閲覧制限期限

PDF Serverでは、出力PDFファイルに有効期限、または閲覧可能なファイルの保存場所を設定する事ができます。この機能は、PDFファイルにJavaScriptを埋め込む事によって実現しています。設定は、[変換設定] → [出力設定] → [PDF設定] → [閲覧制限設定]で行います。

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注意

  • 「閲覧制限設定」機能は、セキュリティを目的としたものではありません。PDFファイルを設定された期間以外に開いたときなど、予め設定した条件が有効なものではないことを明確にするためのものです。
  • 「閲覧制限設定」機能は、Acrobat JavaScriptによって実現しています。PDFファイルを閲覧するソフトウェアには、Acrobat JavaScriptをサポートしていないものがあり、そのようなソフトウェアを用いて閲覧する場合には、正しく機能しません。

有効期限の場合、「期間設定」もしくは「経過日設定」のいずれかで設定します。
「期間設定」では「開始日」または「終了日」、もしくはその両方を設定し、その該当する期間だけPDFファイルの閲覧を許可します。
「経過日設定」はPDFファイルに変換した日を起点にして設定した日数後に閲覧開始、または閲覧終了するかを設定します。閲覧開始は午前0時、閲覧終了は午後23時59分がリミットです。

閲覧場所を制限する場合、閲覧を許可するファイルの保存場所(フォルダパス、もしくはURL)を設定します。(フォルダパスを設定する場合には、フィールド右の「参照…」ボタンをクリックして表示される「フォルダの参照」ダイアログを利用できます。)

有効期限切れや閲覧を許可された場所以外に保存されているPDFファイルを表示すると以下のように「警告メッセージ」フィールドに入力した文字列が表示されます。

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Adobe Readerなどのビューワー側で「JavaScript」が無効だった場合、またAcrobat JavaScriptをサポートしていないビューワーで閲覧した場合には以下のようなメッセージが表示されます。

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これは閲覧の有効期限がまだ切れていないが、有効期限が設定してあるPDFファイルの場合も同様です(JavaScriptを有効にすると閲覧できます)

注意

  • 有効期限を判定するための日時は、閲覧するPCに内蔵されている時計を用いています。当然のことですが、この時計の日時が正確ではないと期待通りに機能しません。
  • 環境によっては、閲覧条件を満足する状態で有効期限が設定されているPDFファイルを開いた時に一瞬だけ警告メッセージ(上記の場合は「Expired!」)が見える場合がありますが、これは製品の仕様です。