PDF Tool API機能紹介: V7.0 の新機能
『PDF Tool API V7.0』で新たに追加/強化された機能について、紹介します。
評価版をぜひお試しください!お申し込みはこちらのページです。
ライブラリの新機能
PDF2.0対応
PDF2.0のPDFファイルの読み込みに対応しています。
処理対象のファイルがPDF2.0の場合、セキュリティ設定処理と注釈作成処理は、PDF2.0仕様の動作となっています。
PDF/A-1b、PDF/A-2bへの変換
入力PDFファイルをPDF/A-1b、PDF/A-2bに変換します。
PDF/A-1b、PDF/A-2bの準拠確認処理もできます。
PDF/Aは文書の長期保存を目的とした国際基準規格です。
- [PDF資料室]
PDFフォームデータのXFDFへのエクスポートとXFDFからのインポート
PDFフォームのデータをXFDF形式でエクスポートします。
XFDF形式のPDFフォームデータをPDFにインポートします。
- 「XFDF」とは、「XML Forms Data Format」の頭文字で、ISO 19444-1 で規定された文書形式です。
証明書によるセキュリティ設定
X.509形式の証明書を使用してセキュリティ設定を行います。
ひとつのPDFに対し複数の証明書ファイルを指定することができます。証明書ごとにセキュリティの権限設定が可能です。
暗号化されているファイルを読み込む場合、PKCS#12形式の証明書を使用します。
テキストボックス機能(文字装飾対応/化学式対応)
メリット
- まとまったテキストをPDFページ上に挿入する場合に便利な機能です。
- 横書き、縦書きの両方に対応しています。
テキストボックス内のテキストに対して、以下の装飾が可能です。
- フォントの種類とサイズ
- 文字の輪郭色、塗りつぶし色
- 透明度
- 太字
- 斜体
- 上付き文字、下付き文字
- 下線
- 取り消し線
- 化学式・イオン式
- テキストの折り返し
テキストボックスに対して、以下の指定が可能です。
- 輪郭線の色
- 背景の色
Separation Colorの対応
Separation Color(特色)を新規に作成できます。
作成したSeparation Colorを使用して、図形やテキストの描画、色透かしやマスクの処理ができます。
- ※ 作成されるSeparation Colorは、ファンクションは「タイプ2(指数補完)関数」、代替カラースペースは「CMYK」のみとなります。
画像の入れ替え
PDFページ上の画像を他の画像に入れ替える処理を支援するインターフェースを追加します。
- ※ その画像が入れ替え対象であると判定する処理や画像加工処理は含まれていません。
エレメントの情報取得
PDFページ上にあるテキスト、画像、図形などの「エレメント」の情報を取得します。
次のような情報の取得が可能です。
- エレメントを囲む矩形座標
- 直線などの開始位置と終了位置の座標
- 色
- フォント情報
テキスト透かしの追加機能
透かしとするテキストに下線を付けるオプションを追加します。
透かしとするテキストが複数行の場合、右寄せ、左寄せ、中央寄せを指定できます。
画像・PDF透かしの追加機能
透かしとする画像やPDFを任意の角度に回転します。
透かしのAcrobat互換仕様対応
Adobe Acrobat © の「透かし」機能で編集可能な透かしを作成するオプションを追加します。
コンテントへの画像描画処理の強化
描画する画像を任意の角度に回転します。