オブジェクトの作成、選択、移動、コピー、貼り付け、サイズ変更などの基本操作について説明します。オブジェクトの種類については1–1 用紙PDF、書き込める内容、保存および出力されるファイルを参照してください。なお、手書きオブジェクトについては操作方法が異なるためここでの説明から除外しています。3–21 手書きオブジェクトの操作を参照してください。
オブジェクトを作成するには、リボン「ホーム」タブの「オブジェクト」グループにあるコマンドやオブジェクトギャラリーから、作成したいオブジェクトの種類を選んでクリックします。オブジェクトギャラリーは「書式」タブや「テキスト書式」タブにもあります。
オブジェクトを選んだ状態でマウスを用紙PDF上に持って行くとマウスポインタの形が「十」(十字形)に変化します。適当な場所でクリックするか、マウスドラッグしてください。クリックとマウスドラッグでは、作成されるオブジェクトに次のような違いがあります。
テキストボックスの作成については3–11 テキストボックスの作成と操作を参照してください。
差込フィールドの作成については3–27–1 差込フィールドの作成と操作を参照してください。
なお、「瞬簡PDF 書けまっせ 8」から用紙PDFの全体の入力枠を自動認識してテキストボックスまたは差込フィールドを作成する「文書自動認識」機能が追加になりました。詳しくは3–25 文書自動認識を参照してください。
正方形の作り方
マウスポインタが十字形のときに[Shift]キーを押しながらドラッグすると、正方形のオブジェクトになります。
オブジェクトの連続作成
[Ctrl]キーを押しながらオブジェクトコマンドをクリックするとオブジェクトの連続作成モードになります。連続作成モードでは、オブジェクトを作成後、次のオブジェクトを作成するために再度オブジェクトコマンドを押す必要がありません。[ESC]キーを押すかリボンの他のコマンドを押すと終了します。3–35–1 オプションの一般で連続作成モードを既定値にできます。
テキスト修飾オブジェクト(ハイライト、アンダーライン、取り消し線)は、初期状態で連続作成モードに設定されています。
オブジェクトを選択するには、リボン「ホーム」タブの「ツール」グループにある「選択」コマンドをクリックし、「オブジェクト選択モード」にします。
オブジェクト選択モードで、オブジェクトの枠線または背景(背景色が塗られている場合)の上にマウスポインタを持って行くとマウスポインタが十字形に変化します。この状態でクリックするとオブジェクトを選択できます。
オブジェクトの選択状態を解除するには、[ESC]キーを押すか、用紙PDF上の何もない部分をクリックするか、用紙PDFの表示しているページを切り替えます。
オブジェクトを複数選択するには、次のいずれかの操作を実行します。
[Ctrl]キーを押しながら選択中のオブジェクトをクリックすると選択を解除します。また、表示するページを切り替えてもオブジェクトの選択が解除されます。
オブジェクトの枠線部分または背景(背景色が塗られている場合)をドラッグすると、オブジェクトを移動できます。複数選択されているときは、それら全てが移動します。
また、オブジェクトを選択してキーボードの カーソルキー([↑][↓][←][→])を操作することでもオブジェクトを移動できます。この時[Ctrl]キーを押しながらカーソルキーで操作すると少し速く移動します。
オブジェクトを複数選択して整列したり、サイズを揃えたりできます。詳しくは3–10 オブジェクトの配置とサイズの調整を参照してください。
オブジェクトをコピー、切り取り、削除するには次のいずれかの操作を実行します。
コピーまたは切り取ったオブジェクトを貼り付け(ペースト)するには次のいずれかの操作を実行します。
右クリックメニューから貼り付けた場合はクリック地点に貼り付けられます。
オブジェクトを選択すると、四隅と四辺に「ハンドル」(小さな四角)が表示されます。マウスポインタをその上に置くと図3・23 テキストボックスのサイズ変更のようにポインタの形が変わります。
この状態でドラッグすると、オブジェクトのサイズを変更できます。また[Shift]キーを押しながらドラッグするとオブジェクトの縦横比を維持したままサイズを変更できます。
リボン「書式」タブの「オブジェクト」グループにある「縦横比を維持」にチェックを入れると、縦横比を維持したままサイズを変更、このチェックを外すと、オブジェクトのサイズを自由に変更できるようになります。画像オブジェクトなどでは最初からこのチェックが入っています。
オブジェクトを複数選択して大きさを揃えられます。詳しくは3–10 オブジェクトの配置とサイズの調整を参照してください。