1. 付属APIは、PDF Driverの出力先の指定や印刷設定を編集るAPIです。印刷を行うアプリケーションの印刷処理は制御しません。印刷を行うアプリケーションの仕様によっては、付属APIで出力先を指定していてもPDF Driverのファイル保存ダイアログが表示されるなど、期待される動作と異なる場合があります。
2. PDF Driver V8.0は、PDF Driver V7.5以前の付属APIでは制御できません。
3. PDF Driver V8.0の付属APIでは、PDF Driver V7.5以前のPDF Driverを制御することはできません。
4. 付属APIを利用して印刷を行うプログラムが動作している環境では、付属API以外からPDF Driver V8.0が使用されないようにしてください。
5. プログラムで「通常使うプリンター」を変更し、Windows APIの「ShellExecute」などを使用してファイルに関連付けられたアプリケーションで印刷させる場合、印刷ジョブが投入される前に他のスレッドから「通常使うプリンター」が変更されると、アプリケーションが変更されたプリンターを使ってしまうため、プログラムでは期待通りの印刷処理が行われません。アプリケーションが使用するプリンターを外部から指定できる場合を除き、「通常使うプリンター」の変更から印刷ジョブが投入されるまでの処理は、セッションレベルでCriticalSectionに入れる必要があります。
6. 付属APIを利用して印刷を行うプログラムが、ひとつのユーザー環境で複数同時に動作する場合は、あらかじめ、モデル名が「Antenna House PDF Driver 8.0」であるプリンターを複数個用意してください。プログラムでは、印刷処理実行前に「SelectPrinter」によるプリンター選択処理を行ってください。
7. 付属APIを利用した複数スレッド構成のプログラムにおいて各スレッドで印刷を行う場合、あらかじめ、モデル名が「Antenna House PDF Driver 8.0」であるプリンターを複数個用意してください。プログラムでは、印刷処理実行前に「SelectPrinter」によるプリンター選択処理を行ってください。
8. 付属APIを利用した複数スレッド構成のプログラムにおいて各スレッドで印刷を行う場合、1つのスレッドに1つのプリンターを割り当てて印刷を行うようにしてください。
9. 1つのスレッドから同時に2つの印刷処理が行われないよう、制御する必要があります。たとえば、
{
...省略...
int job1 = StartDoc(printerDC1,&docinfo1);
int job2 = StartDoc(printerDC2,&docinfo2);
...印刷...
EndDoc(printerDC1);
EndDoc(printerDC2);
}
のように、1つのスレッド内で2つ以上同時に印刷を行うと、プリンタードライバーは正常に動作しません。