PDF Driver API はOffice のオートメーションを利用したAPI です。サーバーサイド利用においては以下の制限事項があります。
1. 技術的な制限事項
Microsoft は、Microsoft Officeアプリケーション(以下Office)のサーバーサイドでのオートメーション利用について技術サポートを提供しておらず、サービス環境での動作も保証していません。
参考資料:
また、Office が内部で利用する Windows のネットワーク通信機能(WinINet)についても、Microsoft により 「サーバー実装をサポートしない」「サービスから使用すべきではない」 と明記されています。
参考資料:
INFO: WinInet Not Supported for Use in Services
これらの理由から、IIS などのサービス環境で Office を起動した場合、内部コンポーネントが正しく終了しないなど、運用上の問題が発生する可能性があります。
PDF Driver API は Office のオートメーションを利用しているため、サーバーサイドでの運用においては、これらの制限事項を十分にご理解のうえご利用ください。
2. Officeのライセンスについて
Microsoftは、ライセンスを持たないワークステーションに対しサーバーサイドでOffice サービスを提供することは許可していません。
参考情報:Office のサーバーサイド オートメーションについて
PDF Driver API はOffice のオートメーションを利用したAPI です。したがって、PDF Driver API を使用しWord/Excel/PowerPoint 各ファイルのPDF 出力を行うプログラムをサーバーサイドで運用する場合には、Office のライセンス規約に従う必要があります。
このような場合、弊社のPDF Driver API のライセンスとは別に、お客様が構築されるサーバー(サービス)を利用するすべてのユーザー(クライアント)がOffice のライセンスを保有している必要があります。
Office のライセンスについてはMicrosoft にお問い合わせください。なお、Office のライセンス違反等の問題が発生いたしましても当社は一切関知いたしません。
3. セッションに関する制限
PDF Driver API を利用したプログラムの実行ファイルと、PDF Driver API が印刷を行うアプリケーション(Microsoft Office、ジャストシステム 一太郎)は同じセッションで動作させる必要があります。
※ OEMライセンスでは、Officeアドインはオプション機能です。
※OEMライセンスでは、Officeアドインはオプション機能です
C2R(Click-to-Run / クイック実行)方式でインストールされたOffice環境でPDF Driver APIを利用するアプリケーションを運用する場合は、Officeのビット数と同一のビット数でアプリケーション開発する必要があります。
32bit 版 PDF Driver API を使用し、32bit アプリケーションを作成してください。
64bit 版 PDF Driver API を使用し、64bit アプリケーションを作成してください。
Officeとアプリケーションのビット数が一致しない場合、COM コンポーネントを正しく呼び出せず、アプリケーションは正常に動作しません。
現在、以下の Office バージョンは C2R 方式で提供されています(Volume License 版 Office 2019 を除く):
Office 2019 / Office 2021 / Office 2024 / Microsoft 365
ご利用中の Office が C2R 方式かどうかは、Office アプリケーションの
[ファイル]タブ → [アカウント]画面
で確認できます。「更新オプション」ボタンが表示されている場合、その Office は C2R 方式でインストールされています。