瞬簡PDF 書けまっせ 8 動作環境/制限事項
動作環境
『瞬簡PDF 書けまっせ 8』をインストールしてご利用になるには以下の動作環境が必要です。
※シンクライアント環境の動作確認状況および、制限事項については「シンクライアント環境での動作について」ページをご覧ください。
⇒「シンクライアント環境での動作について」ページ
対応OS |
※本製品はデスクトップアプリケーションです。
Windows 11(64ビット)日本語版
Windows 10(32ビット/64ビット)日本語版
※1 64ビットWindows環境ではWOW64で動作します。
※2 Windows 11/10 への対応状況詳細は「デスクトップ製品の Windows 対応状況」のページをご覧ください。
|
CPU |
上記OSが動作するインテル x86系プロセッサ(1GHz以上推奨) |
必要メモリ |
OSが推奨するメモリ容量以上 ※メモリ容量が多いほど快適にご利用いただけます。 |
ハードディスク |
140MB以上の空き領域 |
ディスプレイ |
解像度800×600以上、16ビットカラー(65,536色)以上 |
スキャナー |
本製品からTWAIN対応のスキャナーを使用することができます。 ※WIAには対応しておりません |
光学ドライブ |
パッケージ(CD-ROM)版をご購入の場合、本製品をパソコンに導入するためにはCD-ROMの読み込み可能なドライブが必要です。
なお、CD-ROMドライブをお持ちでない場合は、クロスメディアサービスを利用することができます。詳しくは、次のアドレスをご参照下さい。 https://www.antenna.co.jp/cross/ |
ペンタブレット |
Microsoft.Inkに対応した市販のペンタブレットもしくはパソコン、モニタ等をご利用いただけます。未対応の場合でもマウス(タッチに対応している場合はタッチ)によるペン入力は可能です。 ※Windows8/8.1標準のPDFリーダーではペンで書いた文字が正しく表示されません。AdobeReader等、他のPDFリーダーをご利用ください。 |
タッチ |
Windowsマルチタッチに対応した市販のパソコンもしくはモニタ等をご利用いただけます。 |
※インストールには管理者権限が必要です。
プラットフォーム動作保証について
対応OSは、Microsoft社の通常サポート期間中のもののみです。
通常サポート期間が終了したプラットフォームの動作保証はおこないません。
<アンテナハウス製品のプラットフォーム動作保証について>
制限事項
PDF表示上の制限
- 本製品で表示できるPDFは、PDF1.3~2.0 仕様に準拠したPDFです。ただしポートフォリオ形式のPDFは対応しておりません。この形式のPDFを読み込む場合、メインのPDFのみを表示します。
- 本製品では、弊社独自の PDFリーダを使用して PDFを表示します。このため表示結果は、Acrobat/Adobe Readerなどと全く同じにはなりません。
- PDF で使用されているカラースペース、グラフィックス要素の一部で未対応のものがあります。このため PDFを正確に表示できない場合があります。
- SeparationやDeviceNのカラースペースを使用したPDFは、元と異なった色で表示、印刷される場合があります。
- 塗りつぶしパターン、シューディングパターン(グラデーション・メッシュなど)の一部には対応していません
- レイヤーには対応していません。グループ毎に可視、不可視を選択することは出来ません。全て表示されます。
- JavaScript、アーティクル、XMLデータ、一部の注釈などのPDF付加情報の読み込み/書き出しには対応しておりません。注釈、しおりは読み込み/書き出しに対応しますが、表示は注釈(外観情報を持つものに限る)のみとなります。
- PDF に記述されたフォントがパソコンにない場合は、パソコンで使用できる近似のフォントを検索して表示します。このため、検索されたフォントによっては元文書のイメージと異なる表示がされる場合があります。ただし、フォントが埋め込みされている PDFは、埋め込まれているフォント情報を使って文字部分を表示します。
- 文書を開くパスワードで保護された PDFは、本製品上で正しいパスワードを入力しないと読み込みできません。
- PDFフォームはPDFに含まれている外観情報で表示はされますが、フォームの入力操作(ボタンを押したり、リストから選択するといった操作)はできません。
- ToUnicode CMapが含まれないPDFではテキストをコピーすると文字化けします。
- リモートデスクトップ接続ではオブジェクトの表示が粗くなります。(GDI+の制限事項に依るものです)
PDF 出力・印刷時の制限
- 本製品で印刷を行う場合は、画面に表示されている描画データを使用してプリンタに出力します。このため出力された結果が元の PDFとは異なる場合があります。
- PDF出力では必ずペンが蛍光ペンより前面に表示されます。よってペンの上に蛍光ペンを重ねた場合、画面上での表示とPDF出力結果は一致しません。
- 印刷ではプリンタの種類によっては透明効果(PDFの透明効果や、ラインマーカー、背景色の透明指定など)が再現できない場合があります。その場合は、PDFファイルに出力し、Adobe Readerなどのツールで印刷を行ってください。
- 閲覧用パスワードで保護されたPDFをPDF出力した場合、元のPDFに付加されている注釈、フォームはすべて削除されます。
- オブジェクト一覧で生成できる「印刷用フォーマット」で図形の半透明塗りつぶしは行われません。
PDF編集時の制限
- 本製品では、「修正テープ機能」で PDF上の文字を隠して別の PDFに保存することができます。 この機能には「修正テープ(墨消し)」とただの「修正テープ」の2種類が存在します。
