DITA導入時のIAコンサルサービスのご案内
アンテナハウスはDITA導入時に必要不可欠なIAコンサルサービスを提供いたします。
IA(インフォメーションアーキテクチャーによる分析作業)はDITA導入時、CMSやエディターなどの「道具」と比べるとあまり注目されず、特に必要ないと思われがちです。 しかし、適切なIAを行わずに道具の選定にばかり目を向けてしまうと、たとえどんなに優れた道具を取りそろえたとしても、DITAによる成功は望めません。それくらいIAとは重要な役割なのです。
DITAが目指すものはコンテンツの部品化と再利用です。これによってドキュメントの質を高め(顧客メリット)、制作の効率化(メーカーメリット)を図ります。 再利用戦略を立てることなく、DTPで制作してきたものを単にDITAに器を差し換えるだけでは、DITAのメリットを享受することはできません。
アンテナハウスは長年の経験に基づき、お客様と協力しながら最適解を見つけるための分析を行います。サービスの内容はお客様の状況・ニーズによって様々なものとなりますが、一部の例をご紹介いたします。
顧客(読み手)を分析する
- 営業部署、カスタマーサポート担当、その他担当者にインタビューし、顧客の声を収集/分類します
- 製品に関わる顧客にはどのような属性の読み手がいるのかを分類します
- これらの結果から想定される典型的な読み手をモデル化し、各モデルが「何を」「いつ」「どのように」「どんなメディア」でコンテンツを必要としているのかを確認します
想定される読み手の例としては次のような人々があげられるでしょう
- 導入検討している見込みユーザー
- インストール作業担当者
- 操作担当者またはその管理者
- サポート担当者
- 営業担当者
- マーケティング担当者
- 現在のコンテンツをどのようにしたら顧客のニーズに応えられるものにできるのかを分析します
コンテンツのライフサイクルを分析する
コンテンツを作成し顧客(読み手)に届くまでには大きく次のようなステップが考えられます。
- 作成
- 翻訳
- レビュー
- 管理
- 配布
これらのステップの中で各プレーヤーがどのような役割を持つべきかを分析します。想定されるプレーヤーの例としては次のような人々があげられるでしょう。
- 顧客(コンテンツの読み手)
- オーサリング担当者、コンテンツコントリビュータ(協力者)
- 編集者
- 翻訳/ローカライゼーション担当者
- 営業/マーケティング担当者
既存コンテンツを監査する
既存マニュアルを中心に、製品に付随する既存のコンテンツを見直します。
顧客(読み手)に提供するドキュメントとして、製品マニュアル、制限・注意事項、チュートリアル、リリースノート等があります。既存のこれらのコンテンツを次のような視点から見直します。
- コンテンツは読み手にとって適切か?
- 読み手に合った用語(ターミノロジー)が使用されているか?
- 語調や詳細さのレベルは正しいか?
- 読み手とのギャップは存在しないか?
- 読み手がタスクを遂行し、正しい決定を下し、彼らの要望を満たすのに役立っているか?
パイロットプロジェクトによる試行
DITAで実際にオーサリングし、PDFとWEB Helpを試験的に出力します。これにより
- マップとトピックというDITAの基本構成を知り
- Concept, Reference, Taskという情報タイプ別のトピックベースのオーサリングを知り
- XMLベースのDITAソースからDITA Open Toolkitを使用してのPDFとWeb Helpという複数のメディアへの出力を試し評価します
オーサリング方法などに関するアドバイスのご提供
oXygenを使用したDITAオーサリングに関して以下のサポートを提供いたします。
- 情報タイプの選択(Concept, Reference, Task)
- 各情報タイプ別のオーサリング方法、要素・属性の使用方法
- Web Help出力の方法など
お問い合わせ
下記はお問い合わせの一例です。他にもお困りの事などございましたらお気軽にお問い合わせください
- DITAに関心があるのだけれど、もっと詳しい話を聞かせてほしい
- DITA関連製品をより詳しく紹介してほしい
- お客様からDITA導入の相談を受けたのだけれど、力になってもらえないか
- 自社でDITAを導入したいけれど、相談に乗ってもらえないか
- DITAを成果物に出力する時のレイアウト(スタイルシート)がうまく作れない
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