9. データのバックアップ・復元・初期化

「連携補完機能 管理ツール」を使ってデータのバックアップ・復元・初期化を行うことができます。「連携補完機能 管理ツール」は対象の処理に沿った引数を設定することでバックアップ等の処理を実行することができます。

9.1. データのバックアップ

サーバー・アプリケーションのデータのバックアップを行います。
※バックアップデータの出力先に書き込み権限のあるユーザーで実行してください

--export=[ファイルパス]
データベースに関するバックアップデータを出力するファイルのパスを指定します。

--backup=[フォルダパス]
書類ファイルのバックアップデータを出力するフォルダのパスを指定します。

コマンド例
・Windows:
C:\AlmServer\tools\AlmDBCmd.exe --export=d:\AlmServerBackUp\AlmServerData.sql --backup=D:\AlmServerBackUp\docs

・Linux:
dotnet /usr/AlmServer/tools/AlmDBCmd.dll --export=/usr/AlmServerBackUp/AlmServerData.sql --backup=/usr/AlmServerBackUp/docs/

9.2. データの復元

バックアップしたデータをサーバー・アプリケーションに復元します。
※インポートデータの書き込み先([インストールフォルダ]/docs)に、書き込み権限のあるユーザーで実行してください
※データの不整合が発生する要因となりますのでサーバー・アプリケーションを終了してから復元を行ってください

--import=[ファイルパス]
データベースに関するバックアップデータをインポートするファイルのパスを指定します。

--backup=[フォルダパス]
書類ファイルのバックアップデータをインポートするフォルダのパスを指定します。

コマンド例
・Windows:
C:\AlmServer\tools\AlmDBCmd.exe --import=d:\AlmServerBackUp\AlmServerData.sql --backup=D:\AlmServerBackUp\docs

・Linux:
dotnet /usr/AlmServer/tools/AlmDBCmd.dll --import=/usr/AlmServerBackUp/AlmServerData.sql --backup=/usr/AlmServerBackUp/docs/

9.3. データの初期化

データベースの初期化を行います。
※データの不整合が発生する要因となりますのでサーバー・アプリケーションを終了してから初期化を行ってください

--drop

データベースの初期化を実行します。

コマンド例
・Windows:
  C:\AlmServer\tools\AlmDBCmd.exe --drop

・Linux:
  dotnet /usr/AlmServer/tools/AlmDBCmd.dll --drop

初期化したデータベースは「データベースの構築」を実行した状態に戻ります。
ご注意:初期化を実行すると登録したデータが全て失われます。実行は慎重に行ってください。

9.4. バックアップ・復元・初期化の共通引数

バックアップ・復元・初期化の操作に共通して指定可能な引数です。

--notask
「管理ツール」を実行した際に対話形式の実行確認手順をスキップします。

共通引数を設定したコマンド例
・Windows:
C:\AlmServer\tools\AlmDBCmd.exe --export=d:\AlmServerBackUp\AlmServerData.sql --backup=D:\AlmServerBackUp\docs --notask

・Linux:
dotnet /usr/AlmServer/tools/AlmDBCmd.dll --export=/usr/AlmServerBackUp/AlmServerData.sql --backup=/usr/AlmServerBackUp/docs/ --notask

引数 --notask を指定したバックアップをWindows ではタスクスケジューラ、Linuxでは cron などを使用して定期的に実行されるよう設定することで、定期的なバックアップを行うことができます。