『Antenna House PDF Driver API』は、『Antenna House PDF Driver』(PDF Driver)と、PDF Driverを制御する2種類のAPIで構成されています。
『Antenna House PDF Driver』(PDF Driver)は、Windows のGraphics Device Interface(GDI)コンポーネントを利用して動作する仮想プリンタードライバーです。紙に印刷するプリンターと同様、アプリケーションの印刷ダイアログでPDF Driverを選択して印刷ができます。出力結果が紙ではなく、PDF ファイルとなります。
PDF Driverのインストール方法については『AHPDFDriver80_インストールとライセンスについて』をご参照ください。
『Antenna House PDF Driver API』(PDF Driver API)は、
Microsoft Office Word / Excel / PowerPoint
ジャストシステム 一太郎
の各アプリケーションのCOM を利用し、PDF Driverを経由して各アプリケーションの文書ファイルをPDFに出力するライブラリーです。
ファイルの開閉や印刷処理などの煩雑な処理はPDF Driver API 側で制御していますので、PDF Driver API の呼び出し側では、入出力ファイル名や設定ファイル名を指定するだけのかんたんなコードで、PDF 出力プログラムを作成することができます。
対応しているプログラム言語は、C++、.NET Framework(4.6.2以降)、.NET6、Java(Java 11)です。
また、C++ APIで作成されているコマンドライン(exe)もあります。
『付属API』は、PDF Driverの出力先を制御する『出力先指定API』と印刷設定を制御する『設定編集API』の2種類です。それぞれ独立したAPIです。自前で開発する印刷処理に組み込み、PDFを出力するプログラムを作成することができます。
対応しているプログラム言語は、C++(出力先指定API、設定編集API)、,NET Framework(4.6.2以降)(出力先指定APIのみ)です。
モデル名が「Antenna House PDF Driver 8.0」であるプリンターの追加と削除を行うツールです。
PDF Driver APIや付属APIを利用してPDF出力を行うプログラムを複数のプロセスで同時に実行するようなケースにおいて、あらかじめ本ツールでプリンターを追加してください。
形態 |
DLL / jar / exe |
---|---|
API |
・C++ ・.NET Framework (4.6.2以降) ・.NET6 ・Java ・コマンドライン |
32/64bit |
・C++,.NET Framework,.NET6,コマンドライン:32bit用、64bit用それぞれにモジュールファイルがあります。 ・Java:32bit、64bit共通のモジュールファイルです。 |
動作環境に必要なソフトウェア |
Antenna House PDF Driver V8.0 Microsoft Word,Excel,PowerPoint 2016/2019/2021 ジャストシステム 一太郎 Pro 4 / Pro 5 |
PDF出力が可能なファイル形式 |
・Word(doc/docx) ・Excel(xls/xlsx) ・PowerPoint(ppt/pptx) ・一太郎(jtd) ・テキスト形式 |
おもな機能 |
・PDF Driverで出力するための入出力ファイルパスの指定 ・印刷設定ファイルの指定 ・印刷設定の編集 ・PDF DriverのOfficeアドイン機能※1 |
※1 OEMライセンスでは、Officeアドインはオプション機能です。
出力先指定API |
設定編集API |
|
形態 |
DLL |
DLL |
API |
・C++ ・.NET Framework (4.6.2以降) |
・C++ |
32/64bit |
32bit用、64bit用それぞれにモジュールファイルがあります。 |
32bit用、64bit用それぞれにモジュールファイルがあります。 |
動作環境に必要なソフトウェア |
Antenna House PDF Driver V8.0 |
Antenna House PDF Driver V8.0 |
PDF出力が可能なファイル形式 |
制限はありません |
制限はありません |
おもな機能 |
・PDF Driverの出力先となるファイルパスの指定 ・印刷設定ファイルの指定 |
・PDF Driverの印刷設定の編集 ・編集した設定の保存 |
PDF Driver V8.0では、新たにPDFバージョン「2.0」(PDF2.0)の出力に対応しました。
「PDF2.0」では、セキュリティ設定のパスワードにユニコードの文字列の指定が可能です。
PDF Driver APIの.NET APIを「.NET6」に対応しました。APIのインターフェース仕様に変更はありません。