取扱商品情報一覧作成
コンピュータ関連製品販売会社様 導入事例
全部で600アイテムほどある取扱商品の情報を、WEBで公開しています。そのデータはXMLデータベースに蓄積しており、各製品の「概要説明」「適用OS」「価格」「開発元」「お問い合せ先」などの項目で構成されています。
また、その商品情報はカテゴリ、商品名、会社名から検索ができるようにインデックスをつけて管理しています。
その内容は、Webに公開しているのと同時に定期的に発行する冊子「システムガイド」としてもお客様に提供しています。印刷物はどうしてもデータ内容がすぐに陳腐化してしまうので、毎月1回のペースで最新版をPDFも作成し、社内外で利用しています。
運用
XMLデータベースの商品情報は各部署の担当者が更新します。これをXMLで出力したデータから指定した期間に更新された商品情報を必要な角度からXSL-FOを利用して抽出します。
その結果を XSL Formatter で新規製品リスト、削除製品リスト、カテゴリ別プロダクト一覧、登録ベンダー一覧の形式を一覧表に組版します。組版結果で更新内容を確認し、XMLを公開用に訂正することがあります。訂正結果を再度 XSL Formatter で組版し、PDF化して公開しています。
現在の運用しているXSL-FO用スタイルシートは XSL School での情報を参考にして作成したものです。月に1回の作業の為、プログラムで自動化するまでもないことかとからスタンドアロンで行っています。
Formatterを選定した理由
プロダクトの増加や入れ替えに苦慮し、カテゴリの刷新などに伴いシステムの改善すべき課題が出てきました。その中のひとつがシステムガイドの作成において印刷のプロセスに非常に時間が掛かっていたことでした。
従来ではデータベースのデータをテキスト出力し、手作業で編集を行い、確認作業を繰り返し、完成までに2、3ヶ月掛かっていました。今後の拡張を視野に入れ、XMLデータをそのまま利用してXSLやXSL-FOを使い必要な角度から情報をPDF化できるツールとして XSL Formatter を見つけ採用しました。
この場合のメリットとして、すぐに印刷会社を経由せずに編集/確認作業ができ、時間の短縮とコストダウンが実現できたのです。