PDF Tool API

システムのPDF出力に、統合・セキュリティ付与などの課題を解決

システムのPDF出力に、統合・セキュリティ付与などの課題を解決

PDFを取り扱うシステムに対してより高度な要件を満たしたい

自社開発システムや.NETなどによる内製のツールを稼働させている中で、ドキュメントのアウトプットが求められる場面は多々あると思います。

出力される内容は、完全に運用の要求を満たしているでしょうか。出力に対するカスタマイズは、実装するハードルが高く、人手による作業で解決していませんか?

例えば、以下のようなシーンについて課題をお持ちではないでしょうか。

文書管理や秘密保持を行うための統一した仕様

情報の取り扱いに対する重要性が認識され、ISO27001(ISMS)を取得するなどで組織立てて情報の管理を適切に行う動きが増えてきています。

ISO27001に則した情報管理を行う場合は、文書管理や秘密保持に関する細かなルールが設けられ、システムから出力されるドキュメントも例外ではなく、むしろ重要な管理対象の一つとなります。

例えばコピーライト、機密レベル(Confidential、社外秘)の表記などといったもので、ISO27001を取得しなくても業務ルールとして実施しているケースも多いのではないでしょうか。

品質を均質にするためにも、システムからアウトプットされるものに対して適切な文書管理・秘密保持ができる仕組みが求められています。

Office Server Document Converter

Office Server Document Converter

Office文書をサーバーサイドでPDFや画像ファイルなどへ変換するライブラリ

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複数のサブシステムからの出力

ある程度システムが成熟した場合、様々なサブシステムから複数のPDFが生成される状況になっていませんか?もちろんここで出力されたPDFが適切な役割を果たしているのであれば問題ありませんが、ファイル数が増えると管理が煩雑になっていきます。

逆に一つのシステムで出力されるPDFが膨大になりすぎてしまうのも問題ですし、ページ数が多すぎると業務効率にも支障が出ます。システムから出力されるPDFが適切な分量となっているでしょうか。

閲覧制限やセキュリティを設定したい

従来は社内システムのアクセス権などによってセキュリティを維持してきましたが、昨今はテレワークやクラウドを利用したサービスなどで、自社内だけでセキュリティを維持することが難しい時代となってきました。

いわゆる「ゼロトラスト」と呼ばれる考え方でのセキュリティ構築が急務となっています。

その一つの対策としてはPDFそのものへのセキュリティを付与することで、どのような環境下であっても情報にアクセスできる人を最小限に食い止めることです。この作業は、ファイル毎に人手で行うことは非常に困難なのでシステム的に対処することで、確実かつ柔軟に実現する必要があります。

画像ファイルをPDF化する時に様々な要件を達成したい

PDFからの画像出力は、業務用件によって柔軟に求められます。

データとして取り扱う場合は可能な限り容量を減らしたい場合もあれば、出来る限り損失がない状態を維持しなければならない場合、PDFにするにあたって画像を差し替えるなど、様々に存在しますが、現在のシステムでこれらの要件が実現できているでしょうか?

もしくは、このようにPDF上に展開する画像ファイルについての課題をお持ちではないでしょうか。

Antenna House PDF Tool APIによって解決できる仕組みをご紹介

PDF Tool API

このようなシステムにおけるPDF処理に関する課題について、『Antenna House PDF Tool API(PDF Tool API)』では解決できる様々なソリューションを、C++、.NET、Javaの各言語のライブラリとして提供しています。

現在動いているシステムへの改善、もしくはこれから構築するシステムに対して、より業務にフィットする要件をご提供できる可能性があります。

PDFの結合・分割、抽出や削除

『PDF Tool API』では、いくつかのサブシステムなどから生成されたPDFを集約して結合します。結合する際は単純な結合だけではなく、注釈、フォーム、しおり(アウトライン)や添付ファイルについても含めて結合するか、もしくは除外するかといった処理も可能です。

