Word APIサンプル使用例:ドキュメントの検査

文書がメタ情報を含むか検査し削除する

『Word API』でWord文書にプロパティ、個人情報、隠し文字が設定されているかを検査し結果を取得、対象情報を指定した削除をする機能についてサンプルファイルを使用して紹介します。サンプルファイルはインストール先のディレクトリ内に格納されています。

サンプルファイルのご利用について
  • ダウンロード後のファイルの改変は自由ですが、商用利用及び転載は厳禁です。
  • 掲載中のサンプルファイルは原則『Word API』の最新版に対応しています。

サンプルファイル:
[Install Directory]\samples\templates\ドキュメント検査.zip

メタ情報について

『Word API』ではWord文書に設定されている作成日時・更新日時などの"プロパティ情報"、作成者・更新者などの"個人情報"、"隠し文字"をメタ情報として分類します。

メタ情報の表示
左はWord文書のプロパティと個人情報、右は「編集記号の表示」で隠し文字(画像内の点線の下線が引かれた文字列)を表示させた状態

ドキュメントの検査

Word文書に検査対象のメタ情報であるプロパティ情報(DocumentProperties)、個人情報(PersonalInformation)、隠し文字(HiddenText)が存在するかを検査します。

ドキュメントの検査を行った場合、次の情報が取得されます。対象の情報が存在する場合は true、存在しない場合は flase を取得します。

  • The results of InspectDocument are displayed below
  • Has DocumentProperties True
  • Has PersonalInformation True
  • Has HiddenText True

メタ情報の削除

Word文書からメタ情報を削除します。プロパティ情報、個人情報、隠し文字から任意の対象を指定した削除ができます。

プロパティと個人情報の削除前後
左はプロパティと個人情報の削除前、右は削除後
隠し文字の削除前後
左は隠し文字の削除前、右は削除後(どちらも「編集記号の表示」を有効にした状態)