六法集の Web 入稿による編集・自動組版システム
株式会社東京法経学院様
概要
次のようなシステム導入の背景があります。
- 年次法令改正に対応して、年刊で不動産関連の六法3冊を編集出版。
- 制作会社にDTPによる版下作成から印刷までを委託。
- 外部委託のため版下作成、校正待ちに時間を要する。
- 出版社内に組版データが無く、新規出版物への既存データ転用が困難。
- 公開Web用に、HTMLデータを別途用意。
目的
- 法令データの一元管理の実現
他発行物へのデータ活用:XML→XSLFO→PDF
法令専門Webサイト向けデータとのワンソース化:XML→HTML - 編集から制作までを内製化し、外注コストの削減
- 出版データの社内集約によるデータベースの充実化
「六法編集」システム概要
編集登録画面
導入による効果
- XML自動組版の採用により、入力作業の平準化・定型化・DTPオペレータの技術教育費の削減
- Web環境で社内PCからの検索、閲覧、改定編集作業・必要な時に改定部の組版~校正ができる・集中する改定作業と編集・組版の迅速化を実現
- 制作作業の内製化・外注費削減
- Web制作プロセスの簡略化・データの一元管理により重複作業の削減による省力化
Formatterの選定理由
法令及び関連するデータのデータベース化を前提として、組版に専門的なスキルを必要とせず、登録されたデータがダイレクトに成果物として出力できることです。
今後の課題
- 複雑な組版レイアウトの仕様の整理
- 仕様外のレイアウトへの対応の検討
- 挿入画像の軽量化による出力PDFの軽量化