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PDF Viewer SDK機能紹介:V5 機能

製品全体

V4.0 に比べPDFの表示速度が大幅に改善されています。(印刷は従来通りです)

速度改善の例(約300ファイル)

  • 約200ファイルについて、レンダリング速度が 1/2 以下になりました。
  • 残りの100ファイルについても、従来とほぼ同等か高速になります。
V4との描画速度の比較
V4との描画速度の比較

※全ページを連続して描画した時間です。 ※グラフは抜粋。オレンジ:V5、グレー:従来
※実際にかかる時間や速度改善の度合いは、測定環境やPDFファイルにより異なります。

おおむね速度が改善しますが、効果が大きいのは以下のようなPDFファイルです。

  • ページ数の多いテキスト中心の PDF ファイル
  • 半透明やパターンを多用したグラフィック中心の PDF ファイル

※ファイルによって、速度が必ずしも改善しない場合もございます。

V5.0 改訂1版以降では、さらに以下が改善さました。

背景が格子状パターンである場合に極端に遅いことがありましたが、以前に比べ大幅に改善されています。

 例)ファイルA  38秒 → 6秒 
   ファイルB  26秒 → 4秒

すべてのコンポーネントにおいて、.NET6および.NET Framework、64ビットに対応いたしました。

コンポーネント API 32ビット/64ビット
PDF Viewer API C++/C ・32ビット
・64ビット
.NET 6(V5.0 改訂2版) ・32ビット
・64ビット
.NET Framework ・32ビット
・64ビット
PDF Viewer Ctrl .NET 6(V5.0 改訂2版) ・32ビット
・64ビット
.NET Framework ・32ビット
・64ビット
ActiveX ・32ビット
・64ビット

※.NET Framework 4.6.2以降に対応しています。
※ActiveXはV6.0からは廃止になりました。またV5.0で追加された新しいAPIは利用できません。

VS2019 / VS2022 に対応(V5.0 改訂2版)

Visual Studio 2019、Visual Studio 2022での開発に対応しました。

PDF2.0対応

PDF2.0のPDFファイルの読み込みに対応しました。

PDF Viewer API

.NET6 や .NET Framework に対応

.NET6(V5.0 改訂2版)や.NET Frameworkで開発されたアプリケーションから、PDF Viewer APIを利用できます。

PDF注釈の外観

外観ストリームをもつ注釈を表示できるようになりました。

  • 表示・画像ファイル出力・印刷イメージに、注釈を表示できます。
  • APIで注釈の表示・非表示が切り替えられます。

閲覧制限PDF(PDF Tool API)

閲覧制限PDF(PDF Tool API)に対応しました。

PDF Tool APIの閲覧制限設定の機能について以下のページをご覧ください。

PDF Tool API 閲覧制限設定

PDF Viewer Ctrl

64ビット に対応

PDF Viewer APIに加え、PDF Viewer Ctrlも64ビットに対応しました。

レイヤーコントロールを追加しました。レイヤーの切り替え表示ができます。

レイヤーコントロール
レイヤーコントロール

PDF文書のプロパティ設定ダイアログに、フォントタブを追加しました。
PDFで使用されているフォントや、埋め込みされていないフォントの置き換えフォントを確認できます。

フォントタブ
フォントタブ

しおりコントロールを追加しました。しおりの表示やしおりのアクションの実行ができます。

しおりコントロール
しおりコントロール

自動スクロール

マウスホイール・クリックによる上下左右の自動スクロールに対応しました。

自動スクロール
自動スクロール

イベントの追加

以下のイベントに対応しました。

  • オブジェクトの削除
  • オブジェクトの移動
  • オブジェクトのリサイズ
  • テキスト入力の開始・終了
  • テキスト入力の変更

文字列の進行方向や横書き・縦書き

テキスト情報として以下が取得できるようになりました。(V5.0 改訂2版)

  • 文字列の進行方向
  • 横書き・縦書き

テキスト情報

選択中のテキスト取得、テキスト選択

選択中のテキストを取得したり、指定した位置のテキストを選択させる事ができます。

注釈の外観情報の保存

注釈の外観情報を保存できます。

他のビューアーとの、注釈の表示の互換性が向上します。