Antenna House FormatterXPS 出力オプション
XPS 出力オプション概要
『Antenna House Formatter』の「XPS 出力オプション」は、マイクロソフト社の電子文書フォーマットである XPS(XML Paper Specification)ファイルを出力するためのオプションです。XPS は標準の電子文書フォーマットとして Windows Vista および Office 2007 から搭載されています。XPS を閲覧するためには、XPS ビューアが必要ですが、マイクロソフトから無償配布されています。以下は、「XPS 出力オプション」で作成した XPS ファイルをビューアで表示した例です。
制限事項
「XPS 出力オプション」には次の制限事項があります。
フォント出力
- すべてのフォントは埋め込まれます。したがって、埋め込みが許可されていないフォントを利用することはできません。
- CID の CFF テーブルを持つ OpenType フォントを指定した場合、XPS に出力はできますが、出力ファイルを XPS ビューア(XPS Viewer EP)で表示するとエラーが発生します。
※ マイクロソフト社製の検証ツール(isXPS.exe)で合格しているにも関わらず、XPS ビューアで表示することができません。マイクロソフト社製の XPS Document Writer で作成した同じフォントを利用した XPS ファイルも、XPS ビューアで表示できません。しかし Internet Explorer のプラグインの XPS ビューアでは表示できます。 - 次のスクリプトには対応していません。
- Arab:アラビア文字
- Hebr:ヘブライ文字
- Deva:デヴァナガリ文字
- Thai:タイ文字
- 欧文リガチャには対応していません。
- 日本語の漢字の字体変更には対応していません。
- 外字には対応していません。
グラフィック出力
- 解像度が設定されていない画像が入力された場合は、出力時に XPS の仕様により 96dpi の画像として処理されます。
- JPEG、PNG、TIFF 以外の画像は、いずれかに変換されて埋め込まれます。
- TIFF ファイルは、圧縮タイプが 1~6 および 32773 のものに対応しています。それ以外の TIFF は、PNG に変換して出力されます。
- sRGB、cHRM、gAMA、sBIT によるカラーマネージメント機能を利用した PNG が入力された場合、XPS に出力はできますが、XPS ビューアで表示する際、XPS の仕様によりカラーマネージメント機能が無視されます。
- 放射シェーディングには対応していません。
- 背景画像のタイリングには対応していません。
- Windows Media Photo Image には対応していません。
その他の制限事項
- 一時ファイルが作成されます。
- ページの幅、または高さに 0.5インチより小さい値を指定した場合、 ページの幅、または高さは 0.5インチに強制されます。
- すべての色空間は RGB に変換されて出力されます。
- 文書から生成される描画命令が複雑になり、出力中の XPS に含まれるキャンバスの入れ子が、XPS の仕様で許されている 16を超えると、エラーが発生します。
- リンクには対応していません。
- サムネイルには対応していません。
- 印刷スキーマ、印刷デバイスの設定には対応していません。
- アウトライン情報には対応していません。
- ストーリー(テーブル、文節)情報には対応していません。
価格
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