瞬簡PDF 書けまっせ 2024動作環境/制限事項
動作環境
『瞬簡PDF 書けまっせ 2024』をインストールしてご利用になるには以下の動作環境が必要です。
※1 インストールには管理者権限が必要です。
※2 シンクライアント環境の動作確認状況については下記ページをご覧ください。
→ シンクライアント環境での動作について
※3 ひとつの製品(1ライセンス)につき1台までのパソコンにインストールしてご利用可能です。複数のパソコンにインストールしてご利用になりたい場合は、その台数分の製品をご購入ください。
なお、企業様など団体向けの複数ライセンス(10ライセンス以上)もご用意しております。
→ デスクトップ製品 複数ライセンスのご案内
対応OS | ※ 本製品はデスクトップアプリケーションです。 Windows 11 日本語版 Windows 10(64 ビット) 日本語版 ※1 本製品は64ビット版Windowsのみで動作します。32ビット版やARM版Windowsではご利用になれません。 ※2 Windows 11/10 への対応状況詳細は下記ページをご覧ください。 →デスクトップ製品の Windows 対応状況 |
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CPU | 上記OSが動作するインテル x86系プロセッサ(1GHz以上推奨) ※1 本製品は ARM 系プロセッサには対応しておりません。 |
メモリ | 上記OSが推奨するメモリ以上(これに加えて1GB以上の空き容量を推奨) |
ハードディスク | 本製品のインストールに必要な200MB以上の空き容量 |
ディスプレイ | 解像度1280×768以上、16ビットカラー(65,536色)以上 |
スキャナー | 本製品からTWAIN対応のスキャナーを使用することができます。 ※ WIAには対応しておりません ※ 64bit版でもスキャナー接続アプリケーションは32bitになります。 |
光学ドライブ | パッケージ(CD-ROM)版をご購入の場合、本製品をパソコンに導入するためにはCD-ROMの読み込み可能なドライブが必要です。 なお、CD-ROMドライブをお持ちでない場合は、クロスメディアサービスを利用することができます。詳しくは、次のアドレスをご参照下さい。 →https://www.antenna.co.jp/cross/ |
ペンタブレット | Microsoft.Inkに対応した市販のペンタブレットもしくはパソコン、モニタ等をご利用いただけます。未対応の場合でもマウス(タッチに対応している場合はタッチ)によるペン入力は可能です。 ※ Windows標準のPDFリーダーではペンで書いた文字が正しく表示されません。AdobeReader等のPDFリーダーをご利用ください。 |
タッチ | Windowsマルチタッチに対応した市販のパソコンもしくはモニタ等をご利用いただけます。 |
制限事項
PDF表示上の制限
- 本製品で表示できるPDFは、PDF1.3~2.0 仕様に準拠したPDFです。ただしポートフォリオ形式のPDFは対応しておりません。この形式のPDFを読み込む場合、メインのPDFのみを表示します。
- 本製品では、弊社独自の PDFリーダーを使用して PDFを表示します。このため表示結果は、Acrobat/Adobe Readerなどと全く同じにはなりません。
- PDF で使用されているカラースペース、グラフィックス要素の一部で未対応のものがあります。このため PDFを正確に表示できない場合があります。
- SeparationやDeviceNのカラースペースを使用したPDFは、元と異なった色で表示、印刷される場合があります。
- 塗りつぶしパターン、シューディングパターン(グラデーション・メッシュなど)の一部には対応していません
- レイヤーには対応していません。グループ毎に可視、不可視を選択することは出来ません。全て表示されます。
- JavaScript、アーティクル、XMLデータ、一部の注釈などのPDF付加情報の読み込み/書き出しには対応しておりません。注釈、しおりは読み込み/書き出しに対応しますが、表示は注釈(外観情報を持つものに限る)のみとなります。
