けまっせ 2024」をインストールしません。 FCSRTOFF 「瞬簡 PDF 変換 2024」をインストールしません。 FCSPDOFF 「瞬簡 PDF 作成 2024」をインストールしません。 FCPDEOFF 「瞬簡 PDF 編集 2024」をインストールしません。 FCPDSPDFDRIVEROFF 「Antenna House PDF Driver V8.0」をインストールしません。 FCSRTOFADDINOFF 「瞬簡 PDF 変換 2024」の Office アドイン登録をしません。 FCSPDRIGHTCLICKOFF 「瞬簡 PDF 作成 2024」の右クリックメニュー登録をしません。 FCPDSOFADDINOFF 「Antenna House PDF Driver V8.0」の Office へのアドイン登録をしません。 注意事項
- コマンドラインオプションには"/"(スラッシュ)が付くものと付かないものがあります。
- ライセンスファイルの指定は相対パスではなく、必ずフルパスを指定するようにしてください。
- 評価版、試用版ライセンスはサイレントインストールできません。
- コマンドを実行するプログラム(コマンドプロンプトなど)は管理者権限で実行してください。