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PDF Tool API機能紹介: V8.0 の新機能

※V8.0は、2025年7月31日より販売を開始します。

『PDF Tool API V8.0』で新たに追加/強化された主な機能について、紹介します。

ライブラリの主な新機能

PDFの規格への変換と準拠確認の強化

PDF/A-1b、PDF/A-2bに加え、PDF/A-3b、PDF/A-1a、PDF/A-2a、PDF/A-3a、PDF/A-4、PDF/A-4e、PDF/A-4f、PDF/E-1への変換・準拠確認に対応しました。

  • PDF/A-1a、PDF/A-2a、PDF/A-3aへの変換と準拠確認

    チェックマークタグ付きPDFに対して処理を行います。

  • PDF/A-4、PDF/A-4e、PDF/A-4fへの変換と準拠確認

    チェックマークPDF2.0ファイルに対して処理を行います。

  • PDF/E-1への変換と準拠確認

    チェックマーク3D画像が付いているPDFの場合、3D画像のSubTypeが「U3D」のときに処理を行います。

注釈の埋め込み

外観を持つ注釈に対し、「注釈」としてではなく、フォームXObjectとしてページのコンテントに埋め込みます。

処理対象の注釈の種類
  • スタンプ
  • 矩形
  • 多角形
  • 折れ線
  • FreeText(引き出し線あり)
  • FreeText(引き出し線なし)
  • Widget(ボタン、ラジオボタン、チェックボックス、テキストフィールド、リストボックス、コンボボックス)

※境界線種「雲型」は非対応です。

フォームフィールド対応

PDFのフォームフィールドについて、新規作成と情報取得ができるようになりました。

フォームフィールドの新規作成が可能な種類
  • テキストフィールド
  • チェックボックス
  • ラジオボタン
  • リストボックス
  • ドロップダウン
フォームフィールドの情報取得
フィールド名と値を取得します。

レイヤー関連処理

レイヤーのフラット化
レイヤーの内容をページコンテントに統合し、「レイヤー」としてのオブジェクトは削除します。
その他
  • レイヤー情報の取得と編集ができます。
  • グループ化されたレイヤーを解除します。

テキスト関連処理

テキスト検索
  • キーワード検索で正規表現が使えるようになりました。
  • 検索箇所にRedaction注釈(墨消し注釈)を付与します。
テキスト抽出
  • 行末に改行コードを入れるオプションを追加しました。
  • 指定矩形ごとにテキスト抽出します。

    チェックマークV7.0/V6.0では、指定した複数の抽出範囲のテキストをひとつのまとまりとして抽出します。

テキスト描画
  • 絵文字フォントの描画に対応しました。
  • グリフが存在しない場合はエラーを出すようにしました。

    チェックマークV7.0以前は、グリフが存在していなくても描画処理します(正常処理扱い)。この時、テキストはグリフがないので文字が表示されないか、あるいは“□”(トーフ)で表現されます。

新規作成・編集に対応する注釈の種類を追加

テキスト(ノート)、スタンプ、ファイル添付、ハイライトに加え、対応可能な注釈の種類を追加しました。

新規作成が可能な注釈の種類
  • 矩形
  • 多角形
  • 折れ線
  • FreeText(引き出し線あり)
  • FreeText(引き出し線なし)
  • 下線
  • 波線
  • 取り消し線
編集が可能な注釈の種類
  • 矩形
  • 多角形
  • 折れ線
  • 下線
  • 波線
  • 取り消し線

※新規作成・編集とも、境界線種「雲型」は非対応です。

コンテントへの図形描画

コンテントへ描画できる図形の種類に、多角形(Polygon)と折れ線(Polyline)を追加しました。

ロングパス対応(Windowsのみ)

ロングパスに対応しました。

その他に追加した機能

画像透かし、PDF透かしのカスタム角度設定
透かしを、任意の角度に回転させて挿入することができるようになりました。任意角度に回転した画像透かしは、Acrobatで編集可能な透かしとして挿入することが可能です。
PDFの指定したサイズにページを拡大・縮小する
任意のサイズ、あるいは「PDF Tool API」で定義している用紙サイズを指定し、縦横比を維持したまま指定サイズに拡大・縮小することができます。
  • 指定サイズの上限値:3276.7mm
  • 指定サイズの下限値:25.4mm
最適化処理オプションの追加
「PDFの最適化」項目の種類を増やしました。
  • タグ削除
  • PieceInfo削除
  • 添付ファイル削除
PDF規格ファイルの処理オプション
PDF/Aなどの規格ファイルに対する処理オプションを設けました。これまでPDF Tool API側で自動的に処理していましたが、使用者で制御できるようになります。

<処理方法の種類>

  • エラーにする
  • PDF規格情報はそのままの状態で処理を行う
  • PDF規格情報は削除する(デフォルト/コマンドラインでの動作)
その他の改善した機能
  • TextBoxに線種を設定するプロパティ(LINE_STYLE_SOLID、LINE_STYLE_DASHED)を追加
  • JavaScriptアクションの取得
  • DeviceNカラーの作成

コマンドライン機能の強化

★- ラベルは記載のバージョンで新しく追加されたコマンドです。

テキスト検索コマンド★V8.0
指定されたキーワードを検索し該当箇所にハイライト注釈またはRedaction注釈(墨消し注釈)を付与します。キーワードは3個まで指定可能です。正規表現も利用できます。
PDFの編集(ファイルの結合やページの操作)
  • ページ拡大・縮小コマンド★V8.0
    パラメーターで定義されている用紙サイズを指定しそのサイズに縦横比を維持したまま拡大・縮小できます。
  • 文字列追加コマンド
    ページ番号の複数指定に対応しました。
抽出
  • 画像抽出コマンド
    指定解像度以上・以下で抽出など、抽出条件パラメーターを追加しました。
  • テキスト抽出コマンド
    領域指定パラメーターを追加しました。領域は複数指定できます。
情報取得・プロパティの設定
  • ページサイズの取得コマンド★V8.0
    PDFのページサイズを取得します。
  • カスタムプロパティ設定コマンド★V8.0
    カスタムプロパティの設定ができます。
  • PDFの情報取得コマンド
    カスタムプロパティの名前と値の取得機能を追加しました。
    文書情報と総ページ数、セキュリティ情報、開き方設定などパラメーターを指定することで、取得データを限定することができます。
テキスト・画像・PDFの透かし挿入コマンド
Acrobatで編集可能な透かしとして挿入するオプションを追加しました。
最適化コマンド
添付ファイルの削除、タグの削除、Piecelnfoの削除のパラメータを追加しました。
PDF/A変換コマンド/準拠確認コマンド
  • PDF/A-3bへの変換と準拠確認
  • PPDF/A-1a、PDF/A-2a、PDF/A-3aへの変換と準拠確認

タグ付きPDFに対して処理します。

バージョン情報取得コマンド★V8.0
『PDF Tool API』のバージョンとライセンス情報を取得します。