ライセンスファイルは、インストール先にある license フォルダ内に ebe20.dat ファイルとして存在します。初回インストール時に評価版ライセンスファイルが置かれます。
正規版の購入により、正規版ライセンスファイルを入手できます。このファイルで上書きしてください。
ライセンスファイルには、同時接続数の情報が格納されています。なお評価版ライセンスファイルでは10(スタンダードライセンス相当)に設定されています。
ライセンスファイルを入れ替えた場合、サーバー・アプリケーションの再起動が必要です。
管理者の同時接続数は無制限、管理者以外の保存作業を行うユーザーの同時接続数は、ライセンスファイルから得られる同時接続数になっています。
ユーザー毎に同時接続数がカウントされ、同時接続の上限を超えた場合は、認証順で一番早く認証を行ったユーザーの接続が無効化されます。
例えば、同時接続数2で購入され、利用時間を分けるなどすることで、同時接続数以上の人数で利用することも可能です。
同じユーザーIDでの同時認証は設定ファイル appsettings.ini の引数 user_exclusive の指定により許容する、しないの設定を行うことができます。
user_exclusive=1、または未指定(初期設定)時は同じユーザーIDでの認証を許容しません。
例えば、クライアント・アプリケーションを2つ起動して双方で同じユーザーID(A)で認証させると、先に認証した側の接続が無効になり、すべての操作がエラーになります。
user_exclusive=0、または0以外の指定時には同じユーザーIDでの認証を許容します。
例えば、クライアント・アプリケーションを2つ起動して双方で同じユーザーID(A)で認証させても、両方の接続が有効になります。この設定は複数人の共用ユーザーを作成して書庫やテンプレート機能の設定を共通で使用する場合などに有効です。
なお、接続しているクライアント数が同時接続の上限を超えた場合は、認証順で一番早く認証を行ったクライアントの接続が無効化されます。
注意:同じユーザーIDでの同時認証を許容した場合、認証しているユーザー・クライアント数の管理、登録や更新のユーザーIDがすべて同じになるなど運用上の制限があります。