前者はPDFから文字等の内容を完全に削除するものになりますが、後者は文字を外見上見えなくするだけで、PDF から文字等を削除するものではありません。PDF に文字データは残っていますので、抽出や検索を行った場合には出力されます。ご注意ください。
また、署名されているPDFでは「修正テープ(墨消し)」は使用できません。
- 本製品で挿入できるイメージファイル(画像)は、BMP、GIF、JPEG、WMF、EMF、PNGの6種類です。それ以外にPDFを画像として挿入することができます。
- 本製品で入力できるテキストは Unicode文字に対応しています。ビューアの画面表示において、フォント中にグリフ(字形のデータ)が存在しないにもかかわらずWindowsが画面に文字を表示(代替表示)してしまうことがあります。
こうした文字は画面表示通りに印字できず、PDF 出力したものも文字の表示はできません。
- ページの回転について
- ページが回転した状態では手書きオブジェクトの選択、移動、削除、コピー&ペーストができません。これらの処理が必要な場合は一度回転を戻してください。
- テキストボックスがページに対して正立していない場合、「自動枠サイズ調整」の効果は発生しません。
- テーブル、差し込みテーブルがページに対して正立していない場合、文字入力やセルの書式変更などの編集を行うことはできません。
- オブジェクトの回転について
- 一部のオブジェクト(修正テープ、テーブル、手書き、フォーム各種)は回転できません。
- 一部の図形につく黄色い特殊ハンドルは回転した状態では非表示になります。
- 画像のトリミングと回転は同時に行うことができません。
- グループ化したオブジェクトを回転してからグループ化解除すると回転が0度に戻ります。
- テキストボックスへの文字入力時は角度に関わらず文字が正立した状態になります。
- PDFフォームについて
- PDFフォームの作成ができますが、書けまっせ上で作成したフォームへの入力操作はできません。(プレビューモードはありません)
- ボタン以外のフォームではアクションを設定できません。また設定可能なアクションは「フォームを送信」と「フォームをリセット」の2種類のみとなり、アクション対象は同ページに存在する全てのフォームになります。
差込データ読み込み時の制限
- 本製品で読み込み可能なExcelファイルは以下のバージョンで作成されたブック形式ファイル(拡張子.xls/.xlsx/.xlsm)です。表示形式は適用するかしないかを選択することができます。
Microsoft Excel 95/97/2000/2002(XP)/2003/2007/2010/2013/2016/2019
・xlsmファイル形式は使用できますがマクロには対応しておりません。
・xlsファイル形式では令和対応を行っておりません。元号日付を含む差し込みデータを扱う場合はxlsxファイル形式を使用してください。
- Shift-JISに無い文字を使っている場合、その文字は正しく表示されない場合があります。
- Excelで編集中のファイルは本製品で読み込むことはできません。Excel上でファイルを閉じてから本製品で読み込みを行ってください。
- 以下のファイルは指定できません。
- テンプレートファイル
- 読み込みパスワードがかけられたファイル
- アドインファイル
- ワークシートが含まれないファイル
- 読み込み可能な CSVデータは下記の通りです。
- Shift-JISコードのCSVファイルであること
- 項目間の区切りはカンマ(,)であること
- データの終わりには改行コード(CRLF)が使用されていること
- 項目内にカンマが含まれる場合は、項目全体がダブルクォーティション(")で囲まれていること(例:"12,345")
- 項目内にダブルクォーティション(")が含まれる場合は、ダブルクォーティションでエスケープされ、かつ項目全体がダブルクォーティションで囲まれていること(例:"""文字を囲む""")
旧バージョンとの互換性・相違点
編集情報ファイルの互換性
- 「書けまっせ!! PDF2」及び「書けまっせ!! PDF3」の編集情報ファイル形式(*.prj,*.wpp)は未対応となります。本製品で開くことはできません。
これらのファイルを開くにはWPPX変換ツールを使ってWPPX形式に変換してください。
- 本製品で作成した編集情報ファイルは「書けまっせPDF!! 4」以下のバージョンで開くことはできません。「書けまっせPDF5」に関してはバージョン5.2.0のアップデートで対応しております。
旧バージョンより削除された機能
- 差込テーブルの「列の分割」「行の分割」機能は削除されました。代わりに「行の追加」「行の削除」「列の追加」「列の削除」機能が追加されています。
旧バージョンからの仕様変更
- オプションの「ファイルを開いた時の初期表示」に「最後の表示倍率」を選択肢として追加、デフォルトになりました。最後に設定した倍率が次回から初期倍率として使用されます。
- [Ctrl]+[P]で即座に印刷実行を行わず、Backstageビューの印刷画面が表示されるようになりました。
- 回転した用紙に対してオブジェクトテンプレートを適用してもオブジェクトが回転しなくなった。
- 「テキスト追加」で追加されたテキストボックスは枠線や背景色が変更されないようになりました
- ステータスバーの倍率変更が使いやすくなりました。スライダーの刻み値が10刻みからリボンのドロップダウンと同じ刻み間隔になり、また倍率をクリックしたときに表示されるダイアログでドロップダウンから倍率を選択できるようになっています。
- ヘッダー・フッターの設定内容がビュー上にも表示されるようになりました。
- ドキュメントタブエリア右端のクローズボタンをやめてタブ自体にクローズボタンをつけるよう変更(アクティブなタブのみ)
-
- 画像差込で今まで相対パスはドキュメントからの相対パスでしたが、データソースファイルからの相対パスも可能になりました。(まずデータソースファイルからの相対パスで探してなければドキュメントからの相対パスで探します)