Office Server Document Converter 機能紹介:V7.2の機能と特長
Office Server Document Converter V7.2 で強化された機能についてご紹介します。
PDF2.0の仕様に対応
PDF2.0の出力と入力に対応しました。
- PDF2.0を出力する場合は、PDF出力に関するパラメータでPDFのバージョンを指定します。
-pdfver PDF2.0 - PDFからPDFへの出力では、出力するPDFと元のPDFのメジャーバージョンが異なる場合は変換できないため、PDF1.xをPDF2.0へ出力することはできません。
- PDF2.0は、Adobe Acrobat(Reader)10.0以降で閲覧することができます。
DocuWorksファイル(.xdw)の変換に対応
DocuWorks のバージョンは、V4/ V5/ V6/ V7/ V8 が対象になります。
文書ファイルなど(Word, Excel, PowerPoint, 画像ファイル, テキストファイル)を取り込んで作成したDocuWorksファイル(.xdw)の変換に対応します。
OSDCはDocuWorksファイル(.xdw)内に取り込まれた(添付された)文書ファイルを変換対象とするため、DocuWorksファイル内に文書ファイルが存在しないとエラーになります。
ファイルの変換における主な制限事項は下記のとおりです。
- DocuWorksバインダー文書(拡張子:xbd)、DocuWorks入れ物(拡張子:xct)には対応しません。
- セキュリティが設定されたファイルはエラーとなります。
- 署名されたファイルは、セキュリティ設定扱いとなり、エラーとなります。
- 変換時にテンポラリファイルが生成されます。
Excelファイルの再現性の改善
セル内の「均等割付」と「両端揃え」の仕様を変更することでレイアウトの再現性を改善しました。
- 「横位置」の「均等割付」の再現性を改善
- 「縦位置」の「均等割付」の再現性を改善
- 「横位置」の「両端揃え」の再現性を改善
- 「縦位置」の「両端揃え」の再現性を改善
- セルの高さと幅の再現性を改善
- Excel変換のセルの高さと幅のサイズを取得する仕様を変更
Wordファイルの再現性の改善
以下の仕様を変更することでレイアウトの再現性を改善しました。
- Word変換のセルの縦の罫線の開始と終了の基準位置の変更
- Word変換のセル内のテキストの開始位置の変更
- Word変換のプログラムが固定値で持っていたフォントの種類毎の行の高さについて、フォントファイルのメトリックス情報からフォントの高さ(Height)を取得するように変更
その他
Office Server Document Converter V7.1 で新たに実装された機能に関しては、「V7.1の機能と特長」をご参照ください。
Office Server Document Converter V7.0 で新たに実装された機能に関しては、「V7.0の機能と特長」をご参照ください。