1–1 用紙PDFに書き込める内容

本製品は、任意のPDFを読み込んで用紙/台紙とし、そのページ上にテキストや図形、画像などを自由に配置して、用紙の内容に追記・重ね書きして印刷したり、新しいPDFを出力したりするツールです。

追記できるオブジェクトの概要

追記・書き込みできるオブジェクトの種別名とその概要は次の通りです。「詳細は」で本文中で説明している箇所を参照(リンク設定)しています。アンダーラインの部分は本製品の具体的な機能名の一覧です。

テキストボックス
用紙PDF上に文字を入力する四角の領域で、用紙PDFの上にマウスでドラッグして作成します。罫線で囲まれた領域を自動認識して作成もできます。背景色、境界線の色を指定したり、テキストの配置を指定できます。計算式の設定もできます。
詳細は3–4 「テキストボックス」の操作
横書きテキストボックス、縦書きテキストボックス
画像
外部の画像ファイルを読み込み用紙PDFに貼り付けできます。他のPDFを画像に変換して取り込むこともできます。
詳細は3–10 「画像」の操作
BMP, JPEG, GIF, PNG, WMF, EMF, PDF
印影
日付印、認印を作成して印影として登録したり、画像を印影として登録ができます。丸秘などのスタンプが登録済みです。
詳細は3–12 「印影」の操作
日付印、認印、画像読み込み
修正テープ
用紙PDFの一部を削除したり隠したりします。文字を完全に削除する墨消しと、文字の上に地と同じ色のテープを貼り付ける修正テープがあります。
詳細は3–11 墨消し・修正テープの操作
墨消し、修正テープ
差込
用紙PDFにEXCELで作成したデータを流し込むボックスを設定します。印刷やPDFを作るとき、データの繰り返しを使ってページの繰り返しができます。
詳細は3–14 用紙PDFにデータを差込してPDF出力
差込フィールド、差込テーブル
グループ
複数のオブジェクトをグループ化して一つのオブジェクトとして扱えます。
詳細はオブジェクトのグループ化
直線・折れ線などで自由な線画図形を描画できます。拡大・縮小の他、頂点の位置の変更、頂点の追加・削除、矢印の大きさの変更ができます。
詳細は3–7 「直線、折れ線、自由曲線、多角形」の操作
直線、矢印直線、双方向矢印直線、折れ線、矢印折れ線、双方向矢印折れ線、自由曲線、矢印自由曲線、双方向矢印自由曲線、多角形
基本図形
オブジェクト一覧から選択して所定の図形を描画します。拡大・縮小、頂点の位置の変更、頂点の追加・削除、角丸の半径を変更したり、辺の長さの変更などができます。
詳細は3–6 「基本図形」の操作
四角形、角丸四角形、楕円、平行四辺形、台形、五角形、六角形、十字形、ひし形、チェックマーク、三角(右向き)、三角(左向き)、三角(上向き)、三角(下向き)、矢印(右向き)、矢印(左向き)、矢印(上向き)、矢印(下向き)、×マーク、正円、二重丸、吹き出し、括弧(左)、括弧(右)、中括弧(左)、中括弧(右)
テキスト修飾
用紙PDFの上のテキストを選択して設定します。ハイライトはテキストの無いところでも設定できます。
詳細は3–9 ハイライト・アンダーライン・取消線(「テキスト修飾オブジェクト」)の操作
ハイライト、取り消し線、下線
手書き
手書き操作で文字や絵を描けます。
詳細は3–13 「手書きオブジェクト」の操作
ペン、蛍光ペン
PDFフォーム
用紙PDF上にフォームオブジェクトを設定すると、PDF出力でPDFフォーム(AcroForm)を作成できます。
詳細は3–22 PDFフォーム
テキストフィールド、チェックボックス、ラジオボタン、ボタン、リストボックス、ドロップダウン

オブジェクト名

オブジェクトにはアルファベットで始まるオブジェクト名がついています。オブジェクト名はテキストボックスに式を設定するときに使います。編集中の用紙PDFに設定されたオブジェクト名の確認方法は2–8 操作画面表示項目の変更を参照してください。