- PDF に記述されたフォントがパソコンにない場合は、パソコンで使用できる近似のフォントを検索して表示します。このため、検索されたフォントによっては元文書のイメージと異なる表示がされる場合があります。ただし、フォントが埋め込みされている PDFは、埋め込まれているフォント情報を使って文字部分を表示します。
- 文書を開くパスワードで保護された PDFは、本製品上で正しいパスワードを入力しないと読み込みできません。
- PDFフォームはPDFに含まれている外観情報で表示はされますが、フォームの入力操作(テキストを入力したりリストから選択するといった操作)はできません。
- ToUnicode CMapが含まれないPDFではテキストをコピーすると文字化けします。
- リモートデスクトップ接続ではオブジェクトの表示が粗くなります。(GDI+の制限事項に依るものです)
PDF 出力・印刷時の制限
- 本製品で印刷を行う場合は、画面に表示されている描画データを使用してプリンタに出力します。このため出力された結果が元の PDFとは異なる場合があります。
- 印刷ではプリンタの種類によっては透明効果(PDFの透明効果や、ラインマーカー、背景色の透明指定など)が再現できない場合があります。 また、手書きの蛍光ペンで書いたものは半透明色で印刷されるため色合いが若干変わります。その場合は一度PDFファイルに出力し、Adobe Readerなどのツールで印刷を行ってください。
- 閲覧用パスワードで保護されたPDFをPDF出力した場合、元のPDFに付加されている注釈、フォームはすべて削除されます。
- オブジェクト一覧で生成できる「印刷用フォーマット」で図形の半透明塗りつぶしは行われません。
- 手書きを"注釈として"PDF出力した場合、手書きオブジェクトへの回転の指定は無視されます。また、蛍光ペンで書いたものは半透明色になるため色合いが若干変わります。
- 印刷不可のセキュリティが設定されているPDFを本製品から直接印刷することはできません。
PDF編集時の制限
- 本製品では、「修正テープ機能」で PDF上の文字を隠して別の PDFに保存することができます。 この機能には「修正テープ(墨消し)」とただの「修正テープ」の2種類が存在します。
前者はPDFから文字等の内容を完全に削除するものになりますが、後者は文字を外見上見えなくするだけで、PDF から文字等を削除するものではありません。PDF に文字データは残っていますので、抽出や検索を行った場合には出力されます。ご注意ください。
また、署名されているPDFでは「修正テープ(墨消し)」は使用できません。 - 本製品で入力できるテキストは Unicode文字に対応しています。ビューアの画面表示において、フォント中にグリフ(字形のデータ)が存在しないにもかかわらずWindowsが画面に文字を表示(代替表示)してしまうことがあります。
こうした文字は画面表示通りに印字できず、PDF 出力したものも文字の表示はできません。 - ページの回転について
- テキストボックスがページに対して正立していない場合、「自動枠サイズ調整」の効果は発生しません。
- テーブル、差込テーブルがページに対して正立していない場合、文字入力やセルの書式変更などの編集を行うことはできません。
- オブジェクトの回転について
- 一部のオブジェクト(修正テープ、テーブル、手書き、フォーム各種)は回転できません。
- 一部の図形につく黄色い特殊ハンドルは回転した状態では非表示になります。
- 画像のトリミングと回転は同時に行うことができません。
- グループ化したオブジェクトを回転してからグループ化解除すると回転が0度に戻ります。
- テキストボックスへの文字入力時は角度に関わらず文字が正立した状態になります。
- PDFフォームについて
- PDFフォームの作成ができますが、書けまっせ上で作成したフォームへの入力操作はできません。(プレビューモードはありません)
- ボタン以外のフォームではアクションを設定できません。また設定可能なアクションは「フォームを送信」と「フォームをリセット」の2種類のみとなり、アクション対象は同ページに存在する全てのフォームになります。
差込データ読み込み時の制限
