コマンドラインインターフェイスは単独の実行形式ファイルとして提供されます。 Windows のバッチファイルや Linux のシェルスクリプトなどから呼び出すことができます。
Office Server Document Converter V11.0 のコマンドラインインターフェイスは、ファイルを指定して動作させることもできますが、標準入力からファイルを読み、標準出力へ PDF / SVG を書くフィルタとして動作させることができます。
実行形式ファイル名は以下のとおりです。
Windows | SBCCmd.exe |
---|---|
Linux | SBCCmd |
これらを実行させるためには、いくつかの 環境変数とシンボリックリンク の設定が必要です。Windows版では、インストール時にそれらが設定されていますが、Linux 版ではご自身で実行前にそれらを設定する必要があります。
Office Server Document Converter V11.0 Windows版のコマンドラインプログラムを実行するには、次のようにします。
Office Server Document Converter V11.0 Windows版が正しくインストールされていれば、以下のメッセージが表示されて \tmp ディレクトリに sample.pdf が作成されます。
Office Server Document Converter V11.0 Linux 版では、run.sh というシェルスクリプトが [Install directory] にインストールされています。これはコマンドラインプログラム SBCCmd を実行するためのサンプルスクリプトです。このスクリプトは必要な環境変数の設定を行ってから SBCCmd を実行します。このスクリプトを使って Office Server Document Converter V11.0 Linux 版のコマンドラインプログラムを実行するには、以下のようにしてください。
Office Server Document Converter V11.0 Linux 版が正しくインストールされていれば、以下のメッセージが表示されて /tmp ディレクトリに sample.pdf が作成されます。
run.sh には、SBCCmd に指定できるパラメータと同じパラメータを同じ形式で指定します。
コマンドラインインターフェイスでは以下のパラメータが指定できます。 表中 * 印の付いたパラメータは、no を先行させると否定の意味になります。
パラメータ名とその値の間には半角空白を入れてください。 また、パス名を指定する場合など内容に空白が含まれるときはダブルクォートで囲んでください。 同一のパラメータ、あるいは背反するパラメータが指定された場合は、後から指定したものが有効です。
パラメータ | 機能 |
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-d 変換元ドキュメント |
変換対象ドキュメントの URIを指定します。
|
-o 出力ファイル名 |
変換結果の出力ファイルを指定します。
|
-i オプション設定ファイル | Office Server Document Converter V11.0 のオプションを記述したXML形式のオプション設定ファイルのパスを指定します。 このパラメータはいくつでも指定することができます。後から指定された設定内容は、前の内容を上書きします。オプション設定ファイルは記述されている内容だけが評価されるので、変更したい部分だけを記述したファイルを追加することで、一部の設定だけを変更することができます。オプション設定ファイルの内容と、同じ意味のコマンドラインパラメータでは、最後に指定された内容が、前の内容を上書きします。 |
-p 出力形式/プリンタ名 |
変換結果を出力する形式を指定します。
印刷する場合はプリンタ名を指定します。
省略された場合は -p @PDF が指定されたとみなされます。
PDF出力に関しては、「PDF出力」を参照してください。 SVG出力に関しては、「SVG出力」を参照してください。 XPS出力に関しては、「XPS出力」を参照してください。 INX出力に関しては、「INX出力」を参照してください。 Flash出力に関しては、「Flash 出力」を参照してください。 モノクロ/256色カラーのJPEG 出力と PNG 出力、TIFF出力は Windows 版でのみ有効です。 |
-start 開始ページ | 出力の開始ページと終了ページを指定します。 開始ページが省略された場合や 0の場合は、先頭ページからとみなされます。 終了ページが省略された場合や 0の場合、あるいは実際のページ数より大きい場合は最終ページまでとみなされます。矛盾する指定、例えば -start 5 -end 3 のような場合はエラーです。 -multivol パラメータが指定されているとき、これらのパラメータはページ位置ではなく、分冊単位の指定となります。例えば、-start 3 は、3分冊目を出力します。 |
-end 終了ページ | |
-omitbp |
文書先頭に空のページがあったとき、そのページをスキップします。 変換元ファイルは MS Word または MS Excel のみ有効です。スキップしたページを1ページとしてカウントします。スキップして最初に見つかった内容のあるページのみを取得するときは -end 1 を組み合わせて指定します。先頭ページがheader,footerのみの場合もスキップします。 |
-fontalias 名前=別名 | フォントファミリ名の置き換えを指定します。-fontalias A=B と指定した場合、文書中の A というフォントファミリ名が B に置き換わります。複数の置換を指定したいときは、-fontalias パラメータをその分指定します。フォントファミリ名の置換は、「オプション設定ファイル」でも指定することができます。置き換えが、再起的に繰り返されることはありません。 |
-extlevel エラーレベル |
エラーが発生した場合の処理の中止条件を指定します。
-extlevel の指定値はエラーレベルです。
|
-silent | 変換でエラーが発生した場合、エラーメッセージを標準出力または標準エラー出力へ書き出しますが、-silent を指定すると出力を行いません。 |
-stdout | -stdout を指定すると、エラーメッセージを標準出力へ書き出します。既定では標準エラー出力へ出力します。 |
-stderr | -stderr を指定すると、エラーメッセージを標準エラー出力へ書き出します。既定では標準エラー出力へ出力します。 |
-pgbar * | 簡単なページ作成の進捗状況をコンソールに出力します。"." は組版の、"-" は出力の1ページごとの進捗を示します。 |
-v | コマンドラインインターフェイスのバージョンや著作権を表示します。 このパラメータが指定されている場合は実際の変換処理は行いません。 |
-h -? |
コマンドラインインターフェイスのパラメータの簡単な解説を表示します。 このパラメータが指定されている場合は実際の変換処理は行いません。 |
パラメータ | 機能 |
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-gdismooth 値 |
印刷と画像出力時にスムージング処理を行います。 スムージング処理は、文字、線画、画像を個別に指定できます。 1:文字 2:線画 4:画像 組み合わせて指定する場合は値を加算してください。 値が省略されたときは"7"(3つとも指定)とみなします。 このパラメータは Windows 7以降 / Windows Server 2008以降 でのみ有効です。 |
-linkfile | OOXファイルにリンクされた画像ファイルの出力を行います。 |
-propertynonoutput | Officeファイルのプロパティ(Title/Subject/Author/Keywords)を出力しない。 |
パラメータ | 機能 |
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-wmarktext 文字列 | 各ページに、指定したすかし文字列を表示します。\n で区切ることによって複数行にすることができます。 評価版のときは無効です。 |
-wmarkfont フォントファミリ | wmarktext で指定した文字列に対するフォントファミリを指定します。 |
-wmarkweight 値 | wmarktext で指定した文字列に対するフォントの太さを指定します。normal、bold または 100~900 の数値が指定できます。 |
-wmarkstyle フォントスタイル | wmarktext で指定した文字列に対するフォントスタイルを指定します。 normal または italic が指定できます。 |
-wmarkopacity 透明度 | wmarktext で指定した文字列に対する不透明度を指定します。 |
プリンタに関するパラメータは、Windows版のみ対応しています。
パラメータ | 機能 |
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-copies 出力部数 | 印刷する部数を指定します。 省略された場合は 1とみなされます。 |
-collate * | 出力部数が複数のときにのみ有効です。 -collate が指定されたときは、指定開始ページから終了ページまでの印刷を繰り返します。 -nocollate が指定されたときは、同一ページを続けて複数部印刷します。 |
-fitpaper |
プリンタで設定された用紙サイズに収まるようにサイズを調整して印刷します。 ※ A4 の用紙に A4 の PDF を印刷する場合、余白の印字不可能領域分小さくなります。 |
パラメータ | 機能 | ||||||||||
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-pdfver バージョン |
作成するPDFのバージョンを指定します。
バージョンは次のいずれかを指定してください。
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-tpdf * | タグ付きPDFを生成します。 PDFのバージョンによって、タグ付きにできないときは無視されます。 | ||||||||||
-lpdf * | Web表示用に最適化されたリニアライズドPDFを生成します。 | ||||||||||
-pdfprofile file | PdfVersion に PDF/A-1b:2005、PDF/A-2b:2011 を指定したときは、ICCプロファイルの指定が必須です。ICCプロファイルをフルパスで指定してください。PDF/A-1b:2005、PDF/A-2b:2011 以外ではこのパラメータは無効です。 | ||||||||||
-encrypt キー長 |
作成するPDFの暗号化時のキー長を指定します。
キー長は次のいずれかを指定してください。
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-userpwd パスワード | PDFに設定するユーザパスワードを指定します。32文字までのASCII文字を指定してください。 | ||||||||||
-ownerpwd パスワード | PDFに設定するオーナパスワードを指定します。32文字までのASCII文字を指定してください。 | ||||||||||
-npt * |
作成するPDFを印刷不可にします。
PDF1.4以降で、-encrypt 40rc4 以外の場合は、-ppa を利用してください。
このパラメータは、-ownerpwd の指定が必要です。 |
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-ncg * |
作成するPDFを変更不可にします。
このパラメータは、-ownerpwd の指定が必要です。 |
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-ncc * |
作成するPDFの内容をコピー不可にします。
このパラメータは、-ownerpwd の指定が必要です。 |
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-nca * |
作成するPDFの注釈やフォーム追加不可にします。
このパラメータは、-ownerpwd の指定が必要です。 |
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-nff * | 作成するPDFのフォームフィールドの入力と署名を不可にします。 PDF1.3 または -encrypt 40rc4 の場合は無視されます。 このパラメータを有効にするには、他のパラメータの設定が必要な場合があります。詳しくはPDFリファレンスを参照してください。 | ||||||||||
-nab * | 作成するPDFのスクリーンリーダデバイスのテキストアクセスを不可にします。
PDF1.3 または -encrypt 40rc4 の場合は無視されます。 このパラメータは、-ncg の指定が必要です。 |
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-nad * | 作成するPDFのページの挿入、削除、回転を不可にします。
PDF1.3 または -encrypt 40rc4 の場合は無視されます。 このパラメータは、-ncg の指定が必要です。 |
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-ppa 値 |
作成するPDFの印刷を許可するかどうかを以下のいずれかで指定します。
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-peb 値 |
作成するPDFに埋め込み可能なフォントを埋め込むかどうかを以下のいずれかで指定します。
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-pee フォント名 | 作成するPDFに指定したフォントを埋め込みます。フォントを複数指定する場合はカンマ区切りで指定します。 | ||||||||||
-pef * | フォント埋め込みに失敗したときにエラーを発行しないようにします。 | ||||||||||
-peg * | フォントにグリフがなかったときにエラーを発行しないようにします。 | ||||||||||
-pex * | PDF/A 出力のときエラーがあっても、それを発行しないようにします。 | ||||||||||
-picc 値 |
作成するPDFに格納するカラー画像の圧縮方法を以下から選択します。
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-picg 値 |
作成するPDFに格納するグレイスケール画像の圧縮方法を以下から選択します。
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-picm 値 |
作成するPDFに格納する白黒画像の圧縮方法を以下から選択します。
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-pidc 値 |
作成するPDFに格納するラスタのカラー画像のダウンサンプリングの方法を以下から選択します。
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-pidca dpi値 | |||||||||||
-pidct dpi値 | |||||||||||
-pidg 値 |
作成するPDFに格納するラスタのグレイスケール画像のダウンサンプリングの方法を以下から選択します。
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-pidga dpi値 | |||||||||||
-pidgt dpi値 | |||||||||||
-pidm 値 |
作成するPDFに格納するラスタの白黒画像のダウンサンプリングの方法を以下から選択します。
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-pidma dpi値 | |||||||||||
-pidmt dpi値 | |||||||||||
-pjq パーセント値 | PDFに直接格納できない画像形式のとき、-picc または -picg にJPEG形式が指定されたときの画質を 1~100(%)の範囲の数値で指定します。数字が大きいほど画質はよくなりますが、ファイルサイズは大きくなります。初期値は 80 です。 | ||||||||||
-pcs * | 作成するPDF中のテキストとラインアートを圧縮しないようにします。 | ||||||||||
-pos * | 作成するPDF中のオブジェクトを圧縮します。-pcs が指定されているときは無効です。 | ||||||||||
-plr * | 相対アドレスで指定された外部へのリンクをPDFのリンクプロパティにどのように変換するかを指定します。-plr が指定されたときは、"World Wide Web リンク" に変換され、-noplr が指定されたときは、"ファイルから開く" に変換されます。 | ||||||||||
-prc 値 |
作成するPDFのRGBカラースペース(DeviceRGB)をDeviceGrayに変換する方法を以下のいずれかで指定します。
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-prr dpi値 | ベクタ画像がラスタ画像に変換されてPDFに格納されるときのラスタ画像の解像度を 70~500(dpi)の値で指定します。 このパラメータはWindows版でのみ有効です。 | ||||||||||
-pdfscale スケール | 出力PDFの拡大縮小率を指定します。 スケールには、単位なしの値または%値が指定できます(1.0 = 100%)。 -pdfscale の後に -pdfwidth を指定した場合、高さについては -pdfscale の設定が有効です。 -pdfheight の場合も同様です。 | ||||||||||
-pdfheight 長さ | 出力PDFの高さを拡大縮小します。長さには単位付きの値または%値が指定できます。 | ||||||||||
-pdfwidth 長さ | 出力PDFの幅を拡大縮小します。長さには単位付きの値または%値が指定できます。 |
パラメータ | 機能 | |||||||||
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-svgver プロファイル |
作成するSVGのプロファイルを指定します。
プロファイル名は次のいずれかを指定してください。
|
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-svgip 処理方法 |
作成するSVGに含まれる画像の処理方法を以下のいずれかで指定します。
|
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-svgicp ディレクトリ名 | -svgip に 1 を指定したときの複写先を指定します。 相対パスでディレクトリ名を指定すると、-o で指定した出力パスからの相対パスに出力されます。 -o が標準出力のときは、相対パスを指定するとエラーになります。絶対パスで指定してください。 | |||||||||
-svgcicp * | 画像を -svgicp で指定したディレクトリに複写して処理するとき、指定した複写先ディレクトリが存在しない場合にそのディレクトリを作成します。 | |||||||||
-svgiren * | 画像を -svgicp で指定したディレクトリに複写して処理するとき、そのファイル名をすべて -svgiprfx で指定したプレフィクスで命名し直すか、元のファイル名を利用するかを指定します。ファイル名が重複するときは、連番が補われます。 -svgiren を指定すると、すべて命名し直します。 | |||||||||
-svgiprfx プレフィクス | 画像を -svgicp で指定したディレクトリに複写して処理するとき、そのファイル名のプレフィクスを指定します。ファイル名は、プレフィクス+連番 となります。指定されないときは連番のみとなります。 | |||||||||
-svggzip * | gzip 圧縮された SVG を出力します。 | |||||||||
-svgsingle * | 複数ページで構成されるドキュメントを、単一のSVGファイルとして出力します。 | |||||||||
-svgfmt フォーマット | 変換元文書が複数ページで -svgsingle を指定していないときに複数のSVGファイルがファイル名末尾に連番を付けて出力されますが、連番のフォーマットを変更できます。 例えば、出力ファイル名に document.svg が与えられているとき、-svgfmt に "-01" を与えたならば、document-01.svg、document-02.svg、… となります。 このパラメータが省略されたときは "1" が指定されたものとみなされます。 | |||||||||
-svgspn * | -svgsingle が指定されていないとき、出力されるSVGが1ページしかないときには -svgfmt による連番を付けません。 | |||||||||
-svgea * | 作成するSVGに埋め込み可能なすべてのフォントを埋め込みます。 | |||||||||
-svgee フォント名 | 作成するSVGに指定したフォントを埋め込みます。フォントを複数指定する場合はカンマ区切りで指定します。 | |||||||||
-svgef * | フォント埋め込みに失敗したときにエラーを発行しないようにします。 | |||||||||
-svgic 値 |
SVGに直接格納できないラスタ画像形式のとき、JPEG に変換するか PNG に変換するかを指定します。
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-svgjq パーセント値 | -svgic に JPEG形式が指定されたときの画質を 1~100(%)の範囲の数値で指定します。数字が大きいほど画質はよくなりますが、ファイルサイズは大きくなります。初期値は 80 です。 | |||||||||
-svgrr dpi値 | ベクタ画像がラスタ画像に変換されてSVGに格納されるときのラスタ画像の解像度を 70~500(dpi)の値で指定します。 このパラメータはWindows版でのみ有効です。 | |||||||||
-svgidpi dpi | 画像を埋め込むときのダウンサンプリングの解像度を1以上の整数で指定します。もとの画像の解像度が指定より低い場合はそのままの解像度で埋め込みます。 | |||||||||
-svgidm method |
ダウンサンプリング時の圧縮法を指定します。
|
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-svgpmax 最大ページ数 |
-svgsingle を指定したとき出力する最大ページ数を指定します。このパラメータが省略されたときは "5000" が指定されたものとみなします。 -svgpmax、-svghmax のどちらかまたは両方を指定した場合は、最大サイズ(-svghmax)または最大ページ数(-svgpmax)のどちらかを超えたときエラーとして処理を中止します。 |
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-svghmax 値 | -svgsingle を指定したとき、複数ページを単一ページに割り付けたときの高さの最大値を指定します。値には単位を付けなければなりません。 -svgpmax、-svghmax のどちらかまたは両方を指定した場合は、最大サイズ(-svghmax)または最大ページ数(-svgpmax)のどちらかを超えたときエラーとして処理を中止します。 このパラメータが省略されたときは高さを制限しません。 |
パラメータ | 機能 | ||||||
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-inxomode 値 |
INX出力時の出力モードを指定します。
|
パラメータ | 機能 |
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-flashpartial * | Flash出力で、エラーのときに途中までのFlashを作成します。 |
-flashhidebutton | Flash出力で、ページ送りボタンを出力しません。 |
-flashsplit | Flash出力で、1ページごとに別ファイルに出力します。 |
-noflashputact | Flash出力で、ActionScript1.0を利用した機能(ページごとの停止、ページ送りボタン、リンクなど)を出力しません。 |
-flashimgmax pixel |
Flashファイルに出力する画像の最大ピクセル数を整数値で指定します。出力する画像の幅、もしくは高さの長い辺が指定値を超えたとき、指定値に縮小して出力します。このパラメータが省略されたときは 1000 が適用されます。 Flashに埋め込める画像サイズは、ピクセル数で 幅×高さ が 2の24乗(16,777,216)までに制限されています。このサイズを超えた画像が埋め込まれていると Flash Player で表示できないことがありますので注意してください。 |
パラメータ | 機能 | ||||||||||||||
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-rasdpi 値 |
画像出力時の画像サイズを 1~1,440(dpi) の範囲の整数値で指定します。このパラメータが範囲外であるか省略されたとき Windows では画面のフォントサイズで設定されている DPI値 が適用されます。Linux での省略値は、96です。 出力できる画像の最大サイズは、空きメモリ容量などシステムのリソースに依存します。 |
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-rasscale 値 | 画像出力時の縮小率を 0 より大きく 1 以下の範囲の数値で指定します。% 値または px(ピクセル)値で指定することもできます。このパラメータが範囲外であるか省略された場合 1 が適用されます。 | ||||||||||||||
-rasheight 値 | rasscale で決まる出力画像の最大高さを px(ピクセル)値で指定します。 | ||||||||||||||
-rasfmt フォーマット | 画像出力では、元文書が複数ページのとき複数の画像ファイルがファイル名末尾に連番を付けて出力されますが、連番のフォーマットを変更できます。例えば、出力ファイル名に document.png が与えられているとき、-rasfmt に "-01" を与えたならば、document-01.png、document-02.png、… となります。このパラメータが省略されたときは "1" が指定されたものとみなされます。 | ||||||||||||||
-rasgdi+ | 画像への変換に GdiPlus を使用します。この指定は Windows 7 以降 および Windows Server 2008以降 でのみ有効です。 | ||||||||||||||
-rasjq 値 | JPEG への変換品質を 1~100(%)の値で指定します。このパラメータが省略されたときは 80 が指定されたものとみなします。 | ||||||||||||||
-rasmono | 白黒2値のモノクロにして出力します。この形式での出力はWindows版のみ対応しています。 | ||||||||||||||
-rasgray | 256階調のグレイスケールにして出力します。 | ||||||||||||||
-ras256 | 256色カラーにして出力します。この形式での出力はWindows版のみ対応しています。 | ||||||||||||||
-rascomp 圧縮方法 |
TIFF/MTIFF 出力の圧縮方法を指定します。
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-rasrgb "入力 RGB プロファイル" |
CMYK TIFF 出力時に、入出力のICCプロファイルをフルパスで指定してください。 入力側は -rasrgb 、出力側は -rascmyk で指定します。 これらのパラメータが省略されたときは、計算値に基づくICCプロファイルを適用します。 |
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-rascmyk "出力 CMYK プロファイル" | |||||||||||||||
-direct2d | ラスターイメージへの変換時、Direct2dを使用するかどうかを指定します。Windows版以外では無効な機能です。 |
パラメータ | 機能 |
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-pdfannot | PDFの注釈を出力するようにします。PDFが入力のときのみ有効です。 |
パラメータ | 機能 |
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-docpagenumbercorrection | 組版結果を元に目次部分のページ番号を調整し書き換えます。また、ページ番号挿入で表示されるページ総数を組版後のページ総数に書き換えます。 |
パラメータ | 機能 | ||||
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-docpdfbookmarklevel 値 |
WordのアウトラインレベルをPDFのしおりの階層に反映するかどうか指定します。
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-docnonoutline | Wordのアウトラインをしおりに出力しません。 |
パラメータ | 機能 |
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-doctrackchange | Wordの変更履歴を出力します。変更箇所の文字属性、文字色などを、「オプション設定ファイル」で指定することができます。 |
パラメータ | 機能 | ||||
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-indexhyperlink 値 |
Word(docx)からPDFへの変換時、索引ページのページ番号に出力ページの登録文字列へのリンクを張ります。
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パラメータ | 機能 |
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-xlscontinuepagenumber | ヘッダフッタで、ページ番号を全シートで連番/ページ数を全シート合計にします。 |
パラメータ | 機能 |
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-xlssheetorderselect シート番号 | 指定したシートを順番に出力します。 シート番号 : 「,」で数値を出力順に指定します。 「-」で数値範囲指定も可能です。 数値は1オリジン、Excel上で表示されているシートが対象となり、非表示指定されているシートは数にカウントされません。 指定されたシートがない場合は無視します。 後述のxlssheetorderactivefirstと並存可能です。xlssheetorderactivefirst指定時は、xlssheetorderactivefirstに続けて指定数値のシートを出力します。ただし、指定数値にxlssheetorderactivefirstと同じシートがあっても指定どおり出力します。 |
-xlssheetorderactivefirst | アクティブシートを先頭に出力し、以降はシート順序どおりにアクティブシート抜きで出力します。 |
-xlsselectedsheet | Excel上で選択状態のシートだけを出力します。 xlssheetorderselect、xlssheetorderactivefirstと並存可能です。 並存した場合は、xlssheetorderselect、xlssheetorderactivefirstを適用し出力対象となったシートのうち、Excel上で選択状態のシートを出力します。 |
パラメータ | 機能 |
---|---|
-xlsoutputarea セル範囲 |
指定したセル範囲を出力します。 セル範囲は、シート名!セル範囲の形式の文字列で指定します。 シート名とセル範囲間は「!」で区切ります。 セル範囲は、Excelのセル範囲指定と同様に「列名行番号:列名行番号」の形式で範囲を指定します。 指定されたシートがない場合は無視します。 xlssheetorderactivefirst、xlssheetorder、xlssheetselectedを指定した場合、これらは無効とされ、本オプションが有効となります。 |
パラメータ | 機能 |
---|---|
-locale locale character codes | Excelの変換で使用するLocaleを文字列で指定することができます。このパラメータを指定しなかった場合は、システムのロケールが使用されます。対象外の場合は、en-USが指定されたとして変換されます。 対応しているLocaleは以下のとおりです。
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パラメータ | 機能 |
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-xlsrowcolcontrol 調整値 |
調整するパラメータの値を直接文字列で指定します。 調整値文字列 "row,col" 行の高さと列の幅を調整する値を%値で指定します。 指定は%付き数字を行高さ、列幅の順にカンマ区切りで記述します。 このオプションが指定された場合、-xlsrowcolcontrolfile の指定は無視されます。 例:行高さ105.5% 列幅95% -xlsrowcolcontrol "105.5%,95%" |
-xlsrowcolcontrolfile パラメータセットファイル名 |
キーとパラメータの組合せをXMLファイルで指定します。 XMLファイルには、キーとパラメータの組み合わせを複数記述することができます。 -xlsrowcolcontrol のオプション指定がある場合には、そちらが優先されます。 |
-xlsinfoview |
入力ファイルのデフォルトフォント名とフォントサイズ、各シートのプリンタ名を、エラーレベルをINFO(情報)にセットしたエラー情報として取得できます。 -xlsrowcolcontrolfileと同時に指定した場合、キーが合致したパラメータや、合致しなかった場合は合致しなかったことを取得できます。 |
パラメータ | 機能 |
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-xlspaper 用紙等指定文字列 |
用紙など印刷に関する指定を行います。 パラメータ値はカンマ区切りで記述され、先頭から順番に解釈されます(例:"A4,portrait"など)。 用紙サイズ・用紙方向・余白・拡大縮小の4つの要素を指定可能です。 記述に関してはExcelの用紙設定機能を参照してください。 xlspaperとxlspaperdefaultは同時に指定することができ、4つの要素ごとに、以下の優先順位に従って値が決定されます。 xlspaper指定 -> Excelファイルに保存された値 -> xlspaperdefault指定 -> プログラム内蔵のデフォルト値 |
-xlspaperdefault 用紙等指定文字列 |
Excelファイルに用紙指定が保存されていない場合に使用されるデフォルト値を指定します。 指定可能な要素は、xlspaperと同じです。 記述に関してはExcelの用紙設定機能を参照してください。 xlspaperとxlspaperdefaultは同時に指定することができ、4つの要素ごとに、以下の優先順位に従って値が決定されます。 xlspaper指定 -> Excelファイルに保存された値 -> xlspaperdefault指定 -> プログラム内蔵のデフォルト値 |
パラメータ | 機能 |
---|---|
-multivol | ExcelファイルをPDFに変換する場合、Sheet単位でPDFファイルを分割します。このパラメータにより、-start/-end パラメータの意味は、分冊単位の指定となります。 |
-pdffmt フォーマット形式文字列 | Sheet単位でPDFファイルを分割する場合、ファイル名末尾に付ける連番のフォーマットを文字列で指定します。 例えば、出力ファイル名が workbook.pdf の場合、 "-01" と指定すれば、workbook-01.pdf、workbook-02.pdf、… となります。 デフォルト値は "1"です。 |
パラメータ | 機能 |
---|---|
-pptnotes | PowerPointのノートを変換対象にします。 |
パラメータ | 機能 |
---|---|
-openpwd パスワード | Microsoft Office 97-2021で作成されたWord/Excel/Powerpoint(doc/xls/ppt/docx/xlsx/pptx)、およびPDFに設定されているパスワード保護を解除することができます。
Microsoft Office 2007/2010で対応している暗号化アルゴリズムは、ハッシュが SHA-1 、暗号は AES 128 となります。Microsoft Office 2013/2016/2019/2021で対応している暗号化アルゴリズムは、ハッシュが SHA-512 、暗号は AES 128 となります。 |
パラメータ | 機能 |
---|---|
-textwidth 値 -textheight 値 |
入力データにテキスト形式を指定した場合の用紙サイズを指定します。値には単位が指定できます。単位を指定しなかったときはptが指定されたものとみなされます。 |
-textmleft 値 -textmtop 値 -textmright 値 -textmbottom 値 |
入力データにテキスト形式を指定した場合の余白サイズを指定します。 |
-textfname フォントファミリ名 | 入力データにテキスト形式を指定した場合の出力フォントファミリ名を指定します。 |
-textfsize 値 | 入力データにテキスト形式を指定した場合の出力フォントサイズを指定します。 |
-textpnum | 入力データにテキスト形式を指定したとき出力にページ番号を付加します。 |
-textlnum | 入力データにテキスト形式を指定したとき出力に行番号を付加します。 |
-textloset 値 | 入力データにテキスト形式を指定したとき出力に行番号を付加する場合の本文との距離を指定します。 |
-textlfmt format | 入力データにテキスト形式を指定したとき出力に行番号を付加する場合の行番号フォーマットを指定します。 |
☞ | 変換元ファイルが小さいと、エンコーディングの判定ができず読み込みに失敗することがあります。 |
---|
値に付加する単位には、次のいずれかが指定できます。
表記 | 意味 |
---|---|
cm | センチメートル |
mm | ミリメートル。 1mm = 0.1cm |
in | インチ。 1in = 2.54cm |
pt | ポイント。 1pt = 1in/72 |
pc | パイカ。 1pc = 12pt |
jpt | 1jpt = 0.3514mm |
q | 1q = 0.25mm |
コマンドラインインターフェイスで変換を実行したとき、変換が成功した場合は 0 を、失敗した場合は 1 を戻り値として処理を終えます。-v などで変換を行わなかった場合の戻り値は 0 です。
以下は Windows版でのみ有効です。
プリンタ名は、Windows のスタートメニューの [設定]-[プリンタ] や、コントロールパネルの [プリンタとFAX] で表示される名前を指定します。
-p "Adobe PDF" -p "EPSON LP-2500"