本章では、AWSでDockerコンテナを利用するために必要な環境の準備手順を解説します。
具体的には、Linuxマシン上にDockerとAWS CLIをインストールします。
本章の手順は、利用したいマシンで一度実行すればそれ以降はこの手順抜きでコンテナを扱えます。第1章以降では環境設定が完了済みのものとして説明します。
Docker実行環境の準備です。ここでは無料で扱えるDocker Engineを例に解説します。
以下は、Linux RHEL環境における具体例です。
1. 古いバージョンを削除します。
sudo dnf remove docker \
docker-client \
docker-client-latest \
docker-common \
docker-latest \
docker-latest-logrotate \
docker-logrotate \
docker-engine \
podman \
runc
2. dnfリポジトリを管理するプラグイン「dnf-plugins-core」をインストールします。その後、dnfリポジトリをセットアップします。
sudo dnf -y install dnf-plugins-core
sudo dnf config-manager --add-repo https://download.docker.com/linux/rhel/docker-ce.repo
3. Docker及び必要な各種ファイルをインストールします。
sudo dnf install docker-ce docker-ce-cli containerd.io docker-buildx-plugin docker-compose-plugin
4. Dockerを起動し、今後ブート時にDockerが起動するようにします。
sudo systemctl enable --now docker
これでDockerが利用可能になりました。
AWSをコンソール上で操作するインターフェースであるAWS Command Line Interface(AWS CLI)を準備します。コンテナを作成・pushしたい環境にインストールします。
以下はLinux環境における具体例です。
1. 既にAWSがインストールされている場合は、AWS CLIをアンインストールします。
Linuxコンソールで以下のコマンドを実行してください。
sudo yum remove awscli
2. Linuxコンソールを用いてAWS CLIをインストールします。
curl -fsSL https://awscli.amazonaws.com/v2/install.sh | bash
以降、AWS CLIを実行可能になります。