これらの処理がライブラリで簡易に実装できるため、業務要件に合わせてカスタマイズし、効率の良いPDFのアウトプットが可能となります。 結合だけではなく分割をすることも可能です。分割はページ位置に対して行われます。

また、特定の範囲だけを抽出したり、ページを削除したりといった再構成も可能です。白紙ページを生成する機能もあり、結合の際に白紙ページを挟む、もしくは総ページ数が奇数の場合に白紙ページを挟むが偶数の場合はそのままなどの活用が可能です。

ヘッダーやフッターの印字、透かしや電子印の追加

文書管理のために必要なヘッダーやフッター、PDFには、ヘッダーやフッターといった箇所はありませんが、ヘッダーやフッターに相当する座標に「複写禁止」「社外秘」などの透かしや電子印といった処理を『PDF Tool API』で実装することが可能です。

指定された位置へ配置することで、仕様が統一され業務の品質向上が望まれます。透かしについては画像だけではなくテキスト透かしも可能です。

透かしや電子印の追加

また、『PDF Tool API』で生成された透かしであれば、削除も可能です。別途『PDF Tool API』で出力されたPDFを再度結合もしくは分割する際に、適切に透かしを追加もしくは除去するといった活用が可能です。

セキュリティ設定の付与

出力されるPDFに対して表示、編集、印刷各処理を制限するセキュリティを付与することができます。

ファイルを表示する場合のパスワードの設定はもちろん、オーナーパスワードを設定することでPDFが実行できる権限も制御することができます。オーナーではない場合、表示はできるが、印刷や内容のコピーペーストが出来ないなどの機能制限を設けることが可能です。

閲覧制限などの付与

閲覧制限設定

国際規格ISO32000-1:2008に準拠するPDFのセキュリティ以外にもJavaScriptを使用した『PDF Tool API』独自の閲覧制限機能があります。閲覧期間の制限、閲覧場所(URL)の制限、閲覧可能なページの制限が可能です。

これらの機能はJavaScriptに対応したPDFビューアで有効となり、JavaScriptが動作しない環境では閲覧することがそもそもできないようになっています。

画像ファイルからPDFへ、より高度な要件で変換する

PDFに出力される画像については、詳細なプロパティを指定することができます。

容量を削減する目的であれば、解像度を下げたり、画像サイズに合わせてPDFを変換したりといったカスタマイズができますし、画像圧縮による損失をしたくない場合は画像の持っているDPI値を維持してPDF化することが可能です。

また、画像が用紙サイズと一致しないようなものの場合は、適切なサイズに拡大・縮小して配置することもできます。会社ロゴなどの規定の画像の挿入の他、透かし文字のような形で画像の透明度の指定もできます。画像が半透明になることで、画像の背面に存在している内容が透けて見えるようになります。

他にも、画像を差し替えるといった機能もあります。例えばPDFとして出力する際に画像部分は非公開にする、などといったセキュリティ対策に使うことが可能です。

その他、PDF Tool APIで出来ること

上記以外にも『PDF Tool API』では、PDFに関する様々な処理を行う機能を持っています。例えば、ページ上のテキストや画像、注釈やしおり(アウトライン) の情報など、PDF要素からの抽出ができます。

また、図形やテキストの追加機能、指定した矩形領域内にあるデータをPDFから消去する機能があります。

PDF Tool API

PDF Tool API

PDFページ結合・分割、しおり・注釈編集アプリケーションの作成に

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まとめ

いかがでしょうか。『PDF Tool API』ではPDFに対する様々な要件にお応えできるライブラリを、ご紹介した内容以外にも多数用意しております。

『PDF Tool API』のライブラリは弊社公式サイトで公開しておりますので、PDFに関する課題を解決できる機能があるかぜひご確認ください。

また、『PDF Tool API』の活用方法についてまとめている書籍『PDF CookBook』が刊行されています。弊社オンラインショップや、各種電子書籍取り扱いオンラインショップで販売中の他、HTML版は弊社サイトにて全文公開していますので、併せてご参照いただければ幸いです。

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