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PDF Driver API[機能紹介:機能の紹介]

『Antenna House PDF Driver API(『PDF Driver API』)』を構成する3つのライブラリーの機能を紹介します。

『PDF Driver API V8.0』の新機能

PDFに、より強固なセキュリティ設定を可能とする「PDF2.0」に対応

「PDF Driver V8.0」で、新たにPDFバージョン「2.0」(PDF2.0)の出力に対応しました。
PDF2.0 では、セキュリティ設定のパスワードにユニコードの文字列の指定が可能です。

ご参考
PDF2.0については、PDF資料室の「PDFの仕様について」の記事で詳しく紹介しています。

.NET6対応に対応

「PDF Driver API」に、.NET6に対応したインターフェースを追加しました。
V6.0、V7.5の従来の.NET Framework用APIのインターフェース仕様を引き継いでいますので、少ない負荷で切り替え作業が可能です。

※ 「付属API」の“出力先指定API” は .NET6 には未対応です。次期改訂にて対応予定です。

PDF Driver API」の機能

「PDF Driver API」では、大きく3つの機能を各インターフェースの「クラス」として利用することができます。

機能 概要
PDF出力クラス
  • 入出力ファイルパスを指定してPDF出力を行う
  • 設定ファイルを指定する
  • 1ページごとに1PDFファイルとして出力する指定
  • PDF出力するページ範囲指定
設定編集クラス
  • 印刷設定ダイアログの各設定タブに対応したクラス設計
  • プログラムの印刷処理時にのみ有効となるよう設定を一時的に変更する
  • 編集した設定を設定ファイルとして保存する
Word/Excel/PowerPointアドイン設定編集クラス Word/Excel/PowerPointそれぞれのアドイン設定ダイアログに対応したクラス設計
※OEMライセンスにおいてはOfficeアドイン機能はオプションとなります。

「PDF Driver」の機能

WindowsのGraphics Device Interface(GDI)コンポーネントを利用して動作する仮想プリンタードライバーです。
紙に印刷するプリンターと同様、アプリケーションの印刷ダイアログで「PDF Driver」を選択して印刷ができます。
出力結果はPDFファイルです。

「付属API」の機能

「付属API」は、「PDF Driver」の以下の2つの処理を制御し、そのためのクラスライブラリをそれぞれ提供しています。

API名 概要
出力先指定API
  • 「PDF Driver」の出力先ファイルパスを指定します。

    これにより、独自に作成しているプログラムに「PDF Driver」での印刷処理を組み込む場合に、保存ダイアログを表示させることなく印刷実行し任意の場所にPDFファイルを出力することができます。

  • 印刷設定ファイルを指定する関数を備えています。
  • .NET インターフェースはC++のラッパークラスとして作成されています。
設定編集API
  • 「PDF Driver」の印刷設定を編集します。

    プログラムにおいて「PDF Driver」の印刷処理を行う場合に、設定編集API を利用して一時的に印刷設定を変更することができます。

    1. API で変更した設定値を「PDF Driver」へ送る。
    2. 「PDF Driver」で印刷処理を実行。
    3. API で変更した設定値でPDFが出力。

    APIで変更した設定値は、印刷が終了すると破棄されます。

  • 「PDF Driver」の印刷開始/終了の通知を受信するための関数を備えています。

「PDF Driver API」と「付属API」の違い

「PDF Driver API」

形態 DLL / jar / exe
API
  • C++
  • .NET Framework (4.6.2以降)
  • .NET6
  • Java
  • コマンドライン
32/64ビット
  • C++、.NET Framework、.NET6、コマンドライン:32ビット用、64ビット用それぞれにモジュールファイルがあります。
  • Java:32ビット、64ビット共通のモジュールファイルです。
動作環境に必要なソフトウェア 『Antenna House PDF Driver V8.0』
Microsoft Word/Excel/PowerPoint 2016/2019/2021
ジャストシステム 一太郎 Pro.4
PDF出力が可能なファイル形式
  • Word(doc/docx)
  • Excel(xls/xlsx)
  • PowerPoint(ppt/pptx)
  • 一太郎(jtd)
  • テキスト形式
おもな機能
  • 「PDF Driver」で出力するための入出力ファイルパスの指定
  • 印刷設定ファイルの指定
  • 印刷設定の編集
  • 「PDF Driver」のOfficeアドイン機能で出力するための入出力ファイルパスの指定

「付属API」

項目 出力先指定API 設定編集API
形態 DLL DLL
API
  • C++
  • .NET Framework (4.6.2以降)
C++
32/64ビット 32ビット用、64ビット用それぞれにモジュールファイルがあります。
動作環境に必要なソフトウェア 『Antenna House PDF Driver V8.0』
PDF出力が可能なファイル形式 制限はありません
おもな機能
  • 「PDF Driver」の出力先となるファイルパスの指定
  • 印刷設定ファイルの指定
  • 「PDF Driver」の印刷設定の編集
  • 編集した設定の保存