プリンター・複合機の取扱説明書を DITA化
ブラザー工業株式会社様 導入事例
マニュアル製作の特徴
年間 4~6 のプロジェクトが立ち上がり1つのプロジェクトあたり 400~600冊作ります。
ピボットランゲージは英語で、約 30言語に翻訳していて年々増加の傾向にあります。
プロジェクト間で似通った記載が多いのですが、モデルによって少しずつ違っていたりします。
DITA 導入前の問題点
ブラザーのプリンタ・MFC は機能も多く、ラインナップも豊富で操作性にまとまりがなく、多言語展開もしているので大きな製作コストがかかっていました。
また、Adobe FrameMaker を使った分散執筆では、統一性のなさ、記載ミス、翻訳コスト高などでもう限界を感じていましたし、従来のブック指向の書き方では、検索性が悪く、わかりにくいという問題もありました。
DITA で何を作るのか
最初に電子マニュアルを DITA化しました。
これは HTML と PDF の 2形式で公開しています。
次に紙マニュアルを DITA化しました。
実物はこちら:PDF形式
そして「安全のてびき」を DITA化しました。
実物はこちら:PDF形式
何が変わったのか
Adobe FrameMaker による DTP から DITA による自動組版に移行したので、さまざまな面で仕事の内容が変わりましたが、完全自動組版を実現したので DTP費をゼロにできたのが大きいです。
取扱説明書制作コスト全体も大きく削減できました。