- 本製品で読み込み可能なExcelファイルはブック形式ファイル(拡張子.xls/.xlsx/.xlsm)です。
- 表示形式は適用するかしないかを選択することができます。
- xlsmファイル形式は使用できますがマクロには対応しておりません。
- xlsファイル形式では令和対応を行っておりません。元号日付を含む差込データを扱う場合はxlsxファイル形式を使用してください。
- 以下のファイルは指定できません。なお、Excelで編集中のファイルは本製品で読み込めません。ファイルを閉じてから本製品で読み込みを行ってください。
- テンプレートファイル
- 読み込みパスワードがかけられたファイル
- アドインファイル
- ワークシートが含まれないファイル
- CSVファイルについて
- 文字コードがShift-JIS形式であること
- 項目間の区切りはカンマ(,)であること
- データの終わりには改行コード(CRLF)が使用されていること
- 項目内にカンマが含まれる場合は、項目全体がダブルクォーティション(")で囲まれていること(例:"12,345")
- 項目内にダブルクォーティション(")が含まれる場合は、ダブルクォーティションでエスケープされ、かつ項目全体がダブルクォーティションで囲まれていること(例:"""文字を囲む""")
シンクライアントの制限事項
シンクライアント環境共通の制限
- 各シンクライアント環境のすべての機能と組み合わせて、本製品が問題なく使用できることを保証するものではありません。
- 本製品が問題なく動作するには、使用ユーザ数に応じたCPU処理能力/空きメモリが必要です。充分なリソースがない場合には正常に動作しない可能性があります。
- 同一ユーザでログインした複数のリモートデスクトップセッション上で、本製品を同時に使用することはできません
- スキャナー読み込み機能については動作対象外となります。
- タッチパネルやタブレット等での操作については動作対象外となります。
- シンクライアント環境では一部オブジェクトの表示が粗くなります。(GDI+の制限事項に依るものです)
- 本製品の「印刷」機能はすべてのプリンターについて動作を保証するものではありません。
- ハードウェアプリンターについては、特定のプリンターについてサーバ上のプリンター、リダイレクトされたプリンターで印刷されることを確認しています。
- サーバ上のプリンターへ印刷をする場合は他のユーザが印刷中は同時には印刷されません。
- 「Antenna House PDF Driver」プリンターへの印刷はサポートされません。
- その他の仮想プリンタドライバについては動作を確認しておりません。
Windows Server ターミナルサービス/リモートデスクトップサービスでの制限
- クライアントPC上のファイルを処理したり、出力先にクライアントPC上のフォルダを指定して処理を実行した場合、正常に処理が完了しないことがあります。
- Windows Server 2008 以降のターミナルサービス/リモートデスクトップサービス上でRemoteApp から利用する場合、サーバ上で PDFファイルに Adobe Reader が関連付けされていると下記の場合にAdobe Readerの「Adobe Readerの保護モード」ダイアログが表示されます。
- 「出力ファイルを表示する」がONに設定されており、出力PDFファイルが開かれる場合
- ヘルプボタンやショートカットからマニュアルを開く場合
- 印刷機能でPDFファイルを印刷する場合
- 処理を継続するには「保護モードを無効にして開く」か「常に保護モードを無効にして開く」を選択する必要があります。
- Windows Server 2019 リモートデスクトップサービスでRemoteApp からご利用になる場合、印刷中のメッセージダイアログが残る場合があります。
- Windows Server 2016 リモートデスクトップサービスではRemoteApp からはご利用できません。リモートデスクトップ接続からお使いください。
旧バージョンとの互換性・相違点
編集情報ファイルの互換性
- 旧バージョンの編集情報ファイルはWPPX形式(*.wppx)であれば本製品で開くことができます。
