瞬簡PDF 変換 11 動作環境/制限事項
動作環境
本製品をご利用になるには以下の動作環境が必要です。
対応OS |
※本製品はデスクトップアプリケーションです。
Windows 11(64ビット) 日本語版
Windows 10(32ビット/64ビット)日本語版
※1 64ビットWindows環境ではWOW64で動作します。
※2 Windows 11/10 への対応状況詳細は「デスクトップ製品の Windows 対応状況」のページをご覧ください。
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CPU |
上記OSが動作するインテルx86系プロセッサ(1GHz以上推奨) |
必要メモリ |
OSが推奨するメモリ容量以上 ※メモリ容量が多いほど快適にご利用いただけます。 |
ハードディスク |
500MB以上の空き容量 |
ディスプレイ |
解像度1024×768 以上、16ビットカラー(65,536 色)以上 |
その他 |
本製品からTWAIN対応のスキャナーを使用することができます。
※WIAには対応しておりません。 |
Office アドイン機能を利用するには、ご利用のパソコンに以下のアプリケーションが正しくインストールされていて、問題なく動作する必要があります。
Microsoft Word (2013/2016/2019)
Microsoft Excel (2013/2016/2019)
Microsoft PowerPoint (2013/2016/2019)
※64ビット版にも対応 |
※インストールには管理者権限が必要です。
プラットフォーム動作保証について
対応OSは、Microsoft社の通常サポート期間中のもののみです。
通常サポート期間が終了したプラットフォームの動作保証はおこないません。
<アンテナハウス製品のプラットフォーム動作保証について>
制限事項
『瞬簡PDF 変換 11』には以下の制限事項があります。
PDFについて
- 本製品が取り扱うことができるPDF ファイルは、以下に示すものです。これらの条件を満たさないPDFファイルは正しく処理できない場合があります。
- PDF Ver.1.3~2.0 仕様に準拠したPDF ファイル
※PDF2.0 形式のファイルは、Office 2007-2019(DOCX / XLSX / PPTX)形式への変換のみに対応します。また、PDF2.0 形式のファイ
ルに対して変換詳細設定ファイルを指定した変換はできません。
- アンテナハウス製PDF 生成仮想プリンタドライバによって作成されたPDF ファイル
- AH Formatter などアンテナハウス製品によって作成されたPDF ファイル
- Adobe Acrobat Ver.8.x 以降で出力されるPDF Ver.1.7 のパッケージ形式(ポートフォリオ機能)には対応していません。この形式のPDF ファイルは、先頭の表紙ページのみが処理対象となります。
- 「文書を開く」パスワードで保護されたPDF ファイルは本製品で扱えません。処理を行うには、本製品のパスワード入力画面からパスワードを入力して保護を解除してください。
- 内部に文字情報を持つPDFから変換する場合は、内部データを解析し書式を仮定して変換します。このため、PDFの内容によっては元のレイアウトを正確に再現できない場合があります。
- 編集パスワードが設定されて「コピーを許可しない」制限がされたPDF ファイルは、本製品で変換・抽出処理ができません。処理を行うには、本製品のパスワード入力画面から編集パスワードを入力して保護を解除してください。
- 編集パスワードが設定されて編集制限がされたPDF ファイルは、OCR 結果をPDF ファイルに埋め込む処理ができません。処理を行うには、本製品のパスワード入力画面から編集パスワードを入力して保護を解除してください。
- 文書を開くパスワードと編集パスワードが両方設定されたファイル、及びOCR機能で「OCR 結果をPDF ファイルに埋め込む」を選択した場合は、コピー許可の有無にかかわらず編集パスワードによるセキュリティ解除が必要です。
- 電子署名が設定されたPDF ファイルは doc / xls / ppt / jtd 形式への変換のみ行うことができます。
- PDF ファイルに使用されているカラースペース、フォント及びグラフィックス要素の一部に対応していません。そのような要素を持つPDF ファイルからは正確にデータを取得できないことがあります。
- PDF ファイルに保存されている注釈、フォームデータ、JavaScript には対応しません。
- PDF ファイルに微小なイメージが使用されている場合、そのイメージは無視して変換します。
- PDF ファイルで塗りつぶしにパターンやシェーディングが使用されている場合、そのイメージは無視して変換します。
- PDF ファイル中で使用されているフォントは、変換時に類似のフォントから近いものを割り当てて使用します。類似のフォントへの割り当てができない場合は、見た目を正確に再現できないことがあります。
- PDF ファイルでUnicode にマッピングできない文字が使用されている場合は、正しく変換できません。
- PDF ファイル中で文字に回転や画像の回転属性がつけられている場合は、正しく変換できません。
Office文書/一太郎文書変換について
- 本製品で Microsoft Office 2007-2019 形式(docx/xlsx/pptx)へ変換を行う際は、文書の内容によってメモリーの使用量が増大します。本製品では、変換条件によってメモリー使用量を3 段階で変更して変換できます。メモリー使用量を最大に設定しても変換に失敗する場合は、変換形式を Office 97-2003 形式(doc/xls/ppt)に変更し、変換してみてください。
- 「変換詳細設定」機能を使用してMicrosoft Office 2007-2019形式へ変換した場合は、Office 97-2003 形式を経由して変換します。このため、変換結果のOffice 文書は、Office 97-2003 形式の制限を反映したものとなります。
- 本製品で変換したMicrosoft Office 文書は、Microsoft Office 2013 以降での利用についてのみ動作保証します。
- Word、一太郎へ文字・文字飾り・段落書式・表書式・イメージ・線画を変換できます。
- Word/Excel/PowerPoint/一太郎文書に変換する時、PDF ファイル中の線画(ベクトルイメージ)は、画像または描画オブジェクトに変換されます。
- 文字の下線(アンダーライン)は、PDF に記述された文字位置と水平線との距離から判断して変換します。このため位置によっては下線に変換されなかったり、余分な下線が付加されて変換される場合があります。
- 一太郎文書に変換する際は、ヘッダー・フッターを指定できません。
- Excelへ文字・表書式・イメージ・線画を変換できます。
- Excel 97-2003 形式(xls)に変換する場合は、イメージデータに透過属性を設定できません。
- Excel 97-2003 形式(xls)に変換する場合は、PDF ファイル中の縦書きの箇所はテキストボックスで変換されます。 Excel 2007-2019 形式(xlsx)へ変換を行う場合は、オプションにより縦書きの文字列をシート末尾に変換する指定もできます。
- Excel 97-2003 形式(xls)に変換する場合は、PDF ファイル中で使用している色を、Excel の標準パレット色にある近い色を使って再現します。このため、正確に色を再現できない場合があります。
- Excel 文書に変換する際、PDF ファイル中にある幅 3 ポイント以下の矩形を無視して変換します。これにより、幅の細い矩形を塗りつぶしで表現した線が変換されない場合があります。
- Excel 文書に変換する場合は、PDF ファイルの1ページをExcel の1シートに変換するように初期設定されています。
- PowerPointへ文字・表書式・イメージ・線画を変換できます。PDFの1ページをPowerPointの1スライドに変換します。
OCR処理について
- 本製品のOCR処理で認識可能な文字は、活字で印刷された文字形状のみです。手書き文字や、装飾された文字の認識には対応しておりません。
- OCR処理は、元となる画像(原稿)の状態(画質、解像度)や読み取り時の設定などに影響されます。
- 画質:画質とは、OCR処理エンジンに与えるイメージの品質です。画質には、オリジナル文書そのものの品質と、スキャンするときの設定、そしてスキャナーの特性が影響を与えます。具体的には、ノイズ・原稿の歪み・色の不均質などがあげられます。
画質の悪い画像データや、画質が悪いままPDF化された文書は、OCR処理を行っても判読できない可能性が高く文字の認識率が低くなります。
- 解像度:解像度とは、1インチ四角(1インチは約25.4mm)の範囲内でいくつ点を表現できるかにより画像の細密さを表現する単位です。一般的には解像度の数値が大きいほどより精密な画像が作成でき、細部まで細かく表現することができます。 解像度が小さいと、小さな文字などがつぶれてしまいOCR処理を行った場合に認識率が低くなります。ただし、解像度を高くして画像を作成すると非常に多くのメモリーを消費するため、パソコンで使用可能なメモリー使用量をオーバーした場合にはOCR処理の前段階で失敗することがありますので注意が必要です。
- 画像の複雑さ:画像中に文字、図、グラフ、線などが混在していると、OCR処理に影響を与えます。 ここで「複雑さ」とは、定量的に平準化が難しい状態を指します。人間の目には「単純」に見えることであってもOCRプログラムの処理にとって「複雑」である場合、結果がオリジナル文書と異なったものになる可能性があります。
- 横書き、縦書きの混在:OCR処理では、画像中の範囲をいくつかの領域に分割し、領域毎に文字認識処理を行います。この際に横書き・縦書きが混在していずれか判別がつきがたい場合などは領域分割がうまく行われず、結果として文字認識率が低くなる可能性があります。
- 複数言語の混在:OCR処理では、画像に日本語と中国語または韓国語が混在した場合、いずれか1種類の言語のみ認識できます。[言語]に中国語または韓国語を指定して変換する場合は、それらに対応したフォントを合わせて指定してください。
また、日本語/中国語/韓国語は英語と混在した場合のみ両方の認識が可能です。
- OCR 処理では、特殊な記号など標準状態のWindows 上で取り扱うことができない文字は変換できません。
- [OCR 結果をPDF ファイルに埋め込む]を選択し、変換設定で[元データの情報を保持してOCR結果を埋め込む] を選択すると、元のPDF ファイルからセキュリティ設定や注釈、しおりの情報を引き継いだまま画像部分のみOCR 処理して透明テキスト埋め込みを行います。この場合、元のPDF ファイルの画像が回転していたり、既にOCR された結果の透明テキストが付加されていると正しい結果が得られません。このような時は、[元データを画像化してOCR 結果を埋め込む] の方を選択し直してください。
- 何らかの編集制限がかけられたPDF ファイルに対して[OCR 結果をPDF ファイルに埋め込む] 処理を選択した場合は、制限の種類にかかわらず編集パスワードの入力によるセキュリティの解除が必要となります。
- 本バージョンでは、[OCR 結果をPDF ファイルに埋め込む] 処理を選択し[元データの情報を保持してOCR 結果を埋め込む] を指定した場合でも、パスワードや編集制限などのセキュリティ設定は変換先PDFに保持されません。
その他
- 本ソフトウェアは、日本語OS 専用です。海外版OS、また海外版OS に日本語リソースを導入した環境での動作保証はいたしません。