- 「書けまっせ!! PDF2」及び「書けまっせ!! PDF3」の編集情報ファイル形式(*.prj,*.wpp)は未対応となります。本製品で開くことはできません。
これらのファイルを開くにはWPPX変換ツールを使ってWPPX形式に変換してください。
旧バージョンからの仕様変更
「瞬簡PDF 書けまっせ 9 ⇒ 2024」の仕様変更
- リボン[ホーム]の内容が大幅に変更されています。(「瞬簡PDF 書けまっせ 8」の[ホーム]に近いものになっています)
- 「オブジェクト挿入」ペインの名称が「オブジェクト」ペインに変更になり、デフォルト位置がウィンドウの左側から右側に変更されました。
- 手書きの「プリセット」機能は無くなりました。最初から5種類のペンが用意され、種類、太さ、色などを自由にカスタマイズできるようになっています。
「瞬簡PDF 書けまっせ 8 ⇒ 9」の仕様変更
- 「自動枠サイズ調整」機能は「自動枠サイズ」に名称が変更されました。
- リボンの内容が大幅に変更されています。
- オブジェクトやプロパティ関係のコマンドは「オブジェクト挿入ペイン」と「プロパティペイン」に移行しました。
- 検索関係のコマンドは「検索ペイン」に移行しました。
- 「ツール」タブの「データトレー」を削除しました。(「表示」タブのデータトレイと重複していたため)
- リボン[表示]タブにあった「すべて閉じる」を[ファイル]タブに移動しました。
- 「左右に並べて表示」「上下に並べて表示」ボタンがトグルになりました。ウィンドウ全体のサイズ変更に追随します
- 検索結果をハイライトする「見つかったすべての項目を強調表示」がデフォルトになりました
- 検索キーワードの履歴はアプリ終了後も保存されるようになりました
- 各ペインは別の場所へ移動したり独立表示したりできるようになりました。タイトルバードラッグで移動可能です。
- ステータスバーに「連続表示」ボタンが追加されています
- ペイン選択のショートカットキー[F6]は廃止されました。代わりに[Ctrl]+[TAB]で好きなペインを選択できる機能があします。
- オプションダイアログ「一般」のPDFファイルを開いた時の初期表示「ズーム」の選択肢「最後の表示倍率」が「倍率指定」に変更になりました
- 「オブジェクト一覧ペイン」が「オブジェクトリストペイン」に変更になり、表示列や絞り込み、印刷フォーマットの出力結果などが大幅に変更になっています。
- 手書きがモード選択時などに確定してオブジェクト化するようになりました。これにより確定後は消しゴムを使って部分的に消すことができなくなっています。またオブジェクト化していない状態の「手書きの選択」機能は無くなりました。
「瞬簡PDF 書けまっせ 7 ⇒ 8」の仕様変更
- オプションの「ファイルを開いた時の初期表示」に「最後の表示倍率」を選択肢として追加、デフォルトになりました。最後に設定した倍率が次回から初期倍率として使用されます。
- [Ctrl]+[P]で即座に印刷実行を行わず、Backstageビューの印刷画面が表示されるようになりました。
- 回転した用紙に対してオブジェクトテンプレートを適用してもオブジェクトが回転しなくなった。
- 「テキスト追加」で追加されたテキストボックスは枠線や背景色が変更されないようになりました
- ステータスバーの倍率変更が使いやすくなりました。スライダーの刻み値が10刻みからリボンのドロップダウンと同じ刻み間隔になり、また倍率をクリックしたときに表示されるダイアログでドロップダウンから倍率を選択できるようになっています。
- ヘッダー・フッターの設定内容がビュー上にも表示されるようになりました。
- ドキュメントタブエリア右端のクローズボタンをやめてタブ自体にクローズボタンをつけるよう変更(アクティブなタブのみ)
- 画像差込で今まで相対パスはドキュメントからの相対パスでしたが、データソースファイルからの相対パスも可能になりました。(まずデータソースファイルからの相対パスで探してなければドキュメントからの相対パスで探します)
- 差込テーブルの「列の分割」「行の分割」機能は削除されました。代わりに「行の追加」「行の削除」「列の追加」「列の削除」機能が